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労働者は時間を売る、折りたたみ北京【読書感想文】

中国のSFはおもしろいと4,5年前に言われ、やっと読みました。当時三体も流行ったけど、まだ読めてない。。。折りたたみ北京はSFの短編集です。

もくじ

今回は、折りたたみ北京の中の”麗江の魚”の感想文です。
労働者階級は時間感覚圧縮をして、能力だけでなく時間を圧縮して成果を出す。たぶん寿命が縮む感じ。途中で時間間隔を戻すためにリハビリも必要。資本家階級は逆に時間感覚拡大をして、寿命を延ばす。
いまの世界と同じ世界。ビジネスのスピードを上げるためには、技術や能力だけなく、時間と寿命も捧げることになるのか、、、
結局、お金で寿命が買えるようになるのか。。。資本主義ですもんね。最近の日本の資本主義も進行してて、ちょっとしんどいですよね。。。

酸素吸引って、あれは水素水とかと違って本物だと思う。酸素を吸うと肉体的疲労は回復するけど、酸素って吸いすぎると酸化して死ぬので、極端な話スピード回復した分、若干老化するってことだと思う。なので、これを応用すれば、スピードアップ=時間感覚圧縮は可能なのかも。。。時間感覚拡大はどうなんだろう。。。

私は結局仕事に楽しみを覚えたので、ハムスターが檻の中で走り続けている状態。何に楽しみを覚えるのが正しくて、どう生きるのが正しいのだろうか。私は、人生にそんなに楽しみがない。死ぬことを恐れてお金稼ぎをするわりに、なんで生きてるんだろう。きっと本能だな。仕事に寿命も捧げよう。あっ、時間感覚圧縮の一種に退職年齢の引き上げがあるか、、、圧縮はされないが、寿命を使うって意味では一緒かな。

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