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ITJ70K(伊豆トレイルジャーニー)

初めてのロングトレイル(猛者から言わせると70kmはミドルらしい…笑)
ITJの70Kに参戦してきた⛰️
覚えてる範囲で前日受付から当日のレース完走までの事をダラダラと書いてきます。

2023/12/09(前日)

朝7時半につかさんと集合してから車で伊豆へ向かいました。道中初めて70キロのトレイルレース出た時のことなどを聞いて、明日のレースの心構え、覚悟を、モチベーションをもらいました。
11時位に受付会場につきました。
そこから必携品の荷物チェック、主にライトなどの点灯確認とレインジャケットのシームレス確認だけでした。
そこから駐車場からのバスチケットをもらい、EXPOを見に行きました。
今まで出てきたトレイルのレースで1番いろいろなお店が出店されてて、思わず書いそうになりましたがオフィシャルTシャツだけでやめておきました😅

カワイイ😀他の色が良かったけど既に売り切れてた…

その後、入り口付近にあった看板の前で2人で写真撮影⛰️

10周年の記念すべき大会でした⛰️

その後近くの中華屋でランチを済ませて駐車場へ。
今回はワンウェイ(スタートとゴール地点が違う)のでゴール地点の近くの駐車場に停めて、そこから宿の方へのバスに乗ります。

駐車場から見えた富士山

16時くらいには宿のある松崎町に着きました。スタート地点も松崎新港という所で、ITJ出るなら松崎しか勝たんらしいです😂その理由は何処のエリアに泊まっても松崎バスターミナルまで来て、そこからスタート地点まで歩きで行くんです!バスの到着時間によっては結構外で待つ場合もあるのかな。宿が松崎だとその点良いのかなと思いました。
ただ、宿予約開始からすぐこのエリアは埋まってしまいます。今回は運良く2人部屋が空いていて本当にラッキーでした。
宿行く前にコンビニで水分とビールとレモンサワーなどを…買って宿に向かいました!
チェックインして、目の前が海だったのでお酒を持って海の前で乾杯🍻
この日は風が強かったので割とすぐ部屋に戻りました。

宿に戻り、夕食まで残りのお酒を飲みながら明日のザックの準備を。
実際にザック必要なものを詰めてみたら案外余ってしまった。今回はノースフェイスのTR-10。だけど、この余裕が当日役に立ちました。やはり暑くなりミドルレイヤーを入れるとパンパンに。

夕飯の時間になり、食事会場へ。この日はITJに参加される方だけだったと思います!
松崎エリアに泊まられる方なので、めちゃ速ランナーばかりだったのかなぁ⛰️

これ以外にお刺身、煮魚、茶碗蒸しが後ほど出てきました。
ご飯3杯でギブアップ…

お腹いっぱいなので部屋でちょっと休憩してからお風呂。
レース当日は朝の6時スタート、荷物預けが5時半までなので4時50分位に宿を出る予定。
3時半にアラームをかけ、おそらく9時くらいには布団に入り割とすぐ寝れました。

2023/12/10(レース当日スタート前)

朝3時半2人のアラームが同時になり、起床。なかなか寒くて布団から出れませんでしたがなんとか起きて、準備。
この時間に起きてご飯を食べる事がなかなか無いので、予定してたよりは食べれなかった。
そして、宿を出発!
この時思ったのは、リュックではなくスーツケースとかで行けば良かったなって。レース用のザックと2つのザックだと持つのが大変だった。
荷物入れる袋は90ℓだから大きいので、次回出る時はスーツケースだな。
真っ暗の中会場に着き、もう準備は終わっていたのですぐ荷物を預けちゃいました。

スタート会場の松崎新港

風はなかったけど、やはり朝は寒かった。スタートまで約1時間この待ち時間が結構しんどいかも。トレイとか並ぶので早目に済ました方がよいですね。
実はこの週の月曜から体調崩してて、当日も鼻水が出てる状態でした。これはティッシュないとしんどいなと思い、コンビニまで戻って買いに行きました。コンビニのトイレも大行列。
あと、コンビニでギリギリまで待ってる人もいました。確かにあったかいしありかも。
会場に戻り、スタートまで後わずか…

これでも、朝はじっとしてると寒かった…

いよいよスタート。今回はウェーブスタートでA.B.Cのブロックわけ。CブロックだったのでAより4分遅れでスタート!
スタート前につかさんと握手して、気合を入れました!

レーススタート〜第一エイド(A1こがね橋)
26km

いよいよスタートです。
最初は緩やかな登りで割と走れるロード、林道だったので飛ばしすぎないように走りました。
やはり気温が高いのか、周りを見るとすぐに半袖になる人が多かった。俺も暑くなり、シェルとミドルレイヤーは脱ぎました。
その後、明るくなったのでヘッデンもザックにしまい、サングラスを代わりにつけました。
そこから、トレイルに入っていきます。
トレイルに入ると渋滞。やはり最初めちゃくちゃ飛ばさないとなかなかこの渋滞はさけられないのかな。そもそも、Cブロックだと厳しいのかも。
トレイル終わるまで常に登りも降りも渋滞でした。


そこまでの急登や急な降りも無かった印象です。比較的空いてれば走りやすかったのかなと思いました。
トレイルが終わり、広めの林道に降り基調で走りやすい区間が続き、ここで取り戻そうと思い割とペース上げて走りました。
途中のチェックポイントC3諸壺峠でトイレ、一つしかないのでここで20分くらいストップ。ただ、この後の第一エイドのトイレはめちゃ混むと聞いてたのでここで済ませました。
ここから先も長い下り坂、ここも飛ばして第一エイドに10:10に到着。ここでの降りの走りが後ほど急激にペースダウンするきっかけに…

ここのエイドではコーラ(ちっちゃい缶のやつ)と桜餅×2、バナナ×1、ちっちゃいチョコ×3と水500mlを補給。
次のエイドはそこまで遠くなかったので割とすぐ出ました!

A1(こがね橋)〜A2(仁科峠)
14.2km

第一エイドから次のチェックポイントC4二本杉峠までが3kmで400mアップ⛰️
ただ、そこまでキツイ感じでは無かったかな!
この登りが終わると少しずつ景色が開けてきました。

30km過ぎた辺りから、両膝の裏側がピクピクし始めてきて、今にも攣りそうな状況。
前半の降りのペースアップとこれまでの登り降りの疲れが脚にきて、脚が売り切れ状態…第2エイドまでが果てしなく遠く感じました。
それでも景色が良くなってきて、これぞITJって感じの景色に救われました。

富士山を頂いた🗻

やっとの思いで第二エイドA2仁科峠に13:40到着。
ここでは、西伊豆塩かつおうどん×1、ミニあんぱん×2、ミニクリームパン×4、ミニコーラ×1、オレは摂取鉄紺バージョン×2(食べずにポッケに)、水500ml補充(スーパーメダリスト混ぜる)
到着からまもなく、つかさんと合流。さすが、つかさん。
つかさんに絶対に諦めるな!気持ちで負けたら終わりと。励ましてもらいました。これが無かったら本当に最後まで走りきれなかったです。
つかさんは先に行きました。待ってるからの一言を残して。
俺はすでにここで脚が売り切れていて、走れるか分からない状態だったので30分近くストレッチなどしながら休みました。

A2仁科峠〜A3土肥駐車場
11km

14:07第二エイド出発。
いざ走り出すも脚が痛む。のろのろ歩いたり走ったり。

平らなところと登りはまだ行けた。ただ、降りは左膝が激痛。もう着地の衝撃に耐えられない感じまで痛かった。
しかも、結構降りの方が多い区間でしんどく。ほぼ全歩き、左脚での着地の衝撃をなるべく少なくするように降りてると何人もの人に心配される。そして、何十人にも抜かれた。
もうここで、リタイアしようと思ってた。次のエイドまでなんとか行けたとしても、間違いなくこのままだと関門突破出来ないと思ったから。
それでもノロノロと歩きながら、休憩しながら進む。たった、11kmなのにひたすら長く感じた。
途中、足首を痛めた女性ランナーに声かけられ、捻挫した訳じゃないけど痛いから痛み止め飲もうか迷ってるみたいで、そこで俺は一旦靴紐結び直してみたらどうですか?とアドバイス!
その後もこの方とほぼ並走。
いよいよ、本当にしんどくて、この女性ランナーの痛み止めってのがヒントになって、ダメ元でロキソニン飲んでみよう!これでダメならしょうがない!と思い飲みました。
しばらくは、薬も効かない状態。もうホントに諦めかけてました。ここでまた、あの女性ランナーに追いつき、この方も痛み止めを飲むと決めたらしい。
俺の方はまだ効いてないです。行けるとこまで行ってリタイアします。と告げて先に行きました。
そこから途中スタッフの方がいるポイントがあって、後6キロと言われました。もう第3エイドも辿り着けないかな。日も暮れてきて、本気でヤバいなって思いました。

夕日が出始めたら辺りから、あれ?薬が効いてきた!もしかしたら走れるかもって思って走ったら行けた!
降り特に階段の下りはまだ、痛かったけど、それ以外は走れた。
そこからペースアップ。まだ間に合うかもしれない。息が上がるくらい頑張った!
途中抜かれた人にも追いついた!
心配してくれた人にも会えて、薬が効いてきました!と報告できた!
なんとか踏ん張って第3エイドに16:45位に到着。関門15分前。
ここのエイドでもう日が暮れてきたので、シェルとヘッデンを装着。
そして、トイレに並ぶ。
トイレ後、メダリスト顆粒があったので水1ℓ全部入れ替えて投入。これ美味しかった!
補給はしし汁予定が豚汁になってたが豚汁×1、ミニドーナツ×3(ポッケ)

A3土肥駐車場〜C6達磨山高原レストハウス
6.8km

第3エイド17:03出発
ここからは関門との勝負!
1時間半で6.8km割とイケると思っていた。
そう思い走り出す!真っ暗の中走る。
ここで達磨山が壁となった。
木段地獄である。しかも高さのある階段。登りも腿にきてピクピクし始めた。
降りは高さもあるから最悪で左膝が痛む。しかもめちゃくちゃ階段地獄…
この後半戦でこれ入れてくる辺り、ドSだわ⛰️
ただ、夜景とか、ヘッデンの灯りが山に写り綺麗だった。写真撮る余裕は無かった。
達磨山登頂してから下山が終わるも、また階段地獄。
しかも小達磨山…😅もう達磨見たくないと思った。
なんとかここも下山して、トイレポイントがあったのでチェックポイントの達磨山高原レストハウスかと思って良かった!余裕で間に合った!と安堵。
そこからは割と降り基調で走れる感じだったので焦らず走っていた。
そしたら、おじさんランナーが血相を変えて、次の関門まで15分しかないぞ!!と。
え?待てよ?さっきチェックポイント通ったよな!近くにいた人にも確認して通りましたと。
なんだ、あのおじさんの勘違いか。とまた走り出す。
しばらく走ると、ロードに出る直前、「関門10分前ですーー」と大きな声が。
おーまじか!!と急ぐ!
なんとかチェックポイントに間に合い、ここで急いでトイレを済ましてすぐ出発!
あのおじさんの言ってたのは間違いじゃ無かったんだ。
あのフェイクのポイントに騙されていた。危なかった。
C6達磨山高原レストハウス到着18:20

C6達磨山高原レストハウス〜FINISH修善寺総合会館
11.1km

残り11.1km、1時間半でゴールしないといけない。
ここからは、ほぼ降り。トレイルはほとんど無く、林道メイン。
通常の状態なら余裕でゴール出来る。ただ、すでにスタートしてから12時間以上経っている。
もう身体が悲鳴を上げている状態。脚もいろんなところが攣りそうな感じ。
走ろうと思うけど、なかなか動かす、普段なら走れる登りも歩き、それ以外も歩いたり走ったり。
しかも、真っ暗。めちゃくちゃメンタルとの戦い。
まだ、周りにランナーがいたから良かった。
それでも、なんとかイケると思って余裕かましていたところ、後ろからランナーがきて、「後何キロくらいですかね?」
「たぶん、8キロくらいですかねー」
「後1時間で8キロかぁ、、歩いてたら間に合わないですよね」
ここで、焦りを感じ始め。走り出す。ここからはずっと降りだったので頑張って走った。
それでもしんどくなると歩いて。そして走ってを繰り返した。
そして、山を下山。
そこにスタッフがいて標識には65kmの文字が。
もう残りはロードしかないから頑張って走った。
途中、スタッフに後2kmと言われ、俄然頑張った!
ただ、この2kmがいつもよりひたすら長く感じたけど。
どんどん街中に入っていく、警備員の人の応援がありがたい。
いよいよ、音楽とかが聞こえてきて会場が見えてきた!
最後の階段がしんどかったけど、やっとここまで来れた。
ゴール直前につかさんがいた!まじ泣きそうになった!
そして
19:47:51
ゴール!
タイムは13:43:51
制限時間ギリギリ
ゴール後つかさんと思わず抱き合いました。
何度、諦めようかと思ったか。こんなにしんどくて、長い、レースは初めてだった。
でも、なんとかゴール出来て本当に良かった。
今は全身が痛くて、当分走れそうにないけど、やっぱりトレイルはマラソンにはない魅力があるし、冒険してるみたいな感じが楽しい。まだまだ、遅いけどこの長い距離走れたのは本当に良い経験になった。
本当にしんどかったけど、また走りたくなるんだろうな。


今回の反省点

・長い距離は特にしっかりとペース配分を考えないといけない。走れるところをペースあげ過ぎた結果、後半脚が動かなくなる。
・体調管理は大切
・トレイル向けのトレーニングもしないとダメだね。登りがもっと強くなりたい。


終わりに。

これでITJ70Kのレポートは終わりになります。
めっちゃダラダラと覚えてる範囲で書いたので間違ってたりしたらごめんなさい。
来年ITJ出る人の参考になったり、これからロングなトレイル走ろうと思ってる方の少しでもヒントになれば嬉しいな。

最後まで読んでくれた方、本当に感謝です🙏🏾
ありがとうございました!

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