ファンケル総合研究所

皆さんこんにちは。ファンケル総合研究所です。 私たちは日々、世の中の「不」を解消すべく…

ファンケル総合研究所

皆さんこんにちは。ファンケル総合研究所です。 私たちは日々、世の中の「不」を解消すべく化粧品健康食品の基礎研究・製品開発に全力で取り組んでいます。 このnoteでは、ちょっと難しそうな研究開発を、わかり易く、面白くお届けします。

最近の記事

学術奨励賞受賞 「思春期の鉄欠乏のスクリーニングにおける尿フェリチンの有用性評価」

皆さんこんにちは、ファンケル総合研究所note編集部です。 この度ファンケルは、2023年9月に開催された日本鉄バイオサイエンス学会学術集会において「思春期の鉄欠乏のスクリーニングにおける尿フェリチンの有用性評価」と題した発表を行い、学術奨励賞を受賞しました。 今回は発表者である豊田晴香さんと一緒に、本研究の意義や発見について分かりやすくお届けしていきたいと思います。 ファンケル総合研究所 基盤技術研究センター 生体機能分析G 豊田晴香さん 2019年 4月入社  慶應

    • ファンケル総合研究所 サプリメント開発の舞台裏Vol.4

      ファンケルサプリメント 安心安全への思い 編:第4回目を迎えた「ファンケルのサプリメント開発の舞台裏」。 ここまでサプリメントの形がどのように決められているのか。サプリメント形状の中でも最もポピュラーな錠剤にスポットを当て、どんな過程を経て作られていて、どんなハードルを乗り越えて作られているのかをお届けしてきました。  やっと錠剤の形になった錠剤ですが、平田さん。ようやくこれで製品化でしょうか? 平田:ここまでで原料を錠剤の形にすることができました。ただ、このままだと「錠

      • ファンケル総合研究所 サプリメント開発の舞台裏Vol.3

        錠剤作りの難しさ 編集:前回は平田さんのお仕事である製剤開発の概要についてお聞きしました。成分を飲みやすい形にデザインし、大量生産できるようにすること、これが製剤技術者のお仕事でしたね。 平田:はい。研究所でサプリメントの形や大きさを設計し、工場で現場の方々と一緒に大量生産化を実現します。自分の手がけたものが世に出るので、とてもやり甲斐のある仕事なのですが、一筋縄ではいかない非常に難しい面もありますね。 編:実際にどんな難しさがあるんでしょうか? 平田:まず第一に、サ

        • ファンケル総合研究所 サプリメント開発の舞台裏Vol.2

          錠剤ができるまで 編:ここまでのお話でサプリメントの剤形については理解できました。ここからはメインの剤形である錠剤について詳しくお聞かせ頂きたいと思います。 平田:かしこまりました。錠剤はサプリメントはもちろん、医薬品やラムネのようなお菓子に至るまで、世界中で用いられているポピュラーな剤形ですが、実は全て原料は粉なんです。 編:粉が錠剤になるんですか? 平田:はい。こちらをご覧ください。粉を上下からプレスするだけで錠剤が出来上がります。 編:おお!一瞬ですね。100

        学術奨励賞受賞 「思春期の鉄欠乏のスクリーニングにおける尿フェリチンの有用性評価」

          ファンケル総合研究所 サプリメント開発の舞台裏Vol.1

          ファンケルのサプリメントこんにちは、ファンケル総合研究所 note編集部です。 前回は肌研究の最前線と題し、ファンケルの化粧品事業に関わる最新の研究についてお届けしました。今回はファンケル事業のもう一つの大きな柱、サプリメント事業についてお届けしたいと思います。 1980年にファンケルは※無添加化粧品から始まり 1995年にサプリメント事業を開始しました。 当時健康食品は「高価でなかなか手の届かないもの」でしたが ファンケルは「安価で誰もが利用できる安価なもの」として世に

          ファンケル総合研究所 サプリメント開発の舞台裏Vol.1

          ファンケル肌研究の最前線(後半)

          皆様こんにちはファンケル総合研究所note編集部です。前回は「ファンケル肌研究の最前線」の前半をお届けしました。 皮膚の触覚の鋭さと肌の見た目=キメはリンクしている という発見がありました (https://note.com/preview/ne27571bf4bd0?prev_access_key=bc264b26ed4b7ed98ed16c470898138d) 今回お届けする後半部では、 肌の触覚の鋭さと、肌の物理的性質=ハリの関係性、そして本研究の今後の展望について

          ファンケル肌研究の最前線(後半)

          ファンケル肌研究の最前線(前半)

          こんにちはファンケル総合研究所note編集部です。 記念すべき第一回は「ファンケル肌研究の最前線」と称し 今年8月20、21日に大阪にて開催された加齢皮膚医学研究会で発表した、皮膚に関する最新研究について、前半・後半の2回に分けてお届けします。  発表者である高橋理子さんにインタビューし、その最新の研究内容を わかりやすく紐解いて行きたいと思います。 はじめに編:今回「触覚の鈍化が皮膚状態と関わる可能性」という題名で発表されたとのことですが、まずは学会発表お疲れ様でした。

          ファンケル肌研究の最前線(前半)

          ファンケル総合研究所note編集部です。

          ご挨拶こんにちは、ファンケル総合研究所です。 私たちは、世の中の「不」の解消に取り組むファンケルの研究機関として化粧品・サプリメント・食品の基礎研究・製品開発を行なっています。 ファンケルは1980年創業。 当時、化粧品公害に苦しむ女性たちを救うべく 無添加化粧品を世に生み出しました。 1994年には健康食品を適正価格で販売するサプリメント事業を開始。さらに青汁・発芽米とさまざまな事業を展開してきました。その成長をサイエンスの力で支えてきたのが、総合研究所です。 研究所の

          ファンケル総合研究所note編集部です。