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共働きの日英バイリンガル子育て④〜インプットの心得〜

 前の記事では開始前の2つのポイントについて書きました。今回の記事はいよいよ実践編です。良いかも〜と思ったら取り入れていただけるとうれしいです。次の記事では優良だと私が実感したコンテンツをたくさん紹介予定ですが、そこでご紹介できなかったものに出会えたときに取り入れ要否を決めやすくなるよう、採用時と実践時の考え方について先に共有していきたいと思います。

どのようなコンテンツを採用するか

 まず採用の基準についてですが、all Englishのものであることです。途中で日本語解説が挟まっている必要はありません。「意味がわからないのではないか」「いやだと言われたらどうしよう」と思うかもしれませんが、大丈夫です。そのために0才から開始します。嫌もなにもそれしか知らないので興味津々で観ますし聴きます。私たちの誰もが日本語を学ぶ過程で日本語を別の言語で解説などされていませんが話せるようになっていますよね。大丈夫!

1日にどれぐらいの時間を英語に充てるか

 次に生活に取り入れる時間についてです。こちらはまずコンテンツを目的別に2種類(インプット・アウトプット)に分けて考えることをお勧めします。例えば英語の童謡の視聴はインプットで、英会話スクールはアウトプットです。インプットするだけではアウトプットにつながりにくいですし、アウトプットばかりを求めても出すものがないというわけです。ピアノ教室など楽器を週に一度習いに通った経験のある方は実感として理解できると思いますが、何も練習せずにレッスン(=アウトプット)に行っても、良くて前回の続きから開始するだけで、上手くなるスピードはとても遅いです。

 ではどれぐらいの量のインプットが必要なのかについてですが、結論としては1日あたり3時間を目標にするのが現実的かつ妥当なところでした。算出根拠ですが、言語がアウトプットされるまでに必要なインプット量は約2,000時間と言われています。2,000時間とは、1日あたり6時間で約1年間、1日あたり3時間で約2年間という計算です。赤ちゃんが産まれた瞬間から大抵の保護者は語りかけを開始し、起きている時間は理解の如何を問わず周りで誰かが会話しているという環境にいると約1才〜2才頃になるとその言語のアウトプットが出てきますから、なんとなく感覚とも合っていますし理解しやすいですね。ちなみに、インプット頻度は言わずもがなですが毎日です。

共働き家庭で英語インプットを日常的に続ける3つのコツ

 毎日3時間のインプット‥。育休中なら頑張ればできます。しかし仕事復帰後は頑張ってもできなくなる場合が多いです。子供のために使える絶対的な時間量が減少することもありますが、家庭内で子育ての役割分担が進む中、子育てに関わる全ての人が赤子への英語インプットに対して同じ温度感を持つことは本当に難しい。

 例えば、朝の保育園への送り担当は子供達の父親とします。「朝は起きたらすぐにこの英語のCDをかけてね」と言い残して母親が先に出社するとします。父親はどれぐらいの確率で本当に起きたらすぐにCDをかけるでしょうか。また、それを数年間きちんと続けられるでしょうか。

 ある家庭では、子供達のお迎えは祖父母が担うかもしれません。母親はこの時も「帰ってきたらテレビではなく、この英語のDVDをつけてくださいね」と依頼しますが、それが履行されなかった時にはストレスを感じることでしょう。その上子供が2歳になると自分で勝手にyoutubeをつけるようになります。3歳になると自分で広告をスキップします。こんな中で毎日3時間のインプットを継続するのは一人の想いと努力では本当に難しい。

 こんな状況の中でどのように実践を継続するかというと、前置きが長くなりましたが、1つ目のコツは自動化です。例えば、朝起きる時間にタイマーで英語の童謡が流れるように設定し、出発時間になるとタイマーで切れるように設定する。こうすれば毎朝のTODOが2つ減り、他の子育て担当者がやってくれないことによるこちらのストレスを感じる可能性は限りなく0になる上に一日3時間目標のうちの約1/3は達成できます。次の記事でご紹介するコンテンツはたくさんありますが、どの端末で再生するとしても、できる限りのことを自動化しましょう。

 2つ目のコツはシステム化です。例えば子供に市場のコンテンツを観せるのであればyoutubeの子供向け作品でも良いのですが、他の番組もどんどんレコメンドされていきますので子供がリモコンを操作できる2歳ぐらいになるとコンテンツ選定権を奪われます。そうならないために、親が優良認定した英語コンテンツしか映らないような設定をします。飽きないように時々コンテンツをアップデートすれば、我が子は上は今6歳ですがとても楽しんでいます!

 3つ目のコツは低費用化です。10年間継続する取り組みになりますので、一発ドカンの費用投下も高額な毎月の支払いも避けたいところです。今後多大なる教育資金が必要になり家を買うかもしれず車も必要かもしれず‥そんな中で可処分所得を増やすには「収入を増やす」「支出を減らす」しかない。そうそう転職できるものでもないし、資産運用に関してはまだ開始して数年以内の場合が多いでしょうから複利効果を実感するのはまだ数年先。そういうわけで多額の費用がかかるものは避け、無料やサブスクやメルカリなどの中古でもできるものを多数活用してきましたので紹介していきます。

 ※仕事をしながら(=時間的な制約がある中での普通のサラリーマンの)資産運用について、これまでさまざまな本を読んだり人から話を聞いたりしましたが、最も役に立った2冊の情報を置いておきます。話題になり評価も高い本なのでご存知の方も多いかもしれませんが‥。今のところ運用収益率15%〜20%で順調なので気が向いたら別記事で紹介してみようかなと考えています。いずれもタイトルに拒否反応を示す方も多いかもしれませんが、とても基本的な内容がわかりやすく解説されていますので、拒否すべき内容であったかどうかは読んでから判断してほしいです。読む順序は紹介順がおすすめです。

効果的な英語インプット方法

 話を元に戻します。次にインプットの方法についてです。必ずしも映像作品にこだわる必要はありません。これも日本語と同じです。むしろ映像作品と聴覚のみの作品をシーンに合わせて使い分けましょう。すでに子供の成長に関わったことのあるかたは理解しやすいと思うのですが、子供が遊んでいる場にBGMとしてかけていた童謡は歌詞を教えたわけでもないのに急に口ずさんだりします。聞いていないようで聞いています。なので「ちゃんと聴きなさい!」の指示や「今のどうだった?」などの試すようなことは言わないようにしましょう。ちゃんと聞いていなくても聴いていますので。

 次の記事では、いつ、どのような材料を使えるかを紹介していこうと思います。私の目標は前記事の通り「我が子を10才までに、臆することなく(精神面)綺麗な発音(技術面)で日常会話を楽しめる状態にすること」ですので、これに見合う策のご紹介となります。やっとyoutubeやらPodcastやら英語絵本の使い方やらなにやらを紹介できる。長かった〜

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