はじめに

思春期を迎えると
『性』の問題が立ちはだかってきます。

思春期を迎えると
性ホルモンが活発になることから
男子も女子もそれぞれ身体つきが変わります。

男子の場合は

• 声変わり

• 身長が高くなる

女子の場合は

• 生理が始まる

• 身体つきが丸みを帯びる

• 胸が膨らむ

などといった変化が起こります。

また男女ともに
異性と付き合うようになります。

変化が苦手な発達障害女子にとって
思春期に起こる身体の変化は
戸惑いが大きいもの。

また異性との付き合いが
よく分からないことから

時には性トラブルに
巻き込まれることもあります。

今回は発達障害女子と性問題について
考えていこうと思います。

発達障害女子の抱える性の悩み

発達障害女子は性問題について
様々な悩みを抱えています。

発達障害女子が抱える『性』の悩みは
どのようなものがあるのでしょうか？
主な悩みをまとめてみました。

(主な悩み)

• 身近な人から性行為を受ける

• ストーカーにあいやすい

• ストーカーになりやすい

• 性依存になりやすい

• ホストにハマりやすい

• 異性との付き合い方が分からない

• セクハラの被害を受けやすい

• 人前でも平気で性的な話題を持ち出す

• 生理や身体の変化に不安を抱える…etc.

発達障害女子の性問題には
発達障害の特性が絡んでいる事も大きいです。

次からは性の悩みの特徴や原因について
分かりやすく解説していきます。

○性トラブルに巻き込まれやすい

発達障害女子は
性トラブルに巻き込まれやすいです。

本音と建前を見分けられず
異性の優しい言葉を信じて騙されたり
身近な人から身体を触られるようになったり
性行為を強要されたりしてしまうなど

性トラブルに遭遇した・巻き込まれかけた
という声も少なくありません。

発達障害女子の場合
「お世辞が分からない」「嫌と言えない」
という特性から

セクハラ行為や性的行為に中々気づけない
気づいていても嫌と言えず我慢してしまう

その結果、ますます
性行為から逃れられなくなってしまう…
というケースは多いです。

○ストーカーになりやすい

他に発達障害あるあるの特性
「距離感が近い」ことも
性問題ではトラブルの原因となることも。

他者との適切な距離が分からず近づき過ぎたり相手の顔をじっと見つめ続けたりなどして

相手から怖がられるなどといった
誤解を生み出してしまいかねないのです。

他に発達障害の「こだわりが強い」特性から
好きな相手に対してつきまとったり
強い執着心を見せたりします。

他人の立場になって考えるという
客観力の弱さも相まって

その結果ストーカー行動に繋がり
トラブルを起こしてしまうことも。

○異性との付き合い方が分からない

発達障害の特性上

• コミュニケーション面で躓きやすい

• 社交的な振る舞いが身につきづらい

• ファッションに興味関心が無い

などの悩みを持つ発達障害女子。

興味の差が強くて相手と話が合わなかったり
身だしなみに無頓着過ぎたり
相手に対して気遣いがとれなかったり

などから恋人とギクシャクしやすくなります。

また発達障害女子は
男子と話が合いやすいので

他の男子と話しているところを見られて
恋人から誤解され喧嘩に発展することも。

また思春期以降、異性と付き合うことは
性的な関係を持つことを
意味するようになります。

そこを理解しておかないと
時には求めていない性行為に発展して
性トラブルに繋がることも少なくありません。

○身体つきの変化に戸惑う

思春期は声変わりや初潮など
身体にも大きな変化を及ぼす時期。

発達障害女子さんの場合
「急な変化が苦手」な特性から

思春期になると起こる身体つきの変化に
強く戸惑いを見せることも少なくありません。

特に女性は胸が多くなったり
初潮を迎えたりするので

変化していく身体に嫌悪を見せ
「気持ち悪い」と感じることも。

○羞恥心が薄い

他に「羞恥心が薄い」という特徴があります。

例えば人前でも平気で着替えたり
下着姿でくつろいだり
性的な話題を口に出したりなどして

周囲をドン引きさせることもあるのです。

また身体の性的部分を触ったり
他人に見せたりなどする
「性問題行動」を取ってしまうことも。

○性依存になりやすい

発達障害を抱える人は依存しやすいです。

発達障害女子は

小さい頃から怒られたり
馬鹿にされたりしてきた影響から

基本自尊心や自己肯定感が低い方が多いです。

その影響から

自分に優しい言葉をかけてくる
優しく接してくれる人に
依存しやすくなる傾向があります。

その傾向から
ホストにハマって貢いだり
性依存に陥りやすかったりするのです。

発達障害女子が性トラブルから身を守るには？

発達障害の特性上

• コミュニケーションの困難

• 客観力や想像力の弱さ

• 依存性が強い

• 羞恥心の弱さ

などから、そのぶん
性トラブルを抱え込みやすくなります。

最近ではインターネットの発達で
容易に知識を手に入れることが可能ですが
時には誤った知識を身につけてしまうことも。

性教育について
発達障害女子の方には特に
正しい知識を教える事が大切だと感じます。

発達障害女子へのサポートには
発達障害の特性をまず理解した上で

• 異性との付き合い方

• 性的な行為を人前ではしてはいけない

• 思春期は身体つきが変わっていく年齢であることを丁寧に教える

など周囲のサポートが必要になります。

発達障害女子本人が
様々な性トラブルから身を守るには

異性との付き合い方や
性行為を人前でしてはいけないことを
ルール化して覚えるのがオススメです。

付き合い方をルール化しておくことで
トラブルをある程度
回避できるようになります。

また異性との付き合いについて
相談できる人を作っておくことも大切です。