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今こそ循環型・自然農法の実践を‼【不耕起、無肥料、無農薬、無除草】

福岡正信氏は、不耕起(耕さない)、無肥料、無農薬、無除草を基本とし、いろいろな種を泥団子の中に入れて蒔く「粘土団子」で有名な自然農法の実践家であります。
 
昨今ユーチューブ上で「自然農法」の類の栽培法の紹介を多く見受けますが、農業機械や農具を使ったり、ぼかし肥料を施したり、それは有機農法ではと思われるものが多く見受けられます。

まあ、その人の考え方、主義主張など流儀があるとは思いますが、福岡正信氏の自然農法とは、
・不耕起
・無肥料
・無農薬
・無除草
の上記の4点にあり、ぜひ皆さんに知っておいてほしいと思います。

福岡正信氏は、いかに昼寝ができる時間を多く生み出せるか、何もしないようにするのがモットーだと、そのようなことを本人がおしゃっています。

また、粘土団子(タネを20種類以上を団子にする)は、たくさんタネを蒔けば、自然が教えてくれるとも。その土壌、環境に適応した種だけが育ってくることは、疑う余地もなく自然の摂理であります。

自然農法を断念される多くの方は雑草に負けて辞める方が多いと聞きます。目的と手段をはき違えておられるのではと心配になります。自然農法とはその土地、環境で難なく育つ野菜果樹を見つけ出し栽培することにあると思います。

自然に近いかたちの不耕起、無肥料、無農薬、無除草で野菜、果樹を育てられれば、病害虫に影響されることもなく育てられるという基本理念が、自然農法だと言えます。
 
裏返せば、人様が手厚く耕耘、施肥し植物を植えれば、育つ植物はひ弱で病害虫や気候変動にも対応しきれないということになりましょう。

わたしは一昨年から試験的に自然農法に取り組んでいます。酸性の土壌に適応能力がありそうな、カボチャ、ダイコン、ニンジンを不耕起、無肥料、無農薬、無除草(植える部分のみ除草対策)で試験栽培したところ、何ら問題なく育てることができました。
 
カボチャは苗を定植した周りを段ボールで覆い、ニンジン、ダイコンは植える箇所は灯油バーナーで焼却しただけで種蒔き。それでも土は肥えていたのでしょう。現行の栽培法と見劣りすることなく育ちました。
 
毎年植えるところを変えれば循環型栽培が可能だと確信します。時期を失した感じもしますが、今年から自然農を本格的に取り入れていきたいと思います。そのことが環境負荷や自然の摂理から考えて最適で、求められている農法だと考えるからです。
 
自然農法と有機農法それぞれを生かした農業のやり方でよいと思います。何時の時代もいかに効率的に進めるか、またできることなら自然に近い形での農業でよいと私は考えます。

※桃の写真は白桃を無農薬で育てたものです(水切りネットを被せて虫除け栽培)。樹で完熟させた桃は味が最高‼。買った桃はもう食べられません。


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