全てばれていた

実生活に暗雲が垂れ込めているからなのか、小説でも映画でも、わりと薄暗い日陰の世界が好きだったりする。

 思春期まっただなかの中学生の頃は、スワロウテルの退廃的な青春の世界にあこがれ、登場人物の個性的な魅力にやられ、主人公のアゲハ役の伊藤歩さんになりたいと思った。当時中学生の私には、彼女の美しさがあまりわからなかった。すっきりした美貌より、華美なものに牽かれる傾向があったから。大塚寧々さんの演技も、エキセントリックでよかったな。どういう媒体で見ていたのかというと、レンタルビデオ立ったと思うけど、初見は、きっと深夜の放送とかだろうか。いつ見たのか、さっぱり覚えていないけど、一人でみた記憶があるから両親が寝静まってそれからこっそり居間でみたのだろう。

 今と違って、サブスクなんか当然ないから、作品を選ぶという行為ですら、鑑賞の前戯であったから、レンタルビデオ店でタイトルをひたすら目で追うのってそれだけで、娯楽だった。

 日記は昼休み投稿してみたけれど、帰宅してやっぱり足りないため、ご飯も作らずほんとうにさぼって書いている。洗濯機はまわしたし、風呂も洗った。

 自宅の階まで、階段を上ると、ちょうど家族の一人が帰宅したところだった。

 在宅の家族に、おはようという。明るくいえたかどうか、ぜんぜんいえなかった。言葉に詰まりそうになるし、大声で叫びだしたくなる。なんでも、思い通りに行かないことを、簡単に地獄だとか、人生詰んだとか表現する風潮があるけれど、簡単にいってしまうことで、重荷が軽減されることもあるのかもしれない。ひたすら道化に転じてしまえば、深く追求されないし、惨めに思われない。そう考えて、わたしはまだ他者の目を意識しているのだと強く感じる。人の本質など、すぐに変わらないし、日によって違うこともある。仕事中、この苦しみが少しでも和らぐように、好きな食べ物や、好きな小説を読む楽しみ(日常じゃなく、どうしても読みたすぎて震えてた・または、食べたくて白昼夢をみた)を実現させよう!と思ったけど、金欠で、寄り道する気力もなかった。

 おなかをすかしたまま、ご飯を作らず書いている。アホやねん。こうやって吐き出していくことによって、すこし呼吸が上手にできていくような気がしてくるから、言葉って、なんて不思議なの。

 今日の献立は、余ったご飯でちぢみでも作ろうかな。わたしは、最近お肉をあんまり食べてないから、タンパク質を補うために魚をたべるようにしているんだけど、家族はどちらかといえば肉食だから、バランスが難しい。料理は大好きだから、こった夕飯にしたいけれど、時間も予算も足りない! わたしは、贅沢なのか。いや、わがままなのか。

 足を知れ。だっけ。たるるーと君で、確か出てくる。仏教用語とか哲学用語とか、そういうのかもしれない。であれば、わたしは、始終ゲームや動画の音の中で、酸欠しないように、息継ぎをマスターしなければならない。なにが不満なの。と誰かに強く言われたら、詰問されたら、足りています。我慢します。己を変えます。と答えてしまうわ。芯を持とう、といつも思う。家族に期待してしまう。毎日、毎日そうだ。自分がどうやって変化すればよいのかわからなかった。

 今日は、いいことしようとおもう。お風呂につかる。ストレッチする。リンパを滞らせない。がんばりたい。市川沙央さんのと、植本一子さんの、たぶんオンラインのなんか調べて予約してみる。信じること。笑うこと。いまのわたしにできないこと全部全部、今日一日で終わらせてみせる。それでは、がんばって夕飯作るか。洗濯物のこやまも、畳む。一日がんばった自分をいたわる。自分の人生を今日だけでも抱きしめる。

そして、本日のクライマックスな出来事があった。
岐路、かもしれなくて、分かれ道かもしれなくて、誰か近しい人が亡くなる前にこの気持ちを、しかも家族にわかってもらえるなんて思ってもいなくて、でも、これは虐待なのかもと思ったり、子供になんてことを、とお叱りを受けるかも知れなくて、今はわからなくて、気持ちの整理がつかないけど、私は光を見よう。光を見つめよう。そして、暗い作品を書いても、光を一筋差し込ませよう、私は神ではないから、神様は見ていて、私は、幼稚園のときから、神様を教えられ、お祈りをして、食事の時、眠るとき、アーメン、そうなりますように、神のご意志がこの地上でなされますように、文言が欠けると神様に届かないと言われた。

神様は眠ってる。


と、未完成の作品に書いたことがある、主人公は青葉という女だったかな。
主人公の幼なじみが、鳩。
障害がある男の子だった。


詳細は後日。
詳細を微細に記載する、私の目に光が点りますように
※お母さんは目の奥が不幸だ
幸せそうに見えない。

といわれた件

転生したいよ叶姉妹の、家の絨毯とか窓のサッシとか風呂の残り湯にさ。



おイース

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