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生きやすさを手に入れるための一番の近道

みなさまこんにちは。

本日もお忙しい中
いちかわの自己満コラムを
ご覧くださって
誠にありがとうございます。

さて
4回目となる今回のコラムも
前回に引き続き

「自己肯定感や
自信のつけ方的な本を読んでも
一向に自信もつかないし
自己肯定感も上がりません。
もう私はずっと
このままなのでしょうか」

こちらの
クライアント様からいただいた
ご質問にお答えする形で
進めてまいります。

どうぞお時間の許す限り
お付き合いいただけますと
幸いです。




さて前回のコラムでは
自信や自己肯定感をつける前に
自分自身の基礎となる

「自己理解」

「自己受容」

をすることが大切ですよ
というお話をするだけして
締めくくりとなりました。

ですので今回は
このコラムのメインとなる

「自己理解と自己受容のやり方」

についてご説明したいと思います。


「自己理解」とは過去の自分を棚卸しすること


前回もお話した通り

「自己理解」とは

「自分とは一体何者なのか」

を知る作業のことをいいますが
では自分を知るためには
どんなことをすればいいのか
について
これからお話してまいります。

といいましてもみなさま
おおかた予想が
ついているかと思いますが
自己理解を深める作業とは

「ものの考え方や性格
趣味嗜好·好き嫌いなど
ありとあらゆる
ジャンルの質問を自分に投げかけ
それにひとつひとつ丁寧に
深堀りしながら答えていく」

ことです。

このコラムの最後に
自己理解を深めるための質問を
リスト化しましたので
ご興味があれば是非みなさまも
トライしてみてほしいのですが
ただ回答するにあたっては
ルールがいくつかあります。

ひとつ目は

「本音で回答すること」

です。

誰に見せるわけでも
ありませんので
カッコつけず
自分の思うままの意見や気持ちを
そのまま素直にご回答ください。

そしてふたつ目は

「ひとつの回答に対し

“なぜ?”

を2〜3回問いかける」

です。

この

「なぜ?を2〜3回問いかける」

ですが
この理由を端的に言えば

「自問自答を
2〜3回繰り返すことで
自分の核となる本音を
導き出すことができるから」

になるのですけど
このポイントの具体例として
大変恐縮ではありますが
私いちかわの過去を例にとって
解説したいと思います。

たとえば

「Q:仕事ではどのような問題と
向き合うことが多かったか」

という質問があったとしたら
僕は真っ先に

「人間関係」

と答えます。

ではなぜ人間関係の問題と
向き合うことが多かったかというと
お恥ずかしい話ですが
私いちかわは過去に何度も
職場での人間関係で
躓いてきたからです。

ではなぜ職場の人間関係に
躓くことが多かったのか
と言いますと
みんなから嫌われたり
いじめられたりするのが嫌で
常に他人の顔色を窺ったり
上司から理不尽なことで怒られても
トラブルにしたくなかったから
全て自分のせいにして
感情を押し殺して我慢した結果
最後に溜めていた鬱憤を
全て爆発させて
トラブルを起こすということを
繰り返してきたからです。

今思えば当時の僕は

「自分が何をしたいか」

よりも

「他人からどう思われるか」

を強く意識して
生きていたのだと思います。

でもそういう
自分を殺した生き方って
とてもしんどいんですよね。

なので何度もメンタルを壊しては
その度に仕事を辞め
新たに入社した職場でも
同様の生き方をしたせいで
メンタルを壊し…
を繰り返してきたのです。

こう見ると

「人間関係で躓いた」

というより

「単にいちかわに
自信や自己肯定感が
なかっただけでしょ?」

と思う方も多いと思いますが
まさにその通りで
当時の僕がなぜ
他人様の顔色を窺って
自分の意見も言えずに
感情を押し殺して
我慢ばかりしていたかというと
全て自信と自己肯定感が
欠如していたからです。

そしてなぜ当時の僕に
自信と自己肯定感が
欠如していたかというと
それは僕が少年時代にうけた
いじめと嫌がらせによるものでした。


自己理解はしんどい?


(いちかわの少年時代の話をすると
脱線を飛び越えて
明後日の方向へ
話が進んでしまうため
ここでは割愛いたします)
話を戻しますと

「Q:仕事ではどのような問題と
向き合うことが多かったか」

という質問の回答に

“なぜ?”

を2~3回繰り返し問うことで

「他人の顔色ばかり窺ってる自分」

「自分の意見や気持ちを
抑え込んで我慢してしまう自分」

「他人からの目を
強く意識してしまう自分」

「自信がない自分」

「自己肯定感がない自分」

が浮き彫りになりました。

こちらやってみると
実感いただけるかと思うのですが
多くの人はこれらの要素を
自分の弱みや欠点と捉えて
目を逸らしてしまいたくなります。

なにせ

「自分てこんなダサかったんだ」

「めっちゃ恥ずかしい」

「情けなさ過ぎる」

などと
感じてしまうような
自分のネガティブな要素が
全て表面化するからです。

当時の僕もご多分に漏れず
めちゃくちゃ落ち込みまして

「俺は愚の骨頂だ」

「この世から今すぐ
消えていなくなりたい」

このようなことを
ぐるぐると考え続けて
もはや歩く劣等感のような
存在と化していました。

自己理解をすると
みんな必ずこうなる

とは言いませんが
それでも自分の欠点や
他人にはバレたくない要素
自分で認めたくない性格などが
全て露呈されるので
少なからず落ち込んだり
センシティブになる方は
多いです。

もちろん自己理解は
自分のネガティブな部分だけでなく
長所や得意分野
他人に自慢できるところや
誇れるところ
自分の好きなところなども
挙げていくのですが
やはり自分のポジティブな面と
ネガティブな面を比較した場合
人間の脳の構造上どうしても
ネガティブな自分ばかりを
意識してしまうもの。

なので
自己理解で明らかになった
自分のネガティブな部分を知って
落ち込む方と同様に

「こんな自分じゃダメだ」

「なんとかしてこの欠点を
直さなければ」

「この性格を矯正しよう」


現状の自分を否定して
より良い自分になろうとする方も
一定数いらっしゃるのですが
それでは自己理解ではなく
自己否定になってしまいます。


そんな自分を受け容れる


先述のように
自己理解で明らかになった
自分のカッコ悪いところや
ダサいところ
認めたくないところが
あらわになったことで
落ち込んでしまったり
自分を変えようと
躍起になったりする方も多いのですが
結論から申し上げますと
自己受容をする上で
そんなことをする必要は
一切ありません。

ではどうすればいいのかというと

「これが自分っていう
ひとりの人間の姿なんだな」

ただ素直に受け容れるだけです。

しかしこれぞ
言うは易し行うは難し。

自分のネガティブな部分が
あらわになっただけでも
気持ちが沈んでいくというのに
それを受け容れるだなんて
とてもじゃないけどできません!
という方も非常に多いのです。

なのでそんなかたにひとつ
自己受容をする際のコツを
お伝えしたいと思います。

それは

「どんな自分のことも
できるだけ肯定的に受け容れること」。

たとえば

「しんどいけど
他人の顔色ばかり窺ってる自分も
受け容れなきゃダメなんだ」

「認めたくないけど
自分の意見すら言えない自分も
受け容れなきゃダメなんだ」

といったように
義務的な態度で
受け容れるのではなく

「他人の顔色を窺ってしまうのも
自分の意見が言えないのも
自分らしさのひとつ」。

「他人からどう見られるかを
強く意識してしまうのも
自分っていう人間の特徴だし
自信がないのも
自己肯定感がないのも全部
自分のパーソナリティ」。

こんなふうに
自分のことを肯定的に
捉えていく癖をつけましょう。

そしてこの癖が定着してくると
なにか失敗してしまった時も

「私が全部悪いんだ」

「たまには
失敗することもあるよね」。

やることなすこと全て
裏目に出てしまった日も

「やっぱり私って
なにやってもダメだな」

「何十年と生きてれば
こんな日があってもおかしくない」

といった感じで
なにか嫌な出来事がある度に
自己否定をしていた思考回路も
少しづつ捉え方や反応まで含めた
出来事全体までまるっと
包括的に肯定することが
できるようになります。


自己否定から自分を大切にする生き方へ


一度自分のことを

「私ってこういう人間なんだな」


受け容れることができると
自分のことを
否定することがなくなるだけでなく
身の回りで起こる出来事や
他人の言動のひとつひとつに
正誤や善悪などの
ジャッジをすることも
なくなっていきます。

なぜなら
自分自身と徹底的に向き合って
自分の嫌な性格やコンプレックス
認めたくない価値観などを
全て受け容れた上で

「そんな自分でもOK!」


自分を全肯定してあげることで
他人も持っているであろう
嫌な性格やコンプレックス
価値観に対しても

「そんなあなたでもOK!」


肯定できるようになるからです。

これがいわゆる

「I’m OK , You’re OK」

の概念で
これを言い換えると

「自分や他人も含め
物事に対しての捉え方が
フラットな状態」

となります。

今回質問を下さった
クライアント様が
自信と自己肯定感を
手に入れられなかった原因は
恐らくこのフラットな捉え方を
習得することなく
マイナスの状態から
いきなりプラスの領域
(自信も自己肯定感もある状態)
を目指してしまったからです。

今はこのように
偉そうなことを言っていますが
過去の僕もそうでした。

自信も自己肯定感もつけるぞ!
と息まいて本を読み漁りましたが
結局なにも身につかず
何度も挫折をしてきました。

それもそのはず
これまでお伝えした通り
自分のことを何も知らない状態で
自信と自己肯定感をつけようと
高い目標(ハードル)を
設けてしまったからです。

でも
その飛び越えられない目標に
ほとんどフラットに見える
小さな小さな
スロープ状のステップが
かかっていたらどうでしょう。

きっと高い目標も
乗り越えられるはずです。

なのでまずは
自分のことも他人のことも
身のまわりで起きる出来事にも
フラットな捉え方ができるように

「自分自身の基礎」

をしっかりとつくることが
肝要になってきます。

時間もかかりますし
地味な作業ですし
精神的にもしんどいところも
多々あるかもしれません。

でもその時間と労力は
決してあなたを裏切りません。

自己否定から自分を大切にする生き方へ
今一歩を踏み出しましょう。

応援しています。

おしまい。

※以下に
「自分を深く知るための質問リスト」
を載せておきますので
ご興味がございましたら
ご活用くださいませ。



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