内陸国セルビアが送るの絶品肉料理たち‼︎ 旅人ゴリラの生存報告セルビア編♯1
みなさんこんにちは、こんばんはの方はこんばんは。旅人ゴリラです。
前回バスを乗り継ぎアルバニアからセルビアの首都ベオグラードに辿り着きましたので今回からはセルビア編!
セルビア自慢の肉料理をストリートで堪能してきましたのでそちらを重点的に紹介していきます!
それでは本編!
セルビアの肉料理
セルビアといえばバルカン半島中部に位置する内陸国で、その位置関係から魚料理というものがあまり根付いてきませんでした。
ではセルビア料理とは何か?それは、日本料理が「米・魚・野菜」のバランスであるとするとセルビア料理は「肉・肉・肉」のボリュームです。
そしてセルビア料理を産んだセルビア人達も無類の肉好きばかり。滞在していたホステルのオーナーなんかは「俺たちの主食はパンじゃない。肉だ」って言ってましたね。
そんなセルビア人のソウルフードがこちら。
プレスカピッツァ
セルビア式の巨大ハンバーガーです。
こういうパンにお肉を挟む系の料理で肉がデカすぎて折り曲げてるのは初めて見ました。
写真だとちょっと分かりにくいかもですが、なかのハンバーグは成人男性であるゴリラ(筆者)の手のひらの2倍ぐらいありましたね。
さてそんな巨大ハンバーガーは食べ応え抜群。
中に入っている玉ねぎを混ぜたチリソースの辛さも食欲をそそります。
また、今回は肉の味を最大限に楽しむために野菜はなしにしましたが、プレスカピッツァを売っているお店ではこんな感じ↓に野菜やソースが並べてあって注文時にカスタマイズすること可能です。
そんな大ボリューム大満足の一品のお値段は270RSD〜450RSD(1セルビアディナール=約1.4円)
ベオグラードを訪れた際は必ず食べてほしいセルビア代表のストリートフード兼ソウルフードです。
チェバピ
こちらのハンバーグとソーセージの間みたいな料理はバルカン半島で広く食べられているセルビアを通り越して旧ユーゴスラビアのソウルフードと言うべき料理、チェバピです。
牛や豚や羊などのミンチを混ぜて焼いた料理ですね。
特徴としては、肉の弾力がすごい。
抜群の噛みごたえとそのたびに溢れ出る肉の旨みが堪らなかったです。
肉を食べてるな〜と実感できる一品。
お酒との相性も◎なチェパビの料金は790RSD(=約1,100円)
↑レストランで食べたのでちょっと高め。
ミートパイ
午前中に街中を歩いていて見つけた大行列。
その大行列の終点がこのセルビア式ミートパイ。
このミートパイはセルビアのお肉好きを象徴するような料理です。
パリパリもっちりアツアツのパイ生地の中は、
ラードと肉汁の祭典!!
口当たりが滑らかになるまでゆっくり火を通したミンチ肉は日本の肉じゃがにも似た味付けでめちゃくちゃ美味しい!!
のですが…、半分ぐらい食べたところで僕はコレステロールの暴力に胃が焼かれました。
味はめちゃくちゃ美味しいんですが、正直一切れ食べ切るのが精一杯…。
そんなセルビア人との体の作りの違いを思い知る一品は270RSD(=約380円)!
健康を捨てて一時の肉汁に浸るのもまた一興!
さて、そんな肉料理を食べるのに欠かせないものと言えば…?
ラキア
そう、お酒です。
ヨーロッパのお酒といえばワインと答える人も多いと思いますが、山が多く標高が高いバルカン半島では葡萄の栽培が適さないため、ワインの代わりに桃や杏で作った蒸留酒、ラキアが広く親しまれています。
で、このフルーツブランデーなんですがもの凄く美味しいです。
アルコール度数は40度〜50度もあり、もちろんそれ相応のアルコール感はするんですが桃や杏のフルーティな風味もあって意外なほど飲みやすい。
強いお酒特有の喉が焼けるといった感覚もなく、まろやかな口当たりで飲むたびに甘い香りが鼻からス〜ッと抜けていきます。
正直、ワインよりもラキアの方が僕的には飲みやすいし美味しく感じるかも。
そんなお腹からぐ〜っとあったまってきて冬のベオグラードの寒さを忘れさせてくれるようなお酒は一杯320RSD(=約450円)。
スーパーなどで小瓶も売ってるのでお土産にも最適です!
以上!
お肉大好きセルビア料理、いかがでしたでしょうか?
ベオグラードを訪れた際には是非セルビア人になりきって肉料理やお酒に溺れてみてください!
ラキアに関しては何故日本ではあまり知られていないのか不思議なほどお気に入りです。おすすめ!
さて、次回ですが次回はセルビアからコソボへと向かいます。複雑な国際関係と一筋縄ではいかないその旅路は超大変でした!
乞うご期待!
PS.
ベオグラードにはユーゴスラビア紛争時代にNATOから受けた空爆の爪痕がそのまま残されたビルがあります。
こういった光景を見ると教科書で学んだ「知識」が写真や活字を離れて僕の中で具体化されていくような感覚になります。
あまり直視したくはありませんが、こういう感覚も大事な旅の醍醐味の一つですよね。たぶん。
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