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女性の発達障害について考える③女性の役割と社会的イメージ


はじめに

noteを始めて遂に100記事目になりました。

100記事目記念として
今回は久しぶりに女性の発達障害について
考えようと思います。

今回のテーマは「女性の役割と社会的イメージ」

私は「もっと単純に生きれたらなあ」
思うことがよくあります。
しかし中々現実ではそうはいきません。

女性は年齢を重ねると様々な問題に直面します。
その中でも特に問題になるのが
「結婚」と「育児」

特に独身女性は結婚問題
結婚されている女性は家庭問題
それぞれ悩まされます。

私は独身なのでよく家族から

「いつまで独身でいるの?」
「彼氏とかいないの?」
「結婚とか考えないの?」

などしつこく聞かれます…

発達障害女子にとって結婚や育児は
新たなストレスのもと。

今回の記事では
本来持つ女性の役割や社会的イメージから
発達障害女子の存在について考えます。

❶女性の持つ役割

まず女性は男性よりも役割が複雑です。

男性と比べると

  • キャリアウーマンとしての「自分」

  • 妻としての「自分」

  • 母親としての「自分」…

色々なアイデンティティを求められるだけでなく

時には同性同士・男性相手・ママ友相手
役割に応じた仮面を被って
その時の「自分」の役割を果たしていく
感じです。

さらに女性は生物学的にも歴史学的にも
「家庭を支える」ことが主な役割でした。

今では女性の社会進出
男性の育児参加などの影響から
役割自体も変化しつつありますが

「家庭を支える」という役割は
依然として女性の役目という偏見はありますし

また男性よりも女性の方が
「家族を守る」本能が強いのもあります。

❷女性のイメージ

女の人は小さい頃から「女の子」として扱われます。
そして「女の子らしさ」を求められます。

「女の子らしさ」って何なのでしょうか?

「女の子らしさ」と聞いてイメージするのは

  • 礼儀正しくおしとやか

  • 清潔感がある

この2点かなと思います。

つくづく思うと女性は男性よりも

「お行儀よくしなさい」
「礼儀正しく振る舞いなさい」
「おしとやかになりなさい」
など

振る舞いや身だしなみについて
細かく注意されることが多い
気がします。

私自身も小さい頃から
行儀や身だしなみを細かく言われてきました。

他に男の人よりも
清潔感を求められるというのも大きいと思います。

「女性とはこうあるもの」
というイメージもあるため

発達障害の特性で躓いても
本人の性格の問題として片付けられやすく

また大人しいタイプの人が多いので
中々特性に気づきにくいです。

❸女性は「共感性」を大事にする

女性は「協調性」「共感性」
大事にする傾向が強いのも特徴です。

そのため女性は集団で行動することが多く
グループ独自のルールや暗黙の領域が存在します。

しかし発達障害女子さんは

暗黙の領域が分からなかったり
協調性が欠けていたり
感情や反応に淡白だったり
するので

  • グループに入っても仲間はずれにされた

  • グループに入っていたけど浮きがちだった

  • どのグループにも入れてもらえず一人ぼっちで過ごしていた

などと集団行動について
苦い経験を抱えている方は少なくありません。

発達障害女子さんは
共感性や協調性が身につきづらいので

みんなが笑っているような場面でも
「なんで笑っているんだろ?」
と一人だけ真顔になることも。

「無表情が怖い」
「みんなといても楽しくないの?」
と相手から不信感を持たれるだけでなく

自分でも「みんなと同じように楽しめない」
と違和感を感じるようになります。

そこで発達障害女子さんは
カムフラージュして周囲に適応しようとします。

発達障害女子さんは
カムフラージュが得意なので

ちょっと見では発達障害を抱えているとは
気づかれにくいです。

↑発達障害女子さんのカムフラージュについては
こちらの記事に挙げています。

【まとめ】女性の苦労や困難

女性の持つ特徴や生じる苦労についてまとめます。

  • 男性と比べると「普通」を強いられる

  • 性ホルモンの活発化により身体つきが変わり生理が始まる

  • 性被害に遭いやすい

  • 結婚出産といったライフイベントがある

  • 生理や出産といった身体的負荷がかかる

女性は男性と比べると
「普通」を強いられる傾向が強いです。

思春期を迎えると
身体つきの変化生理が始まります。
性被害に遭うことも少なくありません。

大人になってからは
結婚出産といったライフイベントもあります。

出産したら子育てに時間を割かれやすくなり
母親としての役割を求められるようになります。

家事や育児はマルチタスクの連続なので
発達障害女子にとって日々が戦場のようなもの。

発達障害女子の抱える問題は

  • 発達障害だと気づかれない

  • 本人も気づいていない

  • 受診しても診断されない(誤診される)

  • 性被害に遭いやすい

  • 同性から嫌われやすい

  • 「普通」を強いられやすい

  • 男性と比べるとおとなしい傾向があるため目立ちにくい

などが挙げられます。

例えば仕事内容はほとんど
マルチタスクの作業が多いのが特徴です。

複数の仕事を同時にすることを求められるので

やるべきことの順序がつけられない
仕事に集中できない
仕事に時間がかかる…

などの悩みが生じます。

さらに
職場の人間関係が良くない
ギスギスした雰囲気がいつも漂っている

など環境が良くないところだと
ガマンしてしまうことが多く
発達障害女子にとってストレスになることも。

結果仕事が長続きせず
1〜3年という短い期間で辞めてしまう方は多いです。

その後も発達障害女子は
転職を繰り返してしまいがちになります。

結婚して家庭に入ると
今度は家事や育児があります。

さらにママ友との付き合いや
PTAなどの集まりにも参加しなくてはならないなど
マルチタスクの連続です。

子供が生まれると
子供は母親の愛情を求め

周囲からは
母親や妻としての役目を求められます。

しかし発達障害女子は
親子愛や家族愛に淡白です。

母親らしさや妻らしさが分からず
様々な役割をこなせず躓きやすいことから

自分に自信を失くし、母親や妻としての役目に
発達障害女子は一番苦悩しやすくなる
のです。

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