積ん読日記⑧

ちくま文庫「森毅ベスト・エッセイ」をさっきから読んでいる。こんなに面白くて、ステキな本は積ん読してはもっないない。昼飯一回抜いてでも、この本は買うべきだ。

森さんみたいな大人、というかお爺さんは、僕の回りにはいなかった。数学者で、遊ぶことが好き。よわい人へのやさしさ。いい加減の達人。ぼくの家庭は、みなマジメ。あそぶことを知らない人たちだった。父親も母親も姉も。

でもとにかく、これで毎日、森さんに会える。話が出来る。それって、すごくゼイタクなことだ。なにしろ、過労死が流行る時代だ。みんな、もっと森さんの精神を受け継いで遊ぶべきだ。仕事なんてなまけてやるべき。まちがっても、仕事に悩んで死んだりしちゃダメなんだ。

そんなわけで、「森毅ベスト・エッセイ」を、みんな買いましょう。お金のないヒトは、図書館で。

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