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2021年ファジアーノ岡山マッチレビュー

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2021年10月の記事一覧

続・これくらいはやれる~J2第34節 ファジアーノ岡山 VS 松本山雅FC~

続・これくらいはやれる~J2第34節 ファジアーノ岡山 VS 松本山雅FC~

スタメン 両チームのスタメンはこちら。

前半 シーズン途中で柴田氏が解任、名波氏の体制になってから明らかに後方からボールを保持して地上戦主体に運んでいくことを志向しているようになっている松本。試合の立ち上がりからGKの村山で始まるプレーで近くの選手に繋いでいく選択がほとんどだったのがその証拠だろう。相手方の事情なのであまり言うのもどうかとは思うが、J3リーグへの降格がちらつくJ2リーグの残留争い

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これくらいはやれる~J2第33節 東京ヴェルディ VS ファジアーノ岡山~

スタメン 両チームのスタメンはこちら。

前半 シーズン途中からの前体制の引き継ぎがどうのこうのというより、そもそも後方からボールを保持していこうとすることに抵抗のない東京V。この試合の前半では、CBのンドカと若狭をボール保持の始点に、SBの山本と深澤がサイドの低い位置にポジショニングして最終ラインの4枚を中心に左右にボールを動かしながら、アンカーのポジションを取る(⇒岡山の第一ライン、上門-山本

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全体的にはポジティブ~J2第32節 FC琉球 VS ファジアーノ岡山~

スタメン 両チームのスタメンはこちら。

前半 岡山と琉球のマッチアップでありがちなのは、ボールを保持して後方から前進させていこうとする琉球に対して岡山が4-4-2のブロックをセットして琉球のボールを引っ掛けてのカウンターを狙う、という展開。ただこの試合では、立ち上がりから攻勢を強めていたのはむしろ岡山の方であった。立ち上がりの岡山の攻撃の軸となっていたのは、スタートからの組み合わせと

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無為な1/4のツケ~J2第31節 ファジアーノ岡山 VS ブラウブリッツ秋田~

無為な1/4のツケ~J2第31節 ファジアーノ岡山 VS ブラウブリッツ秋田~

スタメン 両チームのスタメンはこちら。

秋田の超局地戦、岡山のCH↔️SHシャッフル まずは秋田の極めて特徴的なサッカーについて見ていく。簡単に言うと「右サイドにロングボールを入れて局面で密集を作る→セカンドボールを回収する→直線的に前に運んでのクロス、または深い位置でのスローインなりCKなりのセットプレーで攻撃を終わらせる」このサイクルを延々回していこうとするチームと言っても良い。

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