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11年1月30日 館山若潮マラソン

 20回目のフルは初の館山若潮。47歳。SUB4達成となり、SUB4生涯勝敗は7勝13敗に。後半のUP&DOWNをうまくクリアできました。

 フル20回目にしてラスト5kmを時計とにらっめっこしながら進むのは初めて。きつかった~。でもゴールタイムはN3:59’4○!望外のSUB4で歓喜のゴール!
 過去6回のSUB4は残り5km位で「ここから失速してもいける」と安心しつつゴールに向かうことができていた。しか今日は35kmでN3:18台。「残り7km強を42分か~。失速は許されない」って感じ。だから最後7kmは1kmごとのLAPを強く意識しながら進む羽目に。それに先立つ30km地点をN2:49台で通過したときには「残り12km強を70分では無理だな」と半ばあきらめていたのだから本当に望外のSUB4でした。
 館山若潮は「後半UP&DOWNが続く厳しいコース」との評判。スタート前にもそういう声が実際に聞こえてきた。私は「後半の厳しいUP&DOWNでばててしまうだろう」と情けない自己予想を立てていた。気温予報も最高8℃と低かったので「後半歩いたら凍える」と判断して、長袖ランシャツの下に半袖Tシャツと、レースでは初めて重ね着をして臨んだほど。

 後半のUP&DOWNは評判通りだった。25kmで大きな登りの頂点を迎え、28km、30km手前でまた大きな頂点を迎えた。26kmまでは@5’43で安定したペースであったが、28kmまでの2kmでは12’02かかり「@6’00超えちまった!今日はここまでか!」と観念した。でも次の下りで強気に降りたところリズムを取り戻す。続く30km手前の登りではそこそこのペースで駆け上がれ、30kmまでの2kmは11’48とまた@6’00を切れた。しかし、30kmで時計は2:51’55を指している。「スタートロスが2’30位だったよな。Nで2:49か・・・ここからAV@6’00を切っていって丁度SUB4か。無理だな」と思っていた次第。
 28kmの登りでは後ろから「70歳の抵抗だ!行くぞ!」とか連呼しながら抜いていくランナーがいた。「70か・・・2周りも上の方に負けていられない」と思いながらも付いてはいけない。でも下りで追いつく。「下りで調子に乗っていいのか?左大腿は大丈夫か?」と自問自答しつつ、下りでリズムを取り戻す。30kmの登りでは、前方を走っていたランナーがグローブを落とす。すぐ後ろを走っていた隣のランナーが拾い上げ、落とし主に追いついて手渡す。お見事である。私は「拾ってあげるのって負荷がかかりますよね~。お見事です。」と声をかけた。拾ったランナーは「お互い様ですから。でも私は先ほど落としちゃったんですよ。」と両手を広げると、グローブは片手だけに付いていた。お気の毒。愛想笑いをして、下りになったので置いて行った。思ったより長い下り。その下りで70歳ランナーも置いていった。
 30kmからは11’37/2(下り)、11’16/2(下ってちょっと登り)、5’48。5km28’41と復活したペースでクリア。@6’00を切っていることに自信を持つ。35kmからは若干のUP&DOWNはあるもののほぼ平坦な海岸道路。その残り7kmを時計をにらみながら進むことに相成った次第。36kmまでは5’50、38kmまでは11’26/2。ここらあたりで晴天なのに雪が舞う。沿道のおばちゃんに「雪だね~縁起いいね~」と声をかけて進む。雪は一瞬のことだった。
 残り3km位で沿道から「頑張れば4時間切れるよ!」と適切なアドバイスが飛ぶ。「そうなんよ!」と応えると、隣を走っている女性ランナーが「ホント?うれしい!初めて!」と誰にともなくのたまう。私は「このペースで行けば大丈夫。ここらあたりの人はSUB4に拘るはずだから付いていけばいい」と進言。進言した以上、ペースを落とすわけにもいかず進む。40kmをN3:47で通過。この2kmは11’31。「お~このペースだとSUB4届くわ!」と安堵する。安堵した途端ペースダウン。マラソンはメンタルが重要だ。先刻の70歳のランナーに抜かれ、SUB4狙いの女性にも抜かれる。40.195kmから41.195kmまでが6’05と落ちる。この時点でG3:56’23。「GでSUB4は無理だけど、スタートロスが2’30くらいあるから@6’00で行けばいい。最後の橋になったらスパートしよう」と心に決め進む。橋の手前で、川向こうの大会会場が見える。気分が良くなる。予定より早いがペースを上げる。海岸道路から会場の運動公園に入る。未舗装路だから足を取られそうになったけど、ラスト約100mは笑顔で疾走。ゴール!ラスト1kmは5’35。やった~!SUB4だ!!
 Gタイムは4:01’5○を指している。「スタートロスは2’30位だったよな?」と思って時計を確かめてみたら2’17であった。危ねぇな~、「スタートロスは確りcheckしておかないと!」と認識を新たにする。結局Nタイムは3:59’4○。ギリギリとはいえSUB4なんだから、やっぱり満足満足。

 振り返ると、スタートから25kmまではタイムには拘らず、少し前傾して押す感じだけを意識した。4km位までは渋滞してマイペースで進めず。最初の5kmは28’26。でも序盤を抑えられて、これが脚にも良かったのかもしれない。5kmからは5’24、10’54/2、10’57/2と5km26’59。ここ辺りでは「へろへろ」と書いたシャツのオッサンに引っ張られた。でも徐々にへろへろがペースアップしていって離された。10km過ぎの給水では水を取り損ねる。あんなに給水テーブルが短いとは思わなかった。そこからは10’57/2、11’06/2、5’27の27’30とイーブン。15km過ぎの給水は、立ち止まって普段より多めにゆっくり確実に摂取。それもあって@5’53かかるが、次は11’09/2、さらに11’19/2とイーブンに戻し20kmまでも28’21。
 ふ~、20kmを過ぎると中だるみ。走るのに飽きてくるところ。「25kmからというUP&DOWNに備えるか」と思い、押さずに姿勢だけ気をつけて進む。そこからは11’26/2、11’36/2、5’47で25kmまでの5kmは28’49。押さなかった割には落ちていない。で、25kmから既述の通り。

 今日は晴天。ただし最高予想が8℃。風は予報どおり前半は軽い向かい風で後半は追い風であったのだろう。あまり気にならず。

 ゴール後はすぐにストレッチ。腰が凝り固まっているがフルの後なら当たり前。入念にほぐしてから、飲み物をもらいにいく。「アクエリアス」「砂糖抜き麦茶」「砂糖入り麦茶」と紙コップで提供されている。「砂糖入りの麦茶なんて、小学生のころから飲んでいないな」と思ってコップを取ると、なんと温かい!ゴール後に珍しいと思いつつおいしくいただいた。
 ゴールエリアを出る際に完走賞をいただく。MIZUNOのCAPだ。これは使える!

【本日のトピックス】
☆ミニー
 ミニーの仮装ランナー。何度抜いて何度抜き返されたことか!結局、先着されたと思うが、今まで出会ったミニーでは最速であった。
☆女性ランナー
 3週連続のレースで感じたが、本当にお洒落。昨今のランニングブームでお洒落なウェアが増えた。パープルのシャツにパープルのラインが入ったタイツ姿なんて本当にかっこよかった!!でもスキーのゲレンデと同じような現象かもな。現場だと素敵に見えるという・・・・加えて後姿しか拝めないからさらにそう感じるのだろう。
☆姿勢
 走るときは楽な姿勢ではだめなようだ。私は姿勢が良いとよく誉められるが、走ると後傾気味になり体重が残る。やや前傾で、下を向かないように走るのが一番良いようだ。意識し続けよう。
☆UP&DOWN
 私はずーっとフラットだと飽きてしまう。適度なUP&DOWNがあった方が良い。今日は28kmで一度@6’00を超えてしまっても下りでリズムを取り戻せた。平坦よりUP&DOWNを好むとは真正のドMなのかもしれない・・・

 今日の総括。
 5kmLAPは、28'26、26'59、27'30、28'21、49、29'33、28'41、47、12'35。登りの30kmまでで30分を切っていたのがGoodJob!
 沿道の菜の花はきれいでした。                                                

                                以上

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