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【まとめ版】ご当地猫特殊メイク

 過去作のまとめ記事となります。合計の金額の二割引の値段で提供しております。

※当記事、及び関連する私の著作物を転載した場合、1記事につき500万円を著作者であるFakeZarathustraに支払うと同意したものとします。

※本作品に於ける描写は、現実的な観点での法的な問題、衛生的な問題をフィクションとして描いており、実際にこれを真似る行為に私は推奨も許可も与えません。当然、その事態に対して責任も負いません。

※フィクションと現実の区別の出来ない人は、本作品に影響を受ける立場であっても、本作品の影響を考慮する立場に於いても、一切の閲覧を禁止します。

※挿絵はDALL·Eを用いています。


 深町商店街は古い伝承で猫と関わりのあるお寺を中心に発展していて、地方都市でありながら、今でも活気が失われていない街だ。

 そんな街に私が訪れたのは、前の仕事の色々に耐えかねて失業したからである。
 そして、ここに特殊メイクでグリーティングとか広報活動をするなら、部屋と給料をくれると言う破格の仕事が見つかったのだ。
 採用の条件は、特殊メイクで週3回から6回グリーティングや写真、動画撮影に参加することに同意する事と、身長が140センチ以下、女性である事というものだ。
 こちらもケツに火が付いているので、話を聞いたらすぐに引っ越すつもりで面接に来た。

 出迎えてくれたのは、商工会議所のエライ人だと言う、ヒビキと言う三十前後の女性だ。
 一言で言えば気品のある美人である。
 身長は170ぐらいあるだろうか? スリムで胸があってモデルさんみたいな人だ。
 金持ちオーラが出ているが朗らかで取っつきやすい人だった。

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