知らないほうがいいことあると思う

先日心療内科に行って書類を書いてもらった。

退職した際に失業手当ではなく傷病手当金を貰っていたので、失業手当に切り替えるための書類を書いてもらったのだ。

その書類には病状を書く欄があったのだが、先生は迷うことなくそこに『うつ病』と記入したのである。


傷病手当金を申請するときはいつも『抑うつ状態』と書いてくれていたし、会社を辞める時に出した診断書には『適応障害』と書いてくれていた。

だから自分はうつ病じゃないんだろうなって思っていたし、うつじゃないから適応障害で止まったのかなって思ってたし、あくまでも抑うつ状態なだけでうつ病ではないんだなと思っていた。

それが書面として『うつ病』と書かれたとき、なんとなく絶望的な気持ちになったのである。


わたしは10年前から自傷行為をしていたし、明らかに精神的な波は激しいし、それがうつ病だとは思っていなかったけど抑うつ状態はきっとずっと続いていたんだと思う。

だけど10年経っても抑うつ状態が治まったわけでもなくて、うつ病って書かれて、私この先の人生どうしたらいいんだろうって不安が進行した。


どこかで聞かれる既往歴は、うつの影響で書きづらさを感じるし、うつの影響で色眼鏡で見られる。

わたしも自分のうつに対しては、『お前の心が弱いからうつなんだ』って思ってしまうし、そう思う人が世の中にいてもおかしくない。
(他の人には思わないから不思議なものである)


そうして何か転職活動をしたり、何かに挑戦した時にどうしても色眼鏡で見られてしまうという恐れに駆られながら生きる人生はとても苦しいものなんだろうなと容易に想像できた。

そう思うとどんどん将来が不安になった。


自覚がないわけじゃないのに『うつ病』って言われるのが酷く怖かった。

今も将来が怖いと思えてならない。

知らないほうが幸せだったのかもな。まあでも知らずに人に迷惑かけるよりもいいのかな。どうなんだろう。


もうわかんなくなっちゃったな。


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