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今のわたしの保育、見直したい

 

 今回は、「自分なりの方法で働きたい(保育したい)…けどどうやればいいの?」と悩んだ際にヒントをもらった本について語っていく。

2年目に入り、仕事に慣れてきたけれど、ただ先輩からの指示に従い、または見様見真似で保育をしていた。

「これでは今後一人で保育なんてできないよな」

と自分の未熟さと、将来の不安で当時は危機感を持っていた。その際に必死に情報を得ようとして読んだ本の一つが今回の本である。(私は不安があると情報収集で安心しようとする癖がある。。)

今回紹介する本は、ブランク明けや新米保育者に向けたシリーズになっていて非常に分かりやすく、わりとお気に入り。

【この本から学んだこと】
日々の保育を振り返るときのポイント

日々の保育を振り返るときのポイント

 仕事をする中でよく聞く言葉「PDCAサイクル」。子どもに対する対応や日々のクラス運営について考える時に活用している。

この本の中ではその振り返りで大切にすべきことが語られている。それは…
「子どもにとってよいことか」「子どもの何が育つのか」を明確化し、軸としてしていくこと。

決して「今日は普段より食事時間が遅れてしまった」「些細なことで怒ってしまった」などの反省をするのではない。

「今日、帰り道で○○ちゃんが座り込んでしまった。時間はギリギリだったが落ち着くまで待ち、話しかけると自分で切り替え歩き始めた。食事は遅れたが、○○ちゃんはその後最後まで歩ききった姿が見れた。」と、子どものどんな姿があったかに着目することが大切である。

 ちなみに前者の例は、まさに私がよくやっていた反省の内容である。やればやるほど自分の気持ちが滅入り、自分の保育に自信が持てなくなっていた。自分で自分を苦しめていた。

どうしても保育士になると「正しいに持っていかなければ」と考えてしまうことがある。順番を待てない1歳児に「じゅんばんだね」と大人からルールを遵守させようとしたり、2歳児の喧嘩に「ごめんねと言おうね」と謝ることを強制したり。

間違っているとは言わない。でもよく言うが「保育に正解はない」のだ。

ただ自分にだけ原因を見つけていくのが正しい評価とは言えないことがこの本を読むことで気付かれた。まさに自分にとって目から鱗であった。


以上、今回の感想である。
印象的なことのみ述べたので今回は触れた箇所が少なかったが、他にも子どもとの関わり方、発達の見方などわかりやすく説明していた。

少し期間を開けてまた改めて読みたいと思う。

今後も自分の学んだことを読書記録として残していきますので、
よろしくおねがいします。