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アジアと欧州が交差する猫好き大歓喜の街イスタンブール 旅人ゴリラの生存報告トルコ編♯2

みなさんこんにちは、こんばんはの人はこんばんは。旅人ゴリラです。

今回は前回に引き続きトルコ編!
黒海と地中海を跨いでアジアとヨーロッパが混ざり合うトルコの大都市イスタンブールに行ってきました!

また、イスタンブールといえばとある動物が沢山いることでも有名。
滞在中はもう楽しくて仕方なかったです!

というわけで本編!

まずはカッパドキアからイスタンブールへ

カッパドキアのギョレメから夜行バスで12時間の道のりです。
料金は900トルコリラ(=約4,800円:1リラ=5.3円)

夜行バスって宿賃を浮かせるんでよく利用するんですが、海外の夜行バスって乗るまで結構恐怖ですよね。

なんてったって来る保証がない。

夜になると窓口は問答無用で閉まるので、暗いバス停で1人取り残されます。笑
今回は2時間半の遅延ののちに来てくれましたが、最後の方はかなり泣き入ってました。

生存報告「完結」?

まあそんな話はさておき、

イスタンブール到着!歩くのが楽しい!

スレイマニエモスクからの眺め。街と海のコントラストが美しい

着いてまず感じるのは散歩が楽しくてしょうがないということ。

文化が混ざり合う街なだけあって、同じ街の中なのに色んな雰囲気があり見ていて全然飽きません。

アジアっぽい雑多な通りがあるかと思えば、

石畳を路面電車が走るヨーロッパっぽい道に出たりします。

市場にしても、

グランドバザール

賑やかなで豪奢な市場だなぁと思えばすぐ隣には、

静かで落ち着く本屋さん街があったりして。

さらに、歴史的な建物も見応え十分です。

歴史に翻弄され続ける大建築

東ローマ帝国のビザンティン建築最高傑作と呼ばれ、歴史の中でキリスト教大聖堂からイスラムモスクに改築されたアヤソフィアは内装も超綺麗ですし、

キリスト教っぽい内装にイスラムのマーク

ビザンツ帝国時代に作られ、長きに渡ってイスタンブールの水供給を支えた地下の巨大貯水池イスタンブール地下宮殿は息を呑む美しさ!

今でも少しだけ水が溜まってる

さらに、歩くのに疲れてきたら公共交通機関の利用も楽しい!

海峡に架かる橋の真ん中にある鉄道駅

メトロの駅などで↓こんなプリペイドカードを買えば、

メトロを始めさっきの路面電車やバス、海峡の渡し船までなんでも乗れるようになります。

特に渡し船は必見。

ちゃんと地元の人達の足になっている「生きた」渡し船で、

利用者も多い

料金たったの23リラ(約120円)で20分ほどのクルーズが楽しめます。

海から見るイスタンブールも最高

こんな感じで人々の暮らしや文化、街並みを見ているだけで楽しいそんなイスタンブールですが、冒頭でも話した通り動物好きや猫好きには堪らないほど猫が沢山います。

ねこの街イスタンブール。

静かな本屋街で本を枕に眠る猫

もともと、イスラム教の開祖であるムハンマドが無類の猫好きだったということから、イスラム教圏の国では猫が多いのですが、イスタンブールは特に多くて「猫の街」なんて呼ばれてます。
しかもそんな猫たちは誰かの飼い猫というわけでもなく、かといって野良というわけでもない、
街全体で飼っている『地域の猫』といったような感じで街の景色に溶け込んでおり、人にもめちゃめちゃ慣れています。

街の人も猫を最大限可愛がっていて、

猫が寒くないように何かを敷いていたり、家の玄関先に猫のための寝床や餌を置いている家もたくさんありました。
さらには街に溶け込みすぎて駅で警備をしている猫まで。

異常ニャ〜し。

そんな感じの雰囲気なので、暇なゴリラが公園のベンチで休んでいてもおもむろに膝に乗ってきてくれます!

かっ、カッ、かか可愛いいッッ!!

もう二度と立ち上がるまいと心に決めた瞬間ですね。

というわけで、書いてるゴリラが動けなくなっちゃったんで以上!
…といきたいところなのですが、最後に注意喚起だけ。

狂犬病について。

トルコは日本と違い狂犬病が存在する国です。
(というか、日本やイギリスなど一部の島国以外ほとんど存在する)
※トルコ政府も野良犬に予防接種を行うなど狂犬病対策には力を入れており、現在年間3〜4例ほどにまで減少しています。

日本語では狂「犬」病と書きますが、狂犬病は犬だけでなく人を含めた哺乳類全般に感染する病気で、猫も例外ではありません。
そして、知っての通り発症すれば最後。致死率は100%です。

ですので、触らないに越したことはない…のですが、

遊んで欲しそうに僕を見てくる

自ら寄ってきてじゃれてくれる猫に触るなというのはそれはそれで猫好きにとって死ねと言っているのと同義。

ですので、イスタンブールを訪れて猫と遊ぶ時は下記のことを必ず守ってください。

まず、予防接種を必ず受けて行く。

狂犬病には曝露前接種があり、予防接種を3回受けることでもしウイルスに曝露しても95%の確率で発症を抑えることができます。

保険は適用できませんが、日本でもトラベルクリニックなどで接種を受けることができますので必ず受けてから行きましょう。

また、狂犬病は感染した動物の唾液が血液に入ることで感染します。

ですので、逆に言うと普通に撫でている分には感染しません。安心して撫で回してあげて下さい。
危険なのは以下の時。

・噛まれた
・血が出るほど引っ掻かれた
・傷口を舐められた

噛まれた時は当たり前なのですが、気づかずに感染してしまい危険なのは下記の2パターン。
猫はよく爪を舐めて毛繕いしているので爪も感染源となります。また、傷口についても指の逆剥け等小さな傷に気をつけてください。

ただ、こうして感染が疑われる場合も24時間以内に曝露後接種を受ければ曝露前接種の有無に関わらず感染を100%抑えられます。焦らなくても大丈夫!

※曝露前接種がない場合は一回の曝露後接種では済まず、1ヶ月ほど接種を続ける必要があります。

イスタンブールにも狂犬病曝露後接種を受けられる病院がありますので、やばいと思ったら必ず病院に行きましょう。潜伏期間があるのでその時の体調では感染は判断できません。

あとは様子のおかしい動物には近づかない。

狂犬病に感染した動物の特徴的な症状として、唾液をだらだらと垂らすと言うものがあります。
そんな風になんか様子がおかしいな?と思う犬猫には近寄らないようにしましょう。

※犬猫も感染すれば絶対に助かりません。かわいそうですが病院に連れて行こうなんてことも絶対にしないでください。

まぁ、猫の症状には「急に人懐っこくなる」みたいなのもあるらしく、感染の判断は素人にはできませんので過信は禁物です。

というわけで、後半長くなりましたが以上!

でも、観光客の狂犬病が多発して猫がみんな保健所に連れて行かれたなんて悲しすぎますし、しっかり気をつけましょう!ゴリラからのお願いです。

さて、イスタンブール、いかがでしたでしょうか?
歩いていて楽しい街過ぎて、個人的に住みたいとまで思う街でした。
今まで僕が訪れた所の中でも手放しに好きと言えますし、人におすすめできる所です。本当に。

なので、次回も続いてイスタンブール編!
次回は今回語れなかったイスタンブールのストリートフードについて語ります!
魅惑のトルコ料理!

乞うご期待!


PS.

イスタンブールにはガラタ塔というランドマークがあって、そこから見る夜景も最高です。

奥の塔がガラタ塔
高さ67mと低めですが、だからこそ夜景が間近に見れますね
海が映える!

欠点はカップルだらけなところ。

え?1人で行く奴が悪い?

うう、うっ…

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