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僕のイジメがなくなった

皆さまは、こんな作文を知ってますか?
よく見るTikTokの動画、以前も観た時に読みながら涙が出ました。

昨日たまたま観てたら、同じ動画がありました。
多くの方に読んでほしいなと思います。


僕のイジメがなくなった

無視されたり叩かれたり…。
死にたいとは思わなかったけど
学校に行くのはとても辛かった。

イジメをするのは一部のクラスメート
僕だけだったけど、他の子たちは、自分もイジメられるのが怖くて誰も助けてくれなかった。

ある日、授業で「自分のお父さん」の事について作文を書く授業があった

先生は「なんでもいいんだよ。遊びに行った事とか、お父さんの仕事の事を書いてもいい。

だけど、僕はなかなか書くことができなかった。
クラスの子たちはみんな楽しそうに書いて
いる中、僕一人教室の中でひとりぼっちだった。

結果から言うと作文は書いた。
書いたのだが「自分のお父さん」と言う
テーマとは違うことを書いた

あとで先生に怒られるかなと
子供心にとても不安だった。
でもそれしか書けなかった。

作文は授業の終わりと同時に集められ
先生は「来週、発表会をします。」と言った。
先生はそのまま教室を後にした。

その後は頭を叩かれてイジメられている
普段の僕がいた。

じゃあ今日は発表会をしてもらいます。

今日は作文の発表会の日。
ただひたすら
僕の作文が選ばれませんように。
ただ祈って下を向いてるだけだった。

発表会は順調に進み、あと10分で授業も
終わるとこまで来ていた。

僕は少し安心していたのだが、
その期待は無駄だった。
では最後に◯◯君に読んでもらいます。
あの、先生、、、僕はお父さんのこと書いてないです。

クラスの中から避難の声が上がった。
バカじゃねぇな?廊下に立ってろよオマエ。
いろんな声が飛び交ったが、
避難の意見はみんな一緒だった。

もぅどこにも逃げれなかった。
静かにしなさい!」突然の大声に
教室は静まり返った。

先生はどうしても読んでもらいたいの、だからみんな聞いてね。
さぁ読んでください。

言われるまま僕は作文を読んだ。

僕のお父さん。僕のお父さんはいません、
幼稚園の時に車にはねられ死んだからです。
だから、お父さんと遊んだこともどこかに行った事もあまりありません。

それにお父さんのこともあまり覚えていないです。
写真があるのでみましたが、あまり覚えてないです。

だから、おばあちゃんとお母さんの事を書きます。
お母さんは昼間仕事に行って、お父さんの代わりに働いています。

朝早くから夜遅くまで働いています。

いつも疲れたと言ってますが、甘いお菓子やたいやきを買ってきてくれるので、
とてもだいすきです。

おばあちゃんは元気で通学路の途中まで
いつも、一緒に歩いてきてくれます。

ごはんはみんな、おばあちゃんが作って
くれてとてもおいしいです。

お母さんが働いているので、父兄参観の時にはおばあちゃんが来てくれます。

みんなはおまえの母ちゃんババアなんだと
からかってくるので恥ずかしかったけど、
とても優しいおばあちゃんです。

だから、お父さんがいなくても僕はあまり
寂しくありません。

お母さんとおばあちゃんがいてくれるからです。

お母さんは
お父さんがいなくてもゴメンね。
と言ったりするので、早く僕が大人になって仕事をして、うちの家族のお父さんの代わりになって
お母さんとおばあちゃんの生活を
楽にしてあげたたいと思います。

だからおばあちゃんには
長生きしてね」といつも言って
お母さんにはいつも肩をもんであげています。

二人とも泣いたりするので少し困るけど
そんなお母さんとおばあちゃん
僕は大好きです。

一気に僕は喋った。

先生に「死んだお父さんのことを書けばいいのに
と言われると思ったし、クラスの子達からは

おまえはお父さんがいないのか?もしかして
捨て子だったんじゃねえか?

またイジメられるのかと思ったりしていた

顔を上げることもできなかった僕は救いを
求めるように先生の顔を見てみた。

先生は立ったまま泣いていた………
先生だけではなかった、他の子たちも
みんな泣いていた。

僕が始めて好きになった初恋の子は
机にうつぶしで泣いていた。、

イジメていた子たちもみんな泣いていた、
でも僕にはなぜみんなが泣いているのか
分からずにいた。

どおして?お父さんがいないから
お母さんとおばあちゃんの事を仕方なく書いたのに。

どおしてみんな泣いてるのだろう?
「◯◯君………。」
「はい、、」

先生は人の心が分からないダメな先生でした。
ゴメンなさい。
世の中には親御さんのいない子もいるのにね。
そういう子たちのことも頭になくて、お父さん
の事を書いてだなんて、あなたの事も知らなかったとはいえ
本当にゴメンなさいっ!

先生は顔を覆ったまま泣き崩れていた。
それがその日に起こった出来事だった。

次の日からなぜかイジメられなくなった。
相変わらず口悪くからかったりはされた
けど、殴られることはなくて、イジメのリーダー
格の子に遊びに連れて行ってもらえるようになった。

先生はその後の家庭訪問で、その日の
出来事をおばあちゃんに話して謝っていた。

作文の事を僕は話していなかったので
少し怒られたけど、話を聞いた母も、
今は亡くなったおばあちゃんも、嬉し泣きみたいな
くちゃくちゃの顔で叱ってくれた。

僕も立派な、人に誇れるような仕事は
してないけど、家族のおかげで一人前の
大人の男になれたと思う。

大人になった今でも、その時のことは何故か覚えてるし、ふと思い出したりもする。

それが、僕がかける自分の思い出です

➗➗➗➗

先生はこの子にお父さんがいないって事は知ってたのでしょうか。

自分のお父さん」じゃなくて「自分の家族」の事なら、みんな書けるのに。
イジメはどんなことから発生するか分からないけど、特定する題材は良くないのではと思いました。

子供たちが小学生の頃は片親の子たちはあまりいなかったかなって思います。
ただ子供が「◯◯ちゃんの名前が変わったよ」って言ったりしてました。子供は意味がわからなかったみたいです。

共働きや片親 子供はみんな平等にしてほしいと思いました。
次男が小学1年の時 図工の時間が授業参観でした。
土曜日だったからか両親揃ってや祖父母まで来てるのをみました。
先生が「お父さんとお母さんと作りましょうね、お父さん、お母さんたち一緒に作ってくださーい」と
どちらも来てない子もいたんです。
だから私は自分の子と女の子と何を作ったか忘れましたが、お喋りしながら作った記憶があります。

この先生は素晴らしいですね、ちゃんと謝ってます。
でもみんなの前で謝る必要があったのかなって思いました。

読んで頂きありがとうございます。
この作文は多くの人に読まれたいと思います。
みんな気がついてくれるかな〜😅

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