Zine未遂
お店でコーヒで粘り、日記原稿を書きあげ、外にでると、もうとてもすがすがしい。
きのうの夜から、家族と漫画の話ばかりしていたため、どうしても漫画の気分になってしまっていたから、漫画をTSUTAYAへレンタルしに。
一瞬、雑誌を立ち読み。雑誌の名前は覚えてないけど、gからはじまる、よく小さな頃の写真を、大人になってから再現するとかいう企画をやっているもので、「森達也」氏のインタビューが載っていた。eriさんも、載っていた。嫉妬は起きない。
ただ、美しい活動の様々に、なんだかおののく。
漫画のコーナーで、家族のために、色々選ぶ。
本当に、読みたがっていたのは、「薬屋のひとりごと」とか、「夜桜さんちの大作戦」あたりだったけど、あえて、新しい作品を選び、適当に借りる。
家族の年齢にあった漫画を、自分がソムリエになったつもりで選ぶという行為に、以前感じていたよろこびがない。
ブックオフなどで立ち読みして時間をつぶすときには、もちろん、わたしの目の届かないところで、いろいろな作品を目にすることがあるだろう。
レンタルするときは、本人の興味がありそうなもので、性描写や、あまりに残酷なものは避ける。寄生獣も、地獄楽やチェンソーマンは見せてない。
親として、避けるべきものを排除するという姿勢に、ただ立ち止まる必要もある。
そんなことを、むかしから考えていたような気がする。
わたしの検閲は、ほんとうに正しいのだろうか。検閲自体に関しても、考える必要がある。
自分用に借りた「血の轍」。母親と息子の共依存的な関係が、よけいな装飾を剥いだ線と、胸に迫る台詞でストーリーは進む。
ほかに、不滅のあなたへの、現代に突入してからの刊を借りる。きのう、一緒にアニメを見ていたので、家族は喜ぶだろう。
いったん漫画を家におき、足りないものを購入へ。
料理関係の記事見たりしたとき、張り切って色々料理したくなるから、食材なんかバカみたいに買ってしまうから、危ないなと思いながら、安めのスーパーへ。
夏は、巨大だったズッキーニが、こじんまりしたサイズになっており、値段も高い。結局、ミニトマトと、ニンニクのばらになったのと、家族のためにこれまた安売りのグミ。58円のおかしコーナがあり、ときどき覗いてみるのが楽しいのだ。
店をでて、生協へ。冷凍の鶏の肩肉、150グラムのバター、生姜、茄子など。
家族の一人は、野菜をあんまり食べないし、二人ともキノコ類が嫌いだから、いつも同じような食材に片寄ってしまう。
100均でも、イヤホンと、本を読んだときに付箋を貼って、気になる言葉をメモしたり覚えていようと、細目の付箋がほしかったのだ。 大事なもので、どうしても買う物があった、思い出せず、もやもやするけど、頭は混乱したままあまり必要ではないものを買う。
自転車の前かごに、荷物をたくさん積んで、自宅へ向かう。ほんとうに天気が良くて、これから何でも、何だってできるような気がしてくる。
マラソンをしている人。大福屋から、出てくる父親と息子の親子。キャリーケースを引っ張る、鼻筋の通った、美しい女。マスクをおとした女の人に落としましたよ、と声をかけたりした。インフルエンザとか、コロナとか、また流行り始めて、なったら面倒だなと思う。不老不死も大変だけど、いきるってとにかく大変。
自宅のちかくにつき、あと、自転車をひとふんばり!でこいでいると、路上駐車した車から、カップルが出てくる。
帽子を被っていて、あまり顔つきが見えない。モノグラムみたいな柄物のデニムジャケットを来た、背の低めの男と女。年は、30代かなきっと。
通り越して、さっさと自転車置き場に止めてしまおうと思っていると、
「なんで、こんなデザインにしたんだろうね」と二人で、わたしの住む集合住宅を見て笑っていた。確かに、変な華美具合と、築40年はたっているから、レトロでつっこみどころがたくさんあるのだ。
いたたまれなくなって、どの面で人の家を中傷しているのかと、みてやろうかなと思ったけど、子供じみた事を考えながら、自転車をいそいそこいで、その二人を通りこし、わたしは隠れるように回り道して、自転車をとめる。
家族は出掛ける支度をして、友達の家へ遊びに。
なんでもできると思っていたのに、血の轍を読みおえ、全巻借りていなかったことを後悔。えええええ、となり、母の重みをぐっと全身に感じる。
ZINEどころか、昼寝をしてしまい、あわてて起きて、洗濯の続き。
ネットフリックスで、不滅のあなたへがずっと流れている。
家族に、フライパンでできるパンミックスで、パンを作ってもらいながら、どうしても、家の外観をバカにされたことを書き留めておきたくて日記をかいている。
買い忘れたのは、鳥のエサだ、と思いだす。
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