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介護食レシピ「鶏胸肉のバター蒸し」

フランスの家庭では野菜を過熱する際、お湯で茹でずに少量の水分と油で蒸し煮にする事が多いと聞きます。これはヨーロッパの水が硬水で野菜と相性が悪いからなのですが、一緒に肉や魚も蒸し煮にすれば簡単におかずが出来てしまいます。今回ご紹介するオイルをプラスした蒸し煮の方法をフレンチではエチュベといいますが、バターやオリーブオイルなどでコクをプラスして、塩と胡椒でパパッと味付けするシンプルなお料理です。お年寄りでも問題無く食べて頂けるユニバーサルレシピです。

★写真付きの詳しいレシピは「食べごろclub」に掲載しています。

調理時間目安:20分

材料:2人前

  • 鶏胸肉…220g

  • キャベツ…220g

  • シメジ…1パック(約120g)

調味料

  • バター…15g

  • 酒 or 白ワイン…大さじ2

  • 醤油…小さじ2

  • 塩・胡椒…適量

作り方

  1. キャベツは太めの千切りに。シメジは根元を落として小房に分けておきます。

  2. 鶏肉は1センチ厚さくらいのそぎ切りにして、全体に軽く塩(分量外)を振っておきます。

  3. 蓋付きの鍋かフライパンに、1のキャベツとシメジを敷き、その上に2の鶏胸肉を重ならないように並べます。

  4. 3の鶏肉と野菜の上に、バターを数カ所に分けて置き、酒か白ワインと醤油も回しかけて蓋をして火に掛けます。火加減は中火です。

  5. 蒸気が出てきたら弱めの中火か弱火にして約5分ほど蒸して様子を見ます。鶏肉と野菜に火が通っていたら、少し野菜を味見して塩胡椒で調えたら完成です。

加熱しすぎるとパサつく鶏胸肉ですが、蒸し煮にするとパサつきも抑えられます。歯の悪い方に提供する場合は、鶏胸肉は思い切って小さく切ってしまってもいいと思います。その場合、先に野菜だけ蒸してある程度野菜に火が入った段階で肉を加え、更に加熱すると肉の加熱しすぎも抑えられ、野菜も柔らかく食べられると思います。

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