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母との思い出

こんにちは
看護師まーです。

今回は母を介護した中で嬉しかった事のお話です。

母はがんの末期で自宅療養していましたが、「せん妄」と言われる症状が時々でるようになっていました。夜間おかしな事を話したりすることがありました。

せん妄はよく病院でも起こる症状の一つなので私は慣れていました。母のおかしな発言を否定する事なく、話を合わせ落ち着くように促したり、早めに寝てもらうようにして対応していました。

ある夜もせん妄が起こり、母はとっても怖がっていました。
「プリンターがおかしくなって紙が出続けてるから、何とかして欲しい。怖い、怖い。」と
もちろんプリンターは電源がオフになっており母が言うような事は起こっていませんでした。

私が修理しておくので心配しなくて良いと伝え、早く寝るようにと声を掛けましたが、
それでも母はとっても怖がっていたので、一緒に寝ようと言って母の隣に添い寝して、母の背中をトントンと叩きながらこの夜は一緒に寝ました。

私が物心ついた頃には弟がいて、母と一緒に寝た記憶がありませんでした。
私はいつも子供の頃、寝る時は祖母か父かのどちらかで、母と寝たことがなかったのです。

母と一緒に寝れた事がとっても嬉しかった。
今でもあの時の背中をトントンとした手の感覚が残っています。

皆さんは、母親と一緒に寝た記憶がありますか

母が病気にならなければ、一緒に寝る事もなかったはずなので、母とお別れする前に貴重な経験をさせてもらえたなと思っています。

今も時々思うのですが、母は偉大な人だったと。
私が母と一緒に寝てあげたのではなく、本当は母が私と一緒に寝てくれたんじゃないかと。

母を介護して大変な事も多かったですが、今回の様に介護したから得られた幸せもたくさんあったかなと思います。

お母さん、ありがとう。


看護師まー

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