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写真は自由なのだと思った

2018/9/30 北海道恵庭市えこりん村 で行われた「富士フイルム×北海道カメラ女子の会 ・えこりん村の秋を楽しむ 撮影会」に参加した。

「一番好きな写真はどれ?」

撮影会から1週間たった今でも、鮮明に覚えている言葉。これからも忘れずに大切にしていきたい言葉。

何気なくもらったチラシに撮影会の案内が載っていた。旅に関する発信を始め、写真への関心が高くなってきたところ。私はカメラを持っていないけれど、貸してくれると知り、参加を決めた。

当日のタイムスケジュールは、カメラの使い方レクチャー→各自撮影→ランチ→講評という流れ。

カメラをほとんどさわったことがない初心者だと告げると、FujifilmのT20というカメラをすすめられた。残っているレンズの中から渡されたのは80mm。よく分からないけれど、ぶれやすく初心者にはあまり向かないレンズらしい。

それでも近くにいた参加者の方にレンズの交換方法を教えてもらい、そのレンズを装着して撮影に挑んだ。

撮影場所のえこりん村・銀河庭園ではダリアが見頃だった。家の近くでもよく見かけ、凛とした強さを感じさせるような美しさと思っていた花の名前がダリアだと知る。

撮影終了後にランチタイムを挟み、先生から講評をいただく。そのためにベストな1枚を提出。なんとか 3枚までしぼったけれど、私にはどんな写真が良いかなんて見分けがつかないから、どれを選んだら良いのか分からない。

1枚はダリアを正面からとったもの。私は好きだけど、なんか普通。ダリアが好きなので、写真というよりダリアそのものにひかれているのかもしれない。

もう1枚は花びら1枚1枚がはっきり見えるほど寄ってとった写真。よくある写真かもしれないけれど、こちらの方がインパクトがある気がする。

もう1枚はピンクのかわいい花。これもただ花がかわいい。

悩んでいる私に先生がかけてくださった言葉はシンプルだった。

「一番好きな写真はどれ?」

今まで悩んでいたのが嘘のように、考えるより先に話し始めていた。「一番好きなのはこれです」と言って選んだのは1枚目のダリアの全体を写した写真。

良い写真とは?とか、構図・色...なんて気にせずに、好きなものを好きという理由だけで選んでいいんだなぁ。写真って自由だ。

なんでも自分の好きなものを追求してもいいんじゃないかな。

私は文章も、画像作成も、やり進めていくにつれ「うまくやらなきゃ」という思いばかりが先走り、だんだんつらくなってしまう。でも自分の心に素直にしたがって、「好き」だけを理由に進んでいってもいいんじゃないかって。

私にとっては、楽しむこと、好きでいることの方が、人から賞賛を受けたり、認められることよりも大切なんだと思う。

カメラにさわるのは3年ぶり。あの日は0泊2日の撮影ツアーに参加して、借り物の一眼を使い、周りのベテランに教えてもらいながら、気ままに撮影を楽しんだ。

カメラには興味はあるけれど、簡単に手を出せるものではない。高いお金を出して買っても、続かないかもしれないし。「私にはスマホのカメラで十分」と思っていたのに、カメラへの興味は今でも消えていないことに気づいた。

言葉にしなくてもきっと当たり前のことだけど、やっぱりスマホでとれる写真とカメラでとれる写真は全然違う。きっと私は今年中にカメラを買うだろう。静かに心の中で決心をした1日になった。

ミラーレスもいいけれど、やっぱり一眼に憧れるから、一眼に挑戦しようと思っている。


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