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離婚することに「罪悪感」を感じる。そのメカニズムと解消法をお伝えします。



どうも、古谷です。


今回は、


・離婚したいけど
「罪悪感」から踏み切れずにいる…



その心のメカニズムと
大切な考え方を解説していきます。



まず、離婚にあたって
「罪悪感」を感じるのは
とても”正常”なことで、


離婚するほとんどの方
経験するような感情でもあります。



特に私は
モラハラ事案に
関わってきたことがほとんどですが、


「酷い扱いを受けているにも関わらず、
見捨てるとなるとどうしても罪悪感が…」


とモラハラ夫にさえも
「情」を抱いてしまう方は
決して少なくありません。



というより、

それこそが”普通”の反応なのです。




他にも、


・子供と父親を引き離してしまう罪悪感

・もっと自分が何かできたんじゃないかという罪悪感

・子供に負担を背負わせてしまうかもしれない罪悪感



などなど、

挙げたらキリがないほどの
懸念を感じられている事だと思います。



この記事では、


✅その感情のメカニズムであったり、


✅罪悪感との上手な向き合い方や、


✅実際にモラハラ離婚をした方の
体験談などもふまえて、



あなたが納得のいく決断をするための
参考になる情報をまとめてみました。



ぜひ、最後まで読んで
ご活用されてみてください◎




それでは、本編に入ります⇩





◆なぜ離婚には「罪悪感」がまとわりつくのか



どれだけ日常的に
モラハラをされていようと、


離婚するとなると
罪悪感を感じてしまうのは
仕方のないことです。


何も、おかしい事ではありません。


ここでは、なぜ罪悪感を感じてしまうのか?

その原因を3つに分けて
掘り下げていきます◎



①世間やメディアのプロパガンダ



世間には、

未だに離婚=ネガティブ
みたいな価値観があったりします。


周りからどう思われるのか?
だったり、

世間体なども
気になるところではありますよね。



ですが、「離婚をすること」自体は
何も悪いことではないですし、


もちろん法に反したことを
している訳でも一切ありません。



今や3組に1組
離婚する時代でもありますし、


元をたどれば、

結婚も離婚も
「幸せになるための1手段」
という意味では同じなのです。


離婚したら両親にどう思われるかな?

友達にどう思われるかな?

同僚にどう思われるかな?


ここでたとえば「あの人離婚したってw」
とバカにしてくる人がいれば、


それはあなたにとって
”どうでもいい人”なはず。



本当にあなたのことを
大事に思っている人は、


あなたが離婚したからといって
手のひらを返すような事はしません。




むしろ、

「幸せになるために勇気ある決断をしたんだね」

とあなたの選択を
尊重してくれるはずです。




だからこそ「周りからどう思われるか?」
「印象的にどうなのか?」というより、



「自分がどうしたいのか?」という

”自分自身を大切にする”
考えを持つことが

離婚においては
非常に重要になってくる部分でもあります。







②モラハラを受け続けたことによる心のダメージ



長い期間モラハラを受けていると、


・お前はダメなやつだ

・お前に能力はない


などといった言葉が
どうしても
頭に染み付いてしまうモノです。



それにより自己肯定感も下がって、

「ああ、私はダメなんだ」

「私は幸せになってはいけないんだ」


と不幸に”慣れてしまう”
という現象が起こるのです。



人間の脳は不思議なもので、

モラハラを受けるのが
「当たり前」になると


そこから”変化”することを
避けてしまうようになるのです。



これはいわば生物としての
本能みたいなもので、


”ホメオスタシス”とも呼ばれる
現状維持機能の一種でもあります。




いざモラ夫と別れることを
決意すると、


なぜか罪悪感を感じてしまう…。



これ、実は「罪悪感」ではなくて

ただ単にあなたの脳が
「ビックリしている」だけ
に過ぎなかったりします。



ず~っと同じだった
生活や環境が変わる訳ですから、


当然身体は驚きます。



それは何もおかしい事ではありません。



決して、あなたが「悪いことをしている」
のではないので、

「申し訳ないな…」と自分を責める
必要は全くないですよ。




そしてこの現状維持機能は、

離婚したあとの新しい生活が
「当たり前」になってくると、

徐々にそちら側に
脳がセッティングされていきます。




一時は罪悪感や空虚感(のようなもの)が
つきまとうかもしれませんが、



それが永遠と続く訳ではないので
ご安心ください。



時間が経っていけば、


「あれ、なんであんな奴のために
罪悪感を感じてたんだろう??」



と吹っ切れるパターンが
ほとんどですので。(笑)






③子供という「第三者」を巻き込むことへの負い目



離婚をする際に、

ほぼ必ず感じてしまうのが
「子供への負い目」です。



夫婦間の問題で
子供を巻き込んでしまうのは…


と離婚する方であれば
誰もが心配になる部分ですよね。


・子供に寂しい思いをさせるのでは?

・学校などで周りと違うと言われるのでは?

・父親がいないことで正常に育たないのでは?


などなど、

様々な懸念事項があると思います。




結論からいくと、


✅家族は全員そろっていた方がいい


これはあくまでも
”一般論”にすぎません。



父親が母親にモラハラをしていたり、

それ故に家の中で笑顔がなく
常にピりついた空気感だったり。


これは”一般的な状態”ではありませんよね?



まともな父親であれば、

当然一緒に居たほうが
子供にとってもいい影響があると思います。



ですが”一般的ではない”
モラハラ的な父親である場合には、

✅家族だから一緒にいるべき


などという”一般論”は
当てはまらない訳です。




子供は、

目の前で
父親に人格否定される母親を
見たくはありません。


ケンカしあっている姿だって
苦痛になります。



しかもそれが何年も何年も、

大事な成長過程の期間と重なって
続いていくのなら尚更です。



モラ夫との離婚は、


「子供を苦しめる選択肢」ではなく

「子供を幸せにするための選択肢」だと思ってください。




まだ幼い子供を、

判断能力のない子供を、


責任をもって
守ってあげられるのは
あなたしかいません。




モラハラによって起こり得る
最悪のシナリオを予見して、

先に回避してあげられるのは
あなたしかいないのです。



「子供のために離婚をガマンする」
という選択肢は、


親にとっても子供にとっても
いい影響をもたらしません。




中には、


「自分のせいで母親は離婚できなかった…」


と罪悪感を感じてしまう
子供だって多いのです。




育児や子供の成長において
何よりも大切なのは


親が笑って、前向きに
充実した人生を送っていること。



あなたが、
あなた自身の幸せのために
離婚をすることは

子供の幸せにも直結してきます。




・自分勝手じゃないか?

・自分の都合で申し訳ないんじゃないか?


とは思わなくていいんですよ。




あなたは、あなたのために生きてください。


それが一番、

子供のためになりますからね◎





◆「あの時離婚せずガマンしてればよかった…」という人はいない



ことモラハラ離婚においては、

初めこそ罪悪感・虚無感のような
感情がありつつも、


少し経てばケロッと
復活されていく方がほとんどです。



むしろモラ夫からの
洗脳や圧力から解放されて、


離婚前よりも
生気がみなぎって
性格も明るくなった!



という方が
私の周りでも非常に多いですね。



心の余裕ができて、

子供も含めて
周りの人に優しくなれた。




搾取される関係ではなく、

人の温かみを感じられるようになった。


などなど、

感情面でのいい変化は
次々に起こって来るでしょう。



何しろ、モラハラをされている状態が
そもそもキツすぎますからね^^;




私的には、


「普通の世界に、おかえりなさい!」


といった感じでしょうか。(笑)




他にも、

私がサポートして
モラハラ離婚を
成功されてきた”先輩方”からのお声を
いくつか記載しておきますね⇩



==============

①Kさん 39歳

今思えば、よくもまあ
あそこまで重苦しい空間の中で
10年も耐えていたなと思います。

離婚の決断まで時間は
かかってしまいましたが、

今のところ後悔のような
ものは全くありません。



自分がモラハラを
されなくなったのはもちろん、

それを子供に見せてしまうのが
本当に嫌で仕方ありませんでした。


間違いなく教育に悪いことは
分かっていましたが、

「やめて」と言っても
やめてはくれないし…

八方塞がりで
常に将来への不安と隣り合わせでした。



今では、
モラ夫に介入されることなくなって

子供を幸せにしていくには
「私が頑張ればいい」と
いい意味での覚悟も決まりました。



子供の将来を潰しかねなかった
モラ夫のジャマが入らないのは、


育児をする上での
精神的な重荷がかなり減りましたね。

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②Fさん 45歳

離婚してから、

・なんか声が明るくなった?

と言われることが増えました。


電話越しにでも分かる位に、
見違えて元気になっているみたいです。(笑)


離婚前は常に
「夫を怒らせないように」と
気が張っていたので、


心身ともに
疲弊しきっていたのだと思います。



今では、

キツいときは好きに休めるし

お金の使い方にも文句を言われないし

晩御飯にも好きなおかずを食べられる。




ああしろこうしろと
命令したりされなくなって、


こんなにも
日常が楽しかったのか…!!!

と小さな幸せを
噛みしめられるようになりました。


なぜ別れることをためらっていたのか、
今となっては不思議でならないです。。。

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③Eさん 35歳


私がモラ夫と別れて
感じるのは、

・自分磨きができるようになった

ところです。


離婚前は、
とにかく毎日を生きることに
必死で、、、

髪もぼさぼさだし
メイクする暇もないし
仕事も沢山犠牲にしていました。



何か自分が楽しもうとしたり、

仕事を頑張ろうとしたり、
何かに挑戦しようとすると

これまでは必ず
「モラ夫ブロック」が入ってきてました。


お前にはできない
お前には能力がない
女なんだから家事育児をしろと


自分が弱ったり
モチベーションの下がること
ばかりを言われて、

ひたすら振り回されていました。


今ではそれが無いので、

なんと言うか
自分を好きになれた感じがします。


やればできるじゃん!自分!

こんなに良いとこあったの!自分!



みたいな感じで笑


おかげで仕事の調子もよく、

育児に家事と楽ではないですが
非常に充実した毎日を送れています。


本当に、
あの時離婚を決断したのは
人生におけるファインプレーだったなと思います。


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他にも、

沢山のお声をこれまでにも
頂いてきましたが、


総じて言えるのは

「モラ夫と離婚せず
もっと一緒にいるんだった…」



という後悔の仕方をしている方は
”1人としていない”
という事です。



結婚は、

相手も込みのことなので
読めない部分もありますが…



離婚に関しては

ある意味では「自分次第」な
ところが割と大きかったりしますからね。



・どうなるか分からない不確定な未来に不安でいっぱい…


というよりは、


・なんの縛りもなく、どうにでもできる自由さにワクワクすっぞ!!



というようなイメージでいると、

結果的に離婚が「正しかった」と
思いやすくなるように感じますね。






◆離婚の決断では○○だけは避けてください



離婚の決断においては、

1つだけ、やってはいけないことがあります。



それは、

✅子供に決断を委ねる


という事です。



これは、

離婚をしない場合も
離婚をする場合に関しても同様ですね。



「お母さん、離婚を考えてるけど
どう思う??」



この質問は、子供にとっての
重い重い十字架になります。




「子供が離婚して欲しくないから離婚しない」

「子供が離婚してと言うから離婚する」


こうなった場合、

子供からすると「自分のせいで…」
自責に繋がる材料にしてしまいやすいのです。



子供の意思を尊重することと、

子供に責任を感じさせてしまうことは”紙一重”です。





子供のことを考えるのは
もちろん大切ですが、


それよりも

・あなたが見て、調べて
・どう思って、どう考えて
・未来のためにどんな行動をとるべきか


”あなた自身”が最終の決断をくだす
ことが非常に大切になってきます。



前述もしましたが、

子供の将来を予見して
守ってあげられるのは
あなたしかいません。



子供のことは考えれど、


自分の幸せのことも考えて、


”何があっても
今よりは必ず子供と幸せになってみせる”



という覚悟を決める。



これがモラハラ離婚に踏みきる上での、
重要な考え方になると私は思います。




たとえ離婚しようとも、

あなたが子供を大切にして、

愛情を注いでいきさえすれば
何も問題はありません。



この記事を読んで
真剣に悩まれているくらいですから、


大丈夫、あなたとお子様は
必ず幸せになれますよ^^





◆まとめ



最後に、要点をまとめます。

✅離婚=ネガティブという価値観は、メディアなどの刷り込みによるもの

✅あなたを大切に思う人は、あなたの離婚を必ず尊重してくれる

✅モラハラをされる日常に慣れると、「そこから変化したくない」と脳が現状維持をしたがる仕組みがある

✅しかしその”慣れ”の仕組みは、離婚後の新しい生活にも適用されるので、次第にモラ夫への情は自然消滅していく

✅「家族はそろっているべき」という一般論は、モラハラ家庭という異質な事態にはあてはまらない

✅離婚の決断を「自分勝手じゃないか?」と思う必要はない。あなたが前向きに明るく生きることが子供の希望へと繋がる。

✅モラ夫と別れると、性格が明るくなったり、人の温かみを感じれたり、感情面が好転する

✅離婚後の不確定な未来に不安を抱くのではなく、「どうとでもできてしまう」自由さにワクワクしていこう

✅そして「何があっても今よりは子供と一緒に幸せになってみせる」という覚悟を決めよう




いかがだったでしょうか。



真剣に離婚を考えると、

不安になる点は沢山ありますよね。



でも、大丈夫です。


それくらい、
子供のことや将来のことについて
真剣に悩めるあなたなら、


離婚後の生活だって
乗り越えていけますよ。



モラ夫に支配され、

ポジティブになれず、

暗い顔で子供に接するよりも…



あなたがイキイキと
自分を人生を歩んでいく
方が、


子供は「こんな大人になりたい!」

将来に向けて成長をしていく上での
活力になります。


あなたは、もう十分耐えました。



あとは、ご自身のために
生きることを選択してください。


そして人生を楽しんでください。


嬉しい感情を、
沢山子供と共有しあってください。




それが、一番子供の幸せにつながりますからね◎





それでは、また!









追伸:

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