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Chaccopy 奮闘記

~プロローグ~
 気が付くと入社して30年…。結婚・出産・育児経験した管理職
 家庭も仕事も充実してます!! と言えないこのモヤモヤ感は何なん??

 勤続年数30年超の私は、転職経験は0というものの、出向を含め様々な部署で経験を積むことができた。
離職率数%というわが社では、入社から定年退職まで勤め上げるのが、当たり前。特に男性は。

 若い頃は同期や後輩が「お先です!」と寿退社していくのを、『負け組』と言われながら見送り続けた。(寿退社って今、通じるの?)
今や女性が結婚して、育休取得して復帰するのは当たり前で、当然わが社は女性の育休後復帰率100%。2022年4月からは、法令に従い男性の育休取得率まで公表することになっている。

 同じ会社ではあるが、グループ会社役員や、本店部長も経験した私って、あら?いつの間にかすっかり『勝ち組』??になった気がしていた。
初めての女性部長に組織運営ができるのか?と疑心暗鬼だった部員からも、あなただったから困難にも乗り切れた、とお褒め頂き、自分でもこれは天職だ!と気概を持って取り組んでいたが、そこはサラリーマンの宿命。あっさり異動。なんの前触れもなく…。1度ならず2度、ならず3度もかっ!!。私の想いなんて大したことない。私、何か失敗したのでしょうか??
早期退職者募集の文書まで出ているということは、もうそこにいなくてもいいよ、と言われているようで、あらあらやっぱり『負け組』かしら???

そこで、ふと気づく。何が負けで何が勝ち?
結婚していなければ負け?部長になれば勝ち?
で、私は一体何と戦ってたの?

サラリーマンなんだから、与えられた部署で精いっぱい頑張ればいいのです、というのはどうも綺麗ごとで、やっぱりそこには情熱やらこうしたい!!という思いが持てなければ、なかなか頑張れない。もうその歳なので、頑張らなくていいから足を引っ張らない程度でね、なんて絶対人事部は言わないが、結構そういう人、多いのかも。特に定年まで勤め上げる男性に…。

いやいや、この歳になってまで、ではなくこの歳になったからこそ、やりたいと思ったことをやる!会社の事情に巻き込まれず、今を充実して生きたい。モヤモヤしている時間がもったいない。そう思うようになりました。

そんなことで、今までの長きに渡る様々な戦いを糧にできないものかと振り返っていきたいと思います。


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