見えなくなるときがある。何をがんばればいいのかが見えなくなる。どこに向かえばいいのかも分からなくなる。

私の人生はこれでいいのかと迷う。

ただ生きている。また今日も始まって今日も終わる。

何も困っていない。生活は毎日繰り返される。

お弁当作りはがんばっている。自分が子供たちのお弁当を作れる健康な状態でいられることは、とても幸せなことだと思えたから、眠い目をこすりながらも穏やかな気持ちで毎朝お弁当を作っている。インスタには載せないのにインスタ映えとか一人でブツブツ言いながら、かわいく写真まで撮っている。

普通の主婦で、普通の母親で、普通の人生。

どこに向かえばいいかの道が見えないと、ここに来たはじめのころはよく書いていて孤独でひとりぼっちの寂しさにつぶれそうだった。

いまでも何かの瞬間にそこに落ちるんじゃないかと怯えている。

私は前に進んでいるのかもよく分からず、ただ１日１日を生きている。

繰り返される日常の中で同じことを毎日して、同じようなことをぐるぐる考えている。強くなりたいとか、優しくなりたいとか、人を大切にしたいとか、誰かを守りたいとか、そういうできるようなできないことを考えて、迷って、１日を終える。

満たされる日もあるし、不安でどうしていいか分からなくなる日もある。

子供たちに悟られないように涙を何とかして押しとどめる日だってまだある。

だけど、前の私はもっと泣いていて、本当に心がまいっていて、あぶないくらいグラグラしてた。いまはそのときと比べるとかなり良い状態の日が多い。

あんな日々には戻りたくないな。

あのころは苦しかった。どうしようもなく苦しかった。

行き場もなくて、逃げ場もなくて、世界中のキラキラしたものから目を背けて、孤独の海の底に沈んで三角座りしていたあのころの私には戻りたくない。

そんなことを思ったりする。

ざわざわと不安感がこみあげてくる自分の心を誰かに抱きしめてもらいたいと思いながら、誰かに頼ろうとする自分のもろさを責めたくなる。

誰かに助けられるのを待つんじゃなくて、誰かを助ける自分になりたい。

だけどそれほどの器がなくてさ、いつも私はもがいてしまうんだ。

#エッセイ #心 #強さ #優しさ #不安

すみません、ちょっとネガティブです。がんばろ。