マガジンのカバー画像

音楽懐古村

34
個人的なレコメンド 自分の半生で出会ってきた音楽を小出しにしますか。 個人的な思い出と音楽の混ぜ物でよければどうぞ。 コメントや感想大歓迎です。
運営しているクリエイター

記事一覧

Mr. No problem(The D.E.P)

何とも異質な組み合わせ。
台湾の歌姫ビビアンスーと一風堂のギタリスト。そして有名プロデューサーをませ合わせた音楽のカラクリ迷路。
歌詞は英語・中国語そして日本語と、国際色豊かな作品に仕上がっています。

たった1曲のための音楽プロジェクト『the d.e.p』
人呼んでウナギイヌ計画!!!

底抜けの面白さとクオリティーの高い音楽センスの塊!

ぜひとも皆さんの耳に、心に届けたい!
是非聴いてみて
もっとみる

太陽の君、三日月の僕【谷口宗一】

前回の谷口宗一紹介から、続けて谷口宗一です。liveしか残っていなかったのですが、この曲もいいですね。若さ爆発の歌詞と軽快なポップと重厚なロックの間の何ともいえない絶妙なサウンド。
1993年に何があったのかというと……TMNの解散。そして、小室サウンドの始まりだろうか。
ホコ天から出てきたバンド族は力を蓄えている時期ともいうべき1993年。

classの曲が一発大ヒットした年だ。
そんな中、彼
もっとみる

風に向かって走れ(谷口宗一)

1997年あたり。そう、あの暗闇の高校生活。
世間では安室奈美恵だのtrfだの。小室サウンド真っただ中。
一方でjudy & maryやスピッツなのどのバンドサウンドも流行りの一つ

ミリオンヒットが乱発し、音楽の価値を再考しようと言われ始めたのがこの頃である。

誰にも知られないおもちゃ箱のような音楽。自分はそんなアーティストを求めていた。そして聞き始めたのが谷口宗一だ。

いか天ブームの時にB
もっとみる

THE CHICK COREA AKOUSTIC BAND. JAZZ SAN JAVIER 2018.

大学2年の頃から流行の音楽を追いかけるのが息切れし、自分だけの音楽を探し求めていた。Vintageで至高の雰囲気の中、様々なことを語り合う中で、音楽の奥深さや重みも水死ずつ理解し始めていた。珈琲の香ばしい香りときりっとした苦みを滑るようにリフが流れていく。
そんな音楽を求めていたとき、JAZZに出会った。不協和音のように初めは聞こえるが、実はそうではない。好き勝手楽器を弾いてるように思っても実はそ
もっとみる

Tokyo Joe (Bryan Ferry)

20年くらい前だろうか。木村拓哉主演「Gift」の主題歌の曲。当時から見ても懐メロに分類されるくらい昔の曲だった。歌詞を読んでみると、アメリカ人から見た日本そのもの。ところどころにステレオタイプがあるが、サウンドはどこか懐かしいオリエンタルテイスト。聞きにくいところはご愛敬。それでは古き良きアメリカを召し上がれ。

雨にキッスの花束を【今井美樹】

柔道アニメ「YAWARA!!」の主題歌。
中学のときかそれよりもっと前だったと思う。歌詞の内容は正にトレンディドラマ真っ只中という感じです。そんな幻想にみんな見せられていたのかなww
自分は柔道に夢中でした。アニメは正直出来過ぎていて、恋愛よりも試合メインで描いてくれればいいのにと思っていました。かといって、好きな方のアニメではあるのですけれども。
この曲でバブルの頃を思い出す人もいるのでしょうか
もっとみる

BARBEE BOYS-女ぎつねon the run (1987)

高校のとき、TSUTAYAで何となく借りてきたBARBEE BOYSベストアルバム。偶然にもその週のCDTVで『復活してほしいバンド特集』をやっていた。その中にやたら目立つバンドか一つ……。

男女のツインボーカル。
女性のハスキーボイスと男性の高めの独特な声色。
そしてサックスを片手に顔をしかめながら歌う。
女性は華麗にステップを踏み、情熱的に踊る。

偶然借りてきたベストアルバムに目をやると、
もっとみる

グータラ節ー ジェニーハイ

2019年のmy favorite

そりゃあこんな曲つくったらセンス抜群って思いますよ、川谷さん。

女性の本音を見事に歌詞に乗せましたね。イッキュウの歌声もまさに一級品ですね。

軽快なテンポのpianoの旋律はまさに戦慄を覚えるほどの天才の片鱗を見せます。ますます注目のジェニーハイがハイなテンポで俳句を作るみたいな実験的な音楽だと思います。

【ジェニーハイ】シャミナミ

珍しく新曲を載せておきたい。
「懐古」ではないが、ここ数年で一番心に残るtuneだ。
歌詞がとても印象的で、どこかほろ苦い、いや禁断の恋とでも言うべきだろうか。

おそらく先生に恋した生徒の話なのだろう。

自分はそんな青春ではなかったが、今思えば、女子は若い男の先生にたいして憧れがあったのであろう。それなりに、(σ≧▽≦)σ(σ≧▽≦)σしていた気がする。


それにしても川谷Pは天才というより
もっとみる

sure danse (米米クラブ)

鬱で苦しんでいた約三ヶ月、よく懐メロなるものを聴いていた。これはその一部。どうしてだろう、現代に通用するカッコよさ。

歌詞
ダンス
ルックス

すべてにおいて昭和だが、令和にも通用する……気がする。

TM Networkーstill love her(失われた風景)

80年代後半だと思います。スゴく郷愁誘う曲でした。当時、子供ながら「シティーハンター 」のエンディングのこの曲に聴き入ったものだ。

不思議なもので数年おきにこの曲を聴きたくなる。


19才の冬。大学受験で国分寺の町並みを眺めながら早朝の朝もやに包まれながらMDに入れたこの曲を聴いていた。

並木道をトボトボ歩く僕の背中をそっと押してくれる応援ソングだと感じた。あの冬は良いことがなかったけど、自
もっとみる

BONNIE PINKーDaisy(1999)

Bonnie pinkが日本から姿を消し、NYで休養に入った。自分は彼女の過去の作品を聴きながら、彼女の復帰を待っていた。そんなとき、突然リリースが決まった曲がこれである。英語の歌詞は相変わらずであるが、どうも曲調が違う。以前の彼女の作品にはどこか影のある陰鬱さを帯びていた。それが作品の深みやリスナーの感情を躍らせていたのだが。

この休養中の作品はどこか軽快なPOPに乗せられているような感じを受
もっとみる

BONNIE PINKー金魚(1998)必聴!!

「陰気な曲だなぁ」
当時の自分がいかに無知だったか。音楽的素養がなかったか。この台詞からわかる。10代のとき、自分がBONNIE PINKのheaven's kitchenに出会って彼女の曲を聴き浸るようになって唯一この曲だけは好きにはなれなかった。

暗い曲調に暗い歌詞。聴く気分も深く塞ぎこんでいく。
しかし、年齢を重ねるにつれ、歌詞の意味を理解、体験するようになって初めてこの曲が素晴らしいと知
もっとみる

BONNIE PINKー犬と月(1998)

BONNIE PINKはこの作品以降、長期の休業に入る。仕事に自信を持てずに単身渡米。実に2年という歳月をアメリカで過ごした。この作品を残してBONNIE PINKは日本から消えたわけである。彼女の持っていた世界観がたまらなく好きだった自分は学生ながら活動休止の知らせにひどく絶望したものだ。
斬新な赤のボブ
楽曲のほとんどが英語
アイリッシュポップのフレーバーを見事にミックスさせたBONNIE P
もっとみる