まー看護師

がんになっても自分らしく輝くお手伝いの専門家|がん患者さんご家族の応援隊📣 出会ったが…

まー看護師

がんになっても自分らしく輝くお手伝いの専門家|がん患者さんご家族の応援隊📣 出会ったがん患者さん𝟣万人超え がん相談員歴15年 がん看護の専門家 自身も乳がんサバイバー&がん患者家族 https://aboutme.style/Ma.ns_biglove

マガジン

  • 特集 がん相談

    よくあるご相談事をまとめています。がん患者さんご家族の参考にしてください。

  • 私の闘病記

    がんを専門にしている看護師である私が乳がんになった経験を綴っています。がん患者さんのご参考の1つにして頂けると嬉しいです。

  • 母の闘病記

    10数年前に母を胃がんで亡くしました。在宅看取りを経験、看護師である私が感じた事やがん患者の家族として感じた事を綴っています。 

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自己紹介

初めまして 看護師のまーです。 看護師20年目を迎え、歳の割には濃い人生を歩ませて頂き、こんな私でも世の中のために貢献できる事があればと思いアカウントを開設させて頂きました。 世のため、人のため、何より自分のために、多くの方のお役に立ちたい。そんな思いで日々生きてます。時間は有限。これは紛れもない事実です。残念ながら今の医学では永遠の命を手に入れる事はできません。命の長さを決めるのは神様です。私たちにできる事は、どんな時間を過ごすのか?です。病気になって悲しんだり、不安にな

    • カブトムシの幼虫

      こんにちは 看護師まーです 今回は我が家にやってきたカブトムシの成長記録を書いておこうと思います。 突然やってきたカブトムシの幼虫。 テニススクールでご自由にお持ち帰り下さいと置いてあったんです。 次男が欲しがり、自分でお世話する事を条件に持って帰ってきました。 土の中に潜っていて、全くそのお姿をお目にかかる事はできず本当にいるのか分からない笑 カブトムシの幼虫🐛なんて飼った事がないから、飼い方から勉強。 昆虫マットという便利なものがあるらしく、そこに幼虫さんに住んで

      • 全ての人に緩和ケアを

        こんにちは 看護師まーです 今回は最近観たドキュメンタリーのお話。 一緒に働いてるドクターから、これすごく良かったから観てみてと紹介されたドキュメンタリー「おら、痛いのやんたぜ」  プロデューサーの夫が膵臓がんになり、がんになった苦しみをどうしたら緩和できるのか?をテーマに撮られたもの。 医療者として何ができるのだろう?と考えさせられた。 がんになった事で、孤独感、恐怖、不安などを抱えながら患者さんが生活されている事は私もよく知っている。 だけど常に再発や進行のリスク

        • この世の中はバランス良くできてる。辛い事もあるけど、良い事も同じぐらい、あるいはそれ以上にある。物事をどう捉えるかで起こってくる現象は変わる。ピンチはチャンス♪ そんな1週間だった。思考を整えよう。

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        • カブトムシの幼虫

        • 全ての人に緩和ケアを

        • この世の中はバランス良くできてる。辛い事もあるけど、良い事も同じぐらい、あるいはそれ以上にある。物事をどう捉えるかで起こってくる現象は変わる。ピンチはチャンス♪ そんな1週間だった。思考を整えよう。

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        • 特集 がん相談
          6本
        • 私の闘病記
          6本
        • 母の闘病記
          7本

        記事

          不安沼から脱出しよう

          こんにちは 看護師まーです。 今回は私が最近感じている事をお話したいと思います。 がんになった人なら一度は思った事があるかもしれません。 「再発したら、どうしょう」 私もサバイバーなので再発の不安はあります。 なのでお気持ちはよく分かります。 だけど不安の沼から抜け出せず、毎日、毎日、「再発したらどうしょう、どうしよう、大丈夫って言うて下さい。」とご相談される方がいます。白衣を着ている以上、無責任に「大丈夫」なんて言えません。 再発の不安沼にハマってる人にお伝えし

          不安沼から脱出しよう

          男性の性機能障害

          こんにちは 看護師まーです。 今回は少しディープな男性の性機能障害についてのお話。 泌尿器科系や直腸の病気の方は時々、性機能障害を伴ってしまう事があります。 治療前にリスクとして医師より性機能障害についての説明が必ずあるのですが、 妻「どうせ、もう使わないんだし、性機能障害になってもいいわよね。先生、問題ないです。」 本人「・・・。」 こんな場面によく出会います。 奥様は全く問題視してないのですが、ご本人は苦笑するしかない。治療に同意される方がほとんどなんですが、

          男性の性機能障害

          標準治療と診療ガイドライン

          こんにちは 看護師まーです。 今回は標準治療とガイドラインのお話です。 標準治療って?ガイドラインって? と思った方は下記のサイトをご参照下さい。 「標準じゃなくて、もっと特別な治療を受けたいんですけど。」 「治療選択がたくさんあって、どれを選んで良いか分からない。」 「先進医療を受けたいんですけど。」 よくがん患者さんご家族から治療のご相談を受けます。 それぞれの治療のメリットやデメリットについて一緒に考えるのですが、誤解されている事も多く誤った理解のまま治療

          標準治療と診療ガイドライン

          夜のがん相談

          こんにちは 看護師まーです。 今回は私が提供しているがん相談&カウンセリングについてのお話。 私は総合病院の看護師でがんセンターという部署に所属し普段は働いています。 がん相談員と緩和ケア科の看護師を兼務し、毎日がん患者さんやご家族のサポートにあたっています。 そんな私を頼ってくれる友人達もおり、これまで時々がん相談をプライベートでも受けてきました。 日中お仕事している加減もあるのですが、決まって相談の連絡が入るのは夜。 「やっぱり手術したくない。」 「抗がん剤せ

          夜のがん相談

          在宅看取りに備えて在宅調整

          こんにちは 看護師まーです。 今回は胃がんだった母を在宅で看取るために、在宅調整したお話です。 私の母は病気が分かった時からずっーと在宅で亡くなる事を希望していました。入院が大嫌いな人でした。親孝行もできないまま母とはお別れしなくてはならないため、母は家で看取ろうと私も思っていました。 家で看ていくにはやはり準備が必要 がんの方の病状経過としては、亡くなる1ヶ月ぐらい前までは比較的ご自身で身の回りの事ができるため、特に在宅調整しなくても問題なく自宅療養ができる事が多い

          在宅看取りに備えて在宅調整

          コミュニケーション

          こんにちは 看護師まーです。 今回は最近モヤっとした事についてのお話てす。 がん看護に関わる看護師さんなら一度は受けた事のあるコミュニケーションの講義。 私も看護学生や職員に向けてコミュニケーションの講義をした事があるのですが… 〇〇の患者さんには△△と声掛けしましょう、〇〇と言われたら△△と言いましょうと教えている講師をお見かけして、とっーても違和感を感じてしまいました。 (炎上したらどうしょう😅) ここ数日、この違和感がずっと胸の中にあって解き放った方が良いな

          コミュニケーション

          人生のゴール

          こんにちは 看護師まーです。 今回は人生のゴールについてのお話。 いきなりですが、皆さんの思い描く人生のゴールってどんなのですか? 理想の自分像を思い描いて目標に向けてすすんでいけば夢が叶う、潜在意識を使いましょうなんて言われていますが、理想の自分像を描けていますか? お金持ちになって、自由に暮らしてる。 よく聞く理想の自分像ですが、どうしたらそうなれるのか分からない。自分が何をしたいのか分からないと迷子になっている方もいるのではないでしょうか? 私は看護師なので

          人生のゴール

          母との思い出

          こんにちは 看護師まーです。 今回は母を介護した中で嬉しかった事のお話です。 母はがんの末期で自宅療養していましたが、「せん妄」と言われる症状が時々でるようになっていました。夜間おかしな事を話したりすることがありました。 せん妄はよく病院でも起こる症状の一つなので私は慣れていました。母のおかしな発言を否定する事なく、話を合わせ落ち着くように促したり、早めに寝てもらうようにして対応していました。 ある夜もせん妄が起こり、母はとっても怖がっていました。 「プリンターがおか

          母との思い出

          人は皆んな乗り越える力を持っている

          こんにちは 看護師まーです。 今回は私が出会った患者さんのお話。 「何しにきたんや、帰れ!」 「お前に話しする事なんか何もないわ!」 「……。」無視 「お前はバカか?」 なかなかお話さえもさせてくれなかった患者さん。 とにかく私、その患者さんのところに毎日通い続けました。 来る日も来る日も罵声や暴言、時々無視されながら、その患者さんの視界の端っこに入れてもらえるように、声を掛け続けました。 こちらも負けてられないので 「お変わりないですか?今日も来ました

          人は皆んな乗り越える力を持っている

          手術の日

          こんにちは 看護師まーです 今回は私の手術の日のお話です。 朝1番の手術だったので、8時45分には手術室へ行かなければならず、ドキドキする暇もなく準備に追われました。 パジャマからガウンに着替え、血栓予防のためのストッキングを履き、看護師さんに血圧や熱を測ってもらい手術室へ歩いて出棟 手術室の前で同僚2人が待っていてくれて、お見送り。「待ってるよー。」と声を掛けてくれて、人の優しさにウルウルしながら手術室へ 自分で歩いて手術台へ いよいよ手術が始まるんだと緊張して

          母のこと⑥家出した私

          こんにちは 看護師まーです。 今回は母を介護していた時のお話。 抗がん剤治療の選択がなくなり、症状緩和がメインになった母は数ヶ月間は元気に過ごしてました。 その後、少しずつ状態が悪化、母の隣りで寝てトイレに付き添う日々が続きました。 時間が経つにつれ、私の体力を蝕むようになりました。 寝てるのだけれども、ぐっすり眠れない日々。 看護師なので夜起きて対応する事は慣れていたのですが、夜勤を毎日しているような感覚になり、介護負担を感じるようになりました。 父は仕事を続け

          母のこと⑥家出した私

          入院

          こんにちは 看護師まーです。 今回は私が入院した時のお話。 乳がんと診断され精密検査を受け、手術に至るまで約1カ月。 仕事の整理や入院期間中の子どもたちのサポート体制の調整、入院準備等々であっという間に入院当日を迎えました。 周りの患者さんに職員とバレないように最大限気を配り、入院病棟へ 出迎えてくれたのは新人ナースでした。 普段、緩和ケアチームとして病棟をまわってケアのサポートをしてるので、ほとんどのナースは私の事を知ってくれているのですが、新人ナースさんは全く気づ