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仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する【読書感想文】

業務改善の問題地図を買いました。電脳会議という広告に載っていて気になったので。(※アフェリエイトしてません。仕事で必要な知識を得るために技術評論社の本はいっぱいお世話になっています。え!?電脳会議って技術評論社から発行してたの?知らなかった。。。URL貼るときに知りました。)

ものづくりの現場でITが普及しないなぁ、ものの考え方がいつまで経ってもアナログで、デジタルにならないなぁと思っていました。改善する気がないのかなぁ、みたいな。そこで、↓の本を読んでみたけど、あるあるがいっぱい載っているので、まぁなんか思い出を振り返っただけの感じでした。本は悪くないんですけど、「原因は共通してこれ」(共通とまでは言ってないけど)「改善方法は一案出すけど、会社の文化に合わせてどうぞ」って感じに受け取りました。もしかして、広告宣伝の本なのかな?一時はやりましたよね、広告宣伝本。「富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか」あたりで本の中にも、広告宣伝本があるって知りました。2008年だからもう15年前か、、、

でも失敗事例と敵を明確にしてくれているので、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」的なヤツですかね(引用が古いかな?)。
そこで、「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」(さらに古い!古典!)で改善の邪魔をする敵を知り、会社という環境を理解して、改善に取り組むべし。さらに言うなら、敵を理解したなら、
「百戦百勝は善の善なる者に非ず」→もう戦うな、と。レールを敷いて敵の知らないうちに、敵を改善の旗振り役に仕立てる。しかも希望して旗を振らせる。→理想論。いっただけ。私にはできない。できないゆえに転職。いや、本当はやろうと思うほどの愛情がその組織に対してなくなったことが転職のきっかけです。空回っても、愛情があれば動きますからね。

この本でおもしろい言葉を見つけました。
パーキンソンの法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
期限を切れよって話。たとえるとパワーポイントの誤字を直して装飾する暇があったら、もっと大きな仕事があるでしょうって話。伝わればいいでしょう。なんで意図は伝わったのに、誤字で文句言うの? 目的はなんでしたっけ? そんなところに価値を求めてどうするんよ。その課長の方針で課の生産性は下がるぜ。

じゃあ、急ぎじゃない中長期的に重要度の高い仕事は?本人の裁量に委ねられるのか、、、メインをほどほどで完成させて、装飾で遊ぶこともできるし。メインで本気を出して100%の完成度にして、時間が足りずありあわせの時間で装飾せずに誤字脱字で成果を報告。内容は目標達成なので評価はほどほどで、誤字のせいで減点される。→なんで減点方式やねん

ちなみに、今の私の仕事は、改善ではなく。改革です。改善は一歩ずつ進めていき、改善結果が今の延長線上にあるのでなんとなく結果を想像できます。改革は、一歩ずつ進めては行けない、非線形な変化を起こします。階段ではなく、エレベータを設置するようなイメージですかね。階段で上空333mまで登るのは大変ですがエレベータなら可能かも(しらんけど)。
今のしくみで安穏としていた人からすると反乱軍が来た感じ。次のしくみが見えないし不安。次のしくみで同じ成果と評価がもらえるかわからない。でも組織として容認しているというか、斡旋して改革をするグループを作っていますので、反乱軍に見えますが仲間なのです。改革が終わっても、どうぞご無事で!お互いレベルアップして未来であいましょう!

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