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LGBT後進国・日本

ちょっと聞いてくださる?
凄い映画を見つけてしまったの!
タイトルは「薔薇の葬列」
1969年の映画で主演はピーター(池畑慎之介)さん

綺麗にメイキャップを施したピーター少年(当時17歳!)と中年男性の性行為から映画が始まるのです……!
内容はネタバレになるので詳しく書きませんが、1960年代後半のゲイボーイの生態や新宿の様子がひしひしと伝わってきます。

この映画を見て思ったことは、日本は大昔からLGBT先進国だったということです。1960年代の欧米諸国は性的マイノリティは差別どころか逮捕されることもありました。そんな時代に女装子3人で真っ昼間の新宿を練り歩き、百貨店できゃあきゃあはしゃぎ、夜はゲイバーでお仲間達と飲み明かし、そのままイイ男と行きずりの関係へ・・・それがフツーにできたのが日本なのです。まだ人権意識なんぞ無かった時代から日本は他人に寛容だったことが分かります。

そう言えば三島由紀夫の「禁色」も1950年初頭の日本が舞台ですが、ゲイバーが作中に出てきますね。戦後わずか5年で既にゲイバーがあったのかと驚いたものです。

これらを見て分かるように我が国では半世紀以上も前からソッチの方御用達の娯楽や施設が充実していました。影でコソコソしなくても堂々と楽しむことができ、もちろん同性愛を禁止する法律や風潮もありませんでした。ちなみに当時のアメリカはゲイバーは違法で見つけ次第即摘発、そこに居合わせた客は警察官から暴行を受けたり酷い場合は逮捕されることもあったそうです。

何度も言いますが当時の欧米諸国はソドミー法という同性愛を禁止する法律があり、ホモ行為やレズ行為はご法度だったのです。

たかだか10数年前に同性愛者の権利や同性婚を合法化したくらいでエラソーに日本様に説教するなと言いたくなります。我が国なんて1000年以上前から男色女装寝取り寝取られ夜這い逆夜這いは当たり前だったんですからね!!!

以上のことをふまえて
同性婚ができる=LGBT先進国、同性婚が認められていない=LGBT後進国
だとは全く思わないのです。そもそも同性婚が合法のアメリカは未だに根強い同性愛者差別が残っています。だからアメリカのゲイはお仲間が沢山いるサンフランシスコやニューヨークにこぞって移住して、ゲイコミュニティと云う名のゲットーを作っているのです。

同性婚を認めてる国の大半はそもそも同性愛者に対する差別が酷かったので、同性愛者の権利を獲得するために様々な運動が起こり、その結果同性愛者を認めること=同性婚の合法化が推し進められたワケです。

先述の通り日本は1000年以上も前からLGBTQフレンドリーな国で、同性愛は当たり前の文化として根付いてきたため、欧米諸国のような差別は起こりませんでした。同性愛者の権利を認めろ!みたいた運動も当然起こるはずがありません。

とは言え、法律の穴をくぐれば日本でも同性婚はできてしまうんですよね。その方法を当事者のTwitterを見て知りました。ずばり「養子縁組」をすることです。

戸籍上は親子になってしまいますが、同じ戸籍に入ることができます。親子なので相続やその他に関しては全く問題ありません。日本では養子縁組が実質同性婚に該当するんじゃないかなと思っています。

仮に日本が同性婚が合法化したとしても、同性間で結婚する人はほとんどいないのでは?と思っています。と言うのも私が住んでる札幌市は人口196万人もいるのに、同性パートナーシップ制度に登録してるカップルは僅か100組しかいないのです。余談ですが札幌市の年間婚姻件数は約1万件で2017年から2022年までで6万組のカップルが誕生しているワケです。LGBTの割合は5%~7%なので単純計算すると3000組くらいの同性カップルが同性パートナーシップに登録していてもおかしくないのですが、100組しか登録していません。人口の割に少なすぎると思いませんか?
そのため仮に法整備をしたところで同性婚するカップルが極僅かしかいないであろうことが安易に想像できます。

当事者があまり必要としていない同性婚の法整備よりも先に、憲法改正・スパイ防止法の制定・防衛費の見直し・不妊治療の支援etc……やるべきことが沢山あると思います。

わたしは同性婚合法化は賛成でも反対でもありませんが、日本の文化や風土を考えるとあまり必要無いなと思ってしまいます。

日本は世界で稀に見るほど「おひとり様」国家ですし、カップル文化の欧米諸国と違って同性同士でつるむ方が多い国です。どこ行っても同性カップルが浮いてしまうことは無いのです。仮にイカニモホモが店内でイチャついても日本人は見て見ぬふりをするのは安易に想像はつきます。良くも悪くも日本人は他人のことはどうでも良いと思っていて、欧米諸国の人達のようにいちいち干渉しないのです

もし今後、同性婚したいという当事者が増えたら法整備をすればいいと思ってますが、男女間でも結婚しない人が多い今、同性婚の需要が高まるとは考えにくいです。

何でストレートな私がこんな記事を書いたのかと言うと、岸田総理と秘書官が有り得ないくらい叩かれているのを目の当たりにしたからです。岸田総理はレイシスト発言も叩かれるような発言もしておらず至極真っ当なことを言っていたのに、待ってました!とばかりに日本はLGBT差別が酷いというデマをサヨクが流し、それに踊らされてる人を多く見かけました。大の左翼嫌いの私はそれを見てモヤモヤしたので、いかに日本がLGBTフレンドリーな国なのかを客観的事実を基に書いたと言う訳です。

私は当事者ではないので彼ら彼女らの心情は分かりませんが、少なくとも日本では楽しそうに生きてるLGBTQの方々の方が多い気がします。そっちの方向けの娯楽施設が世界一と言っていいくらい充実しているし、コミュニティみたいなのも完成されてるように見えます。稀にゲイだから子供の頃にいじめられて差別されて辛かった(;_;)と言うような人も見受けられますが、そもそもそういう人はストレートだったとしても虐められてる可能性が高いと思います。生きづらさを個人のせいではなく社会のせいにしてるだけにしか見えません。それを言うなら私だって小学生の頃は不登校になるレベルの壮絶な虐めに遭ってましたし、中学生のときは仲間はずれにされて常に1人ぼっちでした。でもそれを社会のせいにしたことは1度も無いです。自分に非もあったとすら思ってます。

結論:日本は相対的に見て世界トップクラスで素晴らしい国。自虐史観を捨てよう!

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