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熟考方の息子の話

休職289日目です。

今日は息子の学校で学力検査というものがあったそうです。

「全然時間内に終われなかったー」

と、物憂げに言う息子…。

学力検査がどういう形式のものかわかりませんが、本日行ったのは国語。
聞き取りテストや文章問題だったそうですが…。

ひとまずはまぁまぁ気にしないで。と促しましたが明日は算数の検査もあるそうで、不安そうな表情でした。

そう言われた息子はこんな気持ちかもしれない…

そういえば…。
自分の小さい頃には学力検査なんてあったのか覚えてませんが、少なくとも国語の聞き取り問題なんてなかったですね。"リスニング"というのを中学校の英検で初めて知ったくらいなので。

いくら国語といえど一度しか文章が聞けないというのはちょっとだけ酷な気がしますね。特にまだ小学生のうちは文章を文節ごとに噛み砕いて学ぶ段階。そうこうしているうちにあっという間に問題文は読み終わっている子もいる事でしょう…。
(もちろん出来る子もいますが…)


でもとりあえず国語は終わったので明日は算数。これが更に…ネックなんです。

実は息子、計算が遅い。。
苦手ではないんですが、遅いんです。。

例えばかけ算の筆算なんかだと、ひとつひとつのかけ算を九九の1の段から辿っていくという大規模な遠回りをしますし、54+35みたいな繰り上がりのない簡単なたし算でさえ下手すると10秒くらいかかります。

時間がある程度あればあるほど高得点を叩き出すところは長所でもありますが、算数の授業中や明日行われるであろう学力検査の様に瞬時に解いて回答を導き出すのは苦手だそうです。
昔どこかでやったクレペリン検査だといい結果は得られそうにありません。


まぁ息子の計算力や国語の読解力・文章能力は時間が解決してくれると思いますが…

熟考したのち答えを出す、実は自分も昔からそうでした。
テストでは暗記系問題以外は苦手で計算や現代文で何度か時間切れになってましたね。それを回避する為に急いで解答欄を埋めて間違える事もありましたし、マークシートなんかだと最後の3問くらいは適当に塗りつぶす事なんかもありましたね。
でもまだ学生のうちはテストさえ出来ればそれなりの評価をもらえるはずで暗記系で稼げば進学できますが、一旦社会に出てしまうとそれが通用せず苦労する事もあります。

特に"質"より"量"が求められる職場や現場でこだわりが強い人はあまり評価されません。効率重視ですね。

ただいくら早くてもミスする方がNGには変わりないので、必然的にミスもなく早く作業がこなせる人材が重宝され上司からの評価も上がりがちです。

そうなると少し会社で難儀するのは自分や息子の様な熟考方の人間。
いくら考えて導き出した答えやアイデアでも、気付いたらもうその問題は解決していたり、別の完璧ではないシステムが採用されていたりします。
こうやって考えに考えた企画や練りに練った計画が日の目を見ない事も多々あって、それが自身の持つ長所を消し、それが自己肯定感そのものにダメージを残していきます。
(…ちなみにこういった時でも自分の企画を見てくれる上司はいい上司だと思います)


話は戻り、息子です。

これから成長過程でスピード重視な社会に直面しその事を気付く可能性もあると思いますが、とりあえず今はそんな自分に劣等感を抱かず勉学に取り組んでもらいたいです。

悩み迷って導き出す方々も間違いじゃない。ただ与えられた時間内にこなす柔軟性や瞬発力もこれからは身に付けて欲しいですね。
苦手を得意に、なんて言うつもりはありません。人それぞれの長所は活かす必要があると思うので。

と、自分と照らし合わせてそう思います。
何事も経験。いろいろと学んで大きくなって欲しいですね。


以上です。トータルそんな大した事言ってませんね。

息子の自己肯定感に関しては親からも養ってあげられると思うので、勉強や宿題でもサポートしてあげたいと思います。。
あとは親の頭脳がついていけるか……。笑




それでは。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

寝そべるチョコでお茶を濁して
ドアップなハムでおやすみなさいませ

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