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忘却の映画懐古村

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個人的なオススメ映画をYouTubeの 予告編を載っけながら、書いていきます。 勿論個人の独断と偏見です。 コメント大歓迎です。
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#超絶オススメ邦画

あの夏、いちばん静かな海(1991)

北野映画の転換点の映画。それまでの過激なまでの暴力性から、自分の心の奥を突っついてくる。

耳の聞こえない主人公。ゆえに台詞がない。
真木蔵人の若かりし日の非凡な才能の片鱗が見える。

そして幸せにたどり着かない、どこかもどかしいストーリー

そして、どうなったのかすべては読者の心に判断を委ねる結末。


皆さんも是非見ていただきたい作品になっています。
後にも先にもこんな映画は見たことがない。
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キッズ・リターン (1996)

しばらくマガジンを更新していなかったが、数年ぶりに更新したい。

北野映画の最高傑作ともいえる本作品。

「暴力的な映画は……」「ビートたけしの作品は怖くてね……」自分が北野映画を初めて見たのは『その男、凶暴につき』だ。その過激な表現に不快感すら覚えるものだった。若かりし自分は「北野映画はバイオレンス」とレッテル貼りをしてしまったのはこの頃だ。

しかし、『あの夏、一番静かな海』から作風は変わり始
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