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「キスはダメなんだって」 男友達の伊藤が口角を少しだけ歪ませて私に言った。伊藤は私が紹介…
どこまであなたを許せるのか分からなかったのに、どこまでもあなたを許してしまった。 私を見…
恋の終わりが見えている。 ほら、気付いてるでしょ。少しずつ終わっていくのを。 「泣かない…
「会ってもいいよ」 短いラインをあなたに送った。 すぐに既読がついて、返信が来た。 「ほ…
「会えなくて、寂しかった」 そんなふうに言ったらあなたは優しく笑って、そっと抱きしめてく…
ベッドルームに落ちていたピアスを拾った。濃い紫と淡い紫が混じりあった小さな宝石がシャラシ…
※ 前編はこちらです。 あなたを待ちながらダイニングテーブルにもたれてうとうと寝てしまった。 「ただいま」という声に起こされて、顔を上げたら、あなたが目の前にいた。 「おかえり」 壁にかかっている時計に目をやるともうすぐ11時になろうとしていた。 「遅かったのね?」 「あー、うん、ごめんね」 「夜は?」 「外で食べてきた」 「そうなの。うん」 ぼんやりした頭で立ち上がってキッチンに向かう。冷蔵庫に夕食をしまわなくちゃ。 「コーヒーでも入れようか?」 「そうだね、
コンピュータに向かって静かに仕事してるあなたをベッドの上から見つめていたら、なんだかくっ…
クリスマスイブの今日、はじめてあなたの部屋に来た。 サンタさんの乗った白くて赤いクリスマ…
不思議だなぁって思うよ。恋って不思議。 あなたじゃなきゃダメなんて、そんなことはないはず…
言っちゃダメ。 それは言っちゃダメ。 言っちゃうとあふれちゃうんだよ。 言っちゃうともう…
寝息をたてて寝てるあなたの顔を見る。 ふんわりとした髪が枕の上で、いつもよりもふんわり見…
君の鼻をちょんとつまんだ。 君はちょっと動いて、眉を少し動かした。 僕は声を出さずに笑っ…
小さな寂しさを僕は知ってるよ。 君が抱える小さな孤独を僕は知っている。 そっと静かに涙を流す君、誰かのかげで必死に頑張っている君、僕はぜんぶ知っている。 僕が君を受け止める。 終わりのない果てしない広がりのなかに君を包み込む。 見上げれば僕がいる。 暖かい風たちとともに君を包み込みたい。 優しい風になって君の頬に触れたい。 頑張ってるね。 君はいつも頑張っている。 自分を責めながら、自分の弱さにくじけながら、それでもまっすぐに頑張っている。 僕がいるから