たとえば夜は、左利き
バイトが終わってから、カラオケにでも行って、大音量で音楽をかけて、土曜の夜に一人で部屋占領すんなと、ひんしゅくされても、めげず、カラオケの中で、原稿書いて、泣こうと思ってたのに、バイト先をでた瞬間に、桜が、モノクロで光っていたし、商店街の桜は、大体満開で、今日は、バイトでは、グラスも割って、要領もあいかわらず悪くて、すぐにでも、この地球にむかって、ド阿呆、情けなく泣いてしまおうと、コンジョナシ、まるで、世界と空っぽの決闘している気分、意気地無し、泣かずに歩く、酔客の声だけ道路