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13年11月23日 大田原マラソン

 27回目のフルは2度目の大田原。50代突入最初のフルでSUB4をGETし、SUB4生涯勝敗は11勝16敗となる。

 帰りの東北本線、自らのSUB4へのお祝いにグリーン席を奮発した!
 と言っても新幹線代約2,500円をケチって在来線グリーン席750円としたものだが。

 きついレースだった。1km毎に表示があるので、1km毎に時計とにらめっこ。前半に貯金ができた訳でもなく、そのために終盤は、距離と残り時間を絶えず計算していた。結果はG3:59’07、N3:58’12。大満足!!
 大田原は「制限時間4時間」と謳っている。制限時間4時間といっても、一昨年の自分がそうであったように、実際は最終関門38.3kmを3:40でクリアできれば、Goalは4:20まで認められている。そうとは言え、やはりSUB4が叶うのと叶わないのでは大きな差。さらに「Netで勝負」と思ってはいるが、あくまでも公式タイムはGross。残り時間と残り距離を絶えず測りながらのレースは本当にきつかった。

 23.7km地点、ここの左コーナーが本レースの最低地点。「ここから上りだ」と気持ちを切り替える。緩やかな上りを順調に進む。そこまで抜きつ抜かれつしていた方2名に置いて行かれる。しかしながら逆に追い抜く方が多くなっている。惑わされずペースは変えず、それで焦ることもない。そのまま進む。26km位だったか、前方に盛岡♀ランナーさん発見!岩手時代には何度も同じレースに出ていた方。50m前方にいることを捉えながら進む。追いかけながら塩飴を口に放り込む。これ、結構元気出るかも!!気のせいかもしれないが・・・・。
 29km手前の給水で立ち止まってゆっくり給水。これにより一瞬差が開いたが30km過ぎに追いつく。♀ランナーさん、完全に失速しているようだ。後ろに付くことなく一気に抜き去る。
 その前29kmまでは@6’02と落ちたが、ゆっくり給水を摂取したからであまり心配していない。30km通過は@5'40でG2:45’17。残り12kmだから@6’00で行けばOK。ただし、余裕は全くない。「@6'00を少しでも切れるように粘れ」と我が身に言い聞かす。
 ♀ランナーさんを抜いて、しばし進んで振り返る。差は20m以上開いている。フルでは殆ど負けているので「今日は勝った」と気を良くした。気はよくしたが体はバテバテ。30km通過後は5’48、51、6’03、00と落ち込んでいく。この辺りで、もう一人、盛岡♂ランナー氏の姿を前に見つける。御年71歳だが背筋の伸びた綺麗なフォーム。追いつきたい!!
 34.4kmでスペシャル給水。預けていたZavasPitとアミノバリュー100ccをピックアップし、確実に歩きながら摂取。続けて34.7kmの給水所でしっかり給水。ここは6'38を要したが、最後の粘りへの投資だと思って焦らない。♂ランナー氏との差は大きくなってしまったが。35km通過がG3:15'47。「@6'00を少しでも切れるように粘れ」という状況は変わらない。
 35km過ぎからの下り坂。左足脹脛上部、膝裏辺りの筋がピクピクする。一歩踏み込んだら爆発する感触。斜度に身を任したいところではあるが、左足を気にしながら脚を伸ばす。下りきった所で♂ランナー氏に追い付いた!並ぶ。一息付く。その瞬間、目を疑う光景が!!
 「やったね!」と♂ランナー氏の肩を叩いて抜いて行く女性!えっ!♀ランナーさん?!氏「やられた~」、自分も全く同感である。「さっき失速してたじゃん!なんで復活できんの?」って感じ。ここから上り。♀ランナーさんにはちょっと付いていけないスピード差。それでも♂ランナー氏を置き去りに。頑張って上る。上りきって一息つく。気を抜いた訳ではないが、♂ランナー氏にまた逆転を許す。盛岡勢、恐るべし!
 35km過ぎからのLapは、下りで5’46、上りもあって6’05、5’51で38km。  
 38.3kmの最終関門を無事ガッツポーズで通過。♂ランナー氏の後ろ姿がまたちょっと大きくなってきた。気を良くする。それでも焦らずに最後の給水を確実に摂って@6’23、思いの外、差は開いていないので、頑張って追う。40kmまでも@6'09と脚は伸びていないが、ここで♂ランナー氏を再逆転。40km通過がG3:46’01。初めてSUB4を確信した。あとは左足が爆発しなければ大丈夫。左足のぴくぴくをケアしながら進む。ラスト2.195kmは6'11、5’52、1’03とまとめて、歓喜のゴールがG3:59’07、N3:58’12であった。

 ゴールエリアは狭くてさっさと掃き出される。ゴール後の給水はコップかよ!これだけが残念だったかな?ストレスなく記録証をもらい、体育館に入る前で一連のストレッチ。腰が痛い、足はもった、全身がだるい。
 体育館で休みながら着替えて、バスに乗ったのが14:45位だったかな。西那須野駅着が15:05。15:21発の在来線に乗ったが座れない。宇都宮まで立っての41分が辛かった~~!
 宇都宮駅で乗換え時間。15分くらいの待ち時間があったので在来線ホームの立そば屋さんで天玉そば!コップで水をガブガブいただく。首都圏の立そば屋さんとは違い、ちゃんと小海老が入っているかき揚げはおいしかった。ホームを跨いで東北本線ホームに。空席はあったが、冒頭の通り、グリーン席でゆったりと帰途に付いた。
 最寄り駅で降りて「餃子の王将」へ。祝杯は生ビール2杯、紹興酒1本。餃子に豚肉玉子炒りつけ!ゆっくりSUB4の喜びを味わいました。併せて王将の11月末まで募集の年間会員券をGET。有意義な1日だったな。

 大田原はシーズン5戦目。今シーズン最大目標に据えていたレースが終わった。SUB4の結果は満足。ただし「やりきった感」には乏しい。それは体重・・・・10月までの減量は順調であった。ところが、11月2~4日の3連休に法事があった。2日間、10kmずつ走ったのだが、ご馳走続きの齢50の身にとっては、それくらいではカロリー過多!結局3連休で2kg弱太ってしまっていた。ご先祖からもらった試練と受け止めよう。

 今朝は肉まんを1つ食し、今年初のダウンを着込んで出発。上野駅そばの立ソバ屋でトロロ朝食。6:46発の新幹線で那須塩原着が7:50。一昨年に比して新幹線も混んでいたし、那須塩原駅での大会バスも30分待った。大会会場着が8:50。
 スペシャルドリンクとしてZavasPitを2か所に預けるつもりだったが、捕食だけでは預けられないそうで「ペットボトルに括り付けろ」との指示。ペットボトルは1本しか持参していなかったので、アミノバリューの残り100ccのペットボトルに括り付けて34.4km地点に託した次第。
 体育館に陣地を構えたのがスタート1時間前。まずはお稲荷さんと大福各1個を食べる。これで4時間はもつだろう。次に着替える。トイレを済ませ、9:40、外に飛び出る。あれ?暖かい!!
 昨年は凍えたレースと聞いている。今朝の大田原の最低気温は氷点下。スタート時も一桁の予想であったから、重ね着としたのに・・・・でも、走りきれない不安もあり、寒いより暑い方が無難。このまま挑むこととした。ただし「給水だけはしっかりと取らねば」と改めて自身に言い聞かした。
 このレースは「制限時間4時間」と厳しいこともあり、フルエントリーは4,449人。それなりのランナーしかエントリーしていない。朝の那須塩原駅で大会バスを待つランナー列を見て「ランナー体型の奴しか居ない!」と気が付いて、場違いな自らの体型を反省した。それでもスタートブロックでは「目標3:30」のブロックの中位に入ってしまった。「最初は詰まるから迷惑はかけない」という判断である。スタート7分前からゆっくりゼリーを摂取した。
10:00丁度にBang!ストップウォッチを押すのが2秒ほど遅れたかな?ま、問題はLapだから細かいことは気にしない。スタートライン通過は0’55。そこから陸上トラックを半周して市街地へ。予想通り、トラック出口で渋滞。足が止まった。ま、長丁場だ、気にしても仕方ない。目の前をランシャツ・ランパンの若い女性が走っている。「こんな本格的な格好のランナーがこんな所に?」と思っていたら、市街地に出たら加速したようであっという間に見えなくなってしまった。そうだろうな~。
 このコースは23km過ぎまでは下り、後半上り。標高差は88mもある。一昨年に走った時にはそこまでのUP&DOWNは感じなかったのだが・・・。今日の目論見は「前半ハーフを1:55、後半を粘って2:05でSUB4」。これを意識しながら進むことになる。
 前半は@5'30でOK。最初の1kmは渋滞があって5’41と出遅れたが、次は@5’19。これで取り返した勘定だし、これでは速過ぎる。若干落とす。この2km過ぎからずーっと@5’17~30の安定したLapを重ね(給水は除く)、冒頭の23.7km最低地点まで進んだ次第。

 前半および総括トピックは思いつくまま記す。
 抑え気味の前半、ヒマ(?)だからいろいろなことを考える。前のランナーの背中ゼッケンに完走賞のTシャツサイズが書いてある。自分と同じような体格のランナーを探して覗くとLだったりOだったり・・・・・自分はOを選択したが好みの問題なのかな?
 前半ハーフはN1:54’45で通過。想定通り。すなわち後半は粘らねばならないし、貯金はない。ただ中間点で「もうハーフ来たか」と思えたのは吉兆であった。
 とにかく給水だけはいつも以上に気を使った。全8か所のゼネラル給水所ではスポドリ、水を合わせて確実にコップ1杯以上は摂取した。
 17km過ぎの折返しで、盛岡♀ランナーさんを発見。その差は2'00近くあったと思う。30km地点で逆転したのだから、1kmあたり10秒程度差を詰めていた勘定。その後再逆転されたということは、♀ランナーさんは15km過ぎからから最後まで終始@5'40をキープしていたということだろう。やはり長い距離は叶わないのかな。
 SUB4が叶った最大要因は盛岡のお二人のお蔭だろう。お二方は全く意識していないはずだが、感謝感謝である。
 暑かった。スタート時から気温10℃は超えていたようだから長袖Tだけでよかったのかな?それでも逆に給水を意識した。使い捨てカイロのお蔭か腰の痛みも気にならなかった。フルならこれで良いのかな~。グローブはスタート直後にポケットへ。最後まで再登場はなかった。
 後からまとめた5kmLap.
  27’16、24、05、12、06、28’29、30’30、30’14
25km過ぎからLapが落ちているが、上りになったことも考慮すればこんなもんでしょう。真に落ちたのは30km過ぎからと言えよう。落ちたといっても30分台なら満足である。
 公式タイムは私G59'〇、N58’11。♀ランナーさん58’〇、58’12。♂ランナー氏59’〇、58’53。「勝った」という充実感は全くないが結果的には凌駕していたいのは嬉しい。
 一昨年完走賞もどきにもらえた「肉みそ瓶詰」がなかったのは残念だ。
 昨年は大会1週間前に母が亡くなり欠場を余儀なくされた。この大会は規模、コース、会場ともに非常によくできていると思う。来年以降も是非出場したい大会である。
 帰りは大会バスで那須塩原に出て、在来線で宇都宮に出て、グリーン席。これが一番リーズナブルなのかもしれない。
 東京からのマラソンバスが遅延してスタートに間に合わなかったようである。お気の毒。毎年11/23の祝日に開催のレースだが、土曜と重なるとこうなるのかな・・・朝の新幹線も混んでいたし。
 当日夜、1:30頃に膝が痛くて目が覚めた。翌日は歩けないほど。やっぱりフルの後はアイシングが必要なのかな?
                                以上

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