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寒すぎる本が好き

読書が好きです。
読書好きの方でも、どんなシチュエーションで読むのが好きか問われると、意見の分かれるところだと思います。
私はなんたって、通勤や出張で使う乗り物の中が集中出来て一番好きです。
なので、長時間乗る電車や飛行機の旅は本選びのワクワクから始まります。
さて、そんな読書タイムに何を読むのか?
私は冒険小説やミステリーを読むのが好きなのですが、中でも極寒の地を舞台にしたものが大好きです。
しかも、北海道の真冬の寒い日に、震えながら読むのがたまりません。
もはや変態なのかと思われるかも知れませんが、本の舞台の過酷さを少しでも体感し「今自分が体感している寒さより遥かに寒くて過酷な状況」を想像して、自分ならどういう精神状態になるだろうかと悶絶して楽しんでいます。

①孤高の人
山岳小説として名高いこの作品は、主人公を隣で見ていたかの様なリアリティーで過酷な状況を描いており(もちろんそんなシーンばかりではありません)、体感温度を2~3℃下げて雪山にどっぷりと浸れる一冊となっております。

②極夜行
この本はかなりスゴい。題名の通り太陽が昇らない時期に極北エリアを旅する角幡唯介さんのノンフィクションなのですが、寒いとか何とかより、よく生きてましたね~と思ってしまうほど過酷過ぎる。北海道でも「ホワイトアウト」や「猛吹雪」など体験はするものの、もはや比ではなく、最後の最後にようやく一息つける一冊です。
体感温度マイナス10℃間違いなし(笑)

今回は本の紹介ではありませんので、本に興味のある方は各HPをご覧ください。
私の勝手な体感温度批評を最後まで読んで頂きありがとうございます。まだまだ紹介したい冬の山岳小説や山岳ミステリーもありますが、機会があればまた今度。
そんな私に共感頂ける方がもしいらっしゃいましたら、寒くなれる本のご紹介お願い致します。

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