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人間は地球に棲む微生物


光るキノコの森

屋久島では梅雨時期になると光るキノコが
見られます。



若い森には見られず、多様性が進んだ
成熟した森にだけ育つ菌類の仲間です。



そのキノコが生えている森の落ち葉にも
光る菌糸は広がって、またたくように明滅する
光の粒は、暗闇に広がる星空のようにも見えます。


いや、むしろ空から見た人間の街の
灯りにそっくりだなと思いました。


飛行機で空の上から、もしくは山の頂上から
街の夜景を見ると
都市の構造が放射状に広がり、小さく弱い
光の粒がばら撒かれたように見えます。

都市の夜景と光るキノコが広がる光景はそっくり



その光の一つ一つが、大きなビルの灯りだったり
道路の街灯だったり、私たちの家の灯りだったり
私たちの営みの集合体なのです。

菌たちが目に見えないサイズで営みをしていて、
それが集合して構造を作っている、
全てが相似形になっている気がしました。



私たちは菌類より十分に大きいですが、
空から見ると、小さな点にすぎず、
宇宙から見たらもはや存在すら認知できない
大きさです。

菌たちよりさらに小さな細菌、
もっともっと小さなウィルスたちにも
それぞれの営み、役割があって存在しています。

人間は菌よりちょっと大きいだけで
地球に棲む微生物のようなものなのかも
しれません。

人間は地球の支配者?


地球上で最も繁栄している生き物はなんでしょう?


「それはもちろん人類だろう」
と当然のように答える人が多いのではないでしょうか?


たしかに文明を作り上げたのは唯一人類だけです。

しかし街や都市を作るようになってから
ほんの数千年しか経っていないし、
ちょっとした気候変動で絶滅する可能性もある、
とても脆い存在でもあり、今後地球上で
数億年にわたって人類は存在し得るのでしょうか。

一方で、太古の昔から度重なる気候変動を経て
数十億年生き続けて地球上で命をつないできたのは
微生物たちのほうです。

そして数でいうと圧倒的です。

人間は世界で100億人もいないけど、
そのへんに落ちている枯れ葉をひとつかみしたら
一兆匹くらいの微生物が棲んでいると
言われています。



地球上あらゆるところに存在していて氷河にも、
火山にも海底でも生きている微生物も。


そして彼らがいないと、この地球の自然の循環も
人間の体内の循環もまったくまわっていきません。


そう考えると、彼らそこが地球を支配している
存在なのかもしれません。


人間は微生物の乗り物かもしれない

というのも近年の研究で腸内の細菌たちが、
その人の性格にも関係してることが
わかってきています。


陽気な人の腸内微生物をネクラな人に移植すると、
その人も陽気に変わってしまうという。
これはすごいことだし、ある意味恐ろしいことです。


つまり我々が自分の意思と思っていたものは
実は微生物の意思だったのかもしれないのです。


つまり我々は微生物たちの乗り物、
ただのアバターだったのかもしれないのですから。


微生物に支配されてる我々が、微生物が
つくる菌糸の相似形の都市をつくって、


キノコのようなビルを乱立させているのは
偶然ではない気がしませんか?

ドバイの高層ビルも宇宙から見たら光るキノコみたいなもの⁉︎



Save the earth!!地球を守ろう!
の違和感

地球を守ろう!
そう言われて、それは当然だ!
と誰もが思うでしょう。

でもこの言葉に違和感もてるかどうかが、
環境問題のウソ、誤解を見極める上で
めちゃくちゃ重要になってると感じています。

人類が微生物の乗り物かどうかはずいぶん
飛躍しすぎかもしれませんが、
地球に棲む微生物の一種であることは
疑いありませんよね。


その微生物が地球に勝手に「蔓延」して
資源を蝕み、汚染しまくったと思えば
急に「地球を守ろう」と騒ぎ始めたのが
この100年間の出来事じゃないでしょうか。


さて、地球を守るって、
どの立場で言ってるのでしょう。


愛する我が子を守る母的な立場?

地球の支配者として、正義の味方の立場?

いや、そうじゃない。
地球が壊れると人間が生きていけなくなるのが
困るんだ。

地球を守ろう
≒私たちが快適に生きていける状態に維持していこう!

というのがきれいごとなしの
本音ではないでしょうか?


それなのに「善いことしてる感」を
増し増しに語って共感得て、
ホントは地球にとって何もメリットのない
ビジネスになってることもあるよってことを
理解したほうがいいと思います。


あなたが日々目にするエコなコンセプトは、
誰かが広告費を払うことであなたの目に届いている。

そのうちどのくらいが、本質的な答えなのだろうか。

地球の微生物としての役割を果たす

森の中で、微生物(ホントの意味での)たちは、
森の生き物たちをつなぐ神経細胞のような
働きをしています。

微生物は一つ一つの植物と共生関係にらあるだけでなく、植物同士を繋ぐ役割も果たしている。

物質や電気信号を伝達し、森全体で連携を
取り合った一つの大きな「知的生命体」を
かたちづくっているのではないかと思っています。

我々も意思をもち、感情をもち、
連携して動ける生命体です。


地球に良いことをすると気持ち良いと感じ、
良い状態の自然を見ると美しいと感じ、
地球を汚したり循環が止まると
不快に感じるようにできています。

そうやって遺伝子にプログラミングされて
生まれてきているのは間違いないです。


だって、美しい夕日を見て「もう見飽きたね」って
いう人はいませんよね笑
今日も明日も、夕日は美しいと感じます。

我々人類は地球に棲む「動ける微生物」として、
どんな役割を担えばいいのか。

美しい状況とはどんなことか。

そうやって考えると
地球に生まれた我々の役割が見えてくると
信じています。

菌築家として書きたいことがたくさんあります笑
これから頑張って書いていきます!

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