【もうおしまいだって時に】オワコン
そよ風に変わって、「もうおしまい」が風のように流れていった。
もうおしまいだなんて、そうそう思わない。
ただ、たまに、背負い続けたその荷物を下ろすときが、ふとやってきた。
まるでそうするしかないかのように。
そうしないときに、もしかしたら僕らは死という方法を取るのかもしれない。
僕はニュースを見る習慣がない。
それでも、誰それの借金、不倫、よくわからない問題なるものを目や耳にすることもある。
そんな時、大してなんとも思わない。
他人事だと思っているからかもしれない。
もし