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イギリス・アメリカのエチケット・マナー本のコレクション (Archives Unbound / Gale)

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<KEAU22-173>

Etiquette and Advice, 1631-1969

アメリカ・デラウェア州のウィンタートゥール博物館・庭園・図書館の所蔵資料より、17世紀から20世紀半ばまでの英米のエチケット本、マナー本429点をフルカラーで収録します。

マーガレット・E・サングスター『好人物となる技法』(ニューヨーク, 1897)/ Sangster, Margaret E. Art of Being Agreeable/ by Margaret E. Sangster. The Christian Herald, 1897.


リチャード・ブラスウェイト『英国淑女』(ロンドン, 1631)/ Brathuuait, Richard. English Gentlewoman, Drawne out to the Full Body: Expressing, What Habilliments Doe Best Attire Her, What Ornaments Doe Best Adorne Her, What Complements Doe Best Accomplish Her/ by Richard Brathuuait …. Printed by B. Alsop and T. Fauucet, for Michaell Sparke …, 1631.

ウィンタートゥール博物館・庭園・図書館

ウィンタートゥールは、1640年以降にアメリカで作られた、あるいはアメリカで使用されたアメリカの工芸品・装飾美術品約90,000点のコレクションを誇る、最高峰の美術館です。コレクションは、創業者ヘンリー・フランシス・デュポン一家が住んでいた当時のまま、175の部屋を持つ壮麗な邸宅に展示されています…デュポンが設計した60エーカーの庭園は、アメリカ屈指のもので、壮大な植栽と一年を通して色とりどりの花が咲き誇り、また大学院の学位プログラムと充実した研究図書館により、アメリカの芸術と文化を研究する重要な拠点となってます。

https://www.winterthur.org/about/より抄訳

創設者、ヘンリー・フランシス・デュポン

ウィンタートゥール博物館の創設者、ヘンリー・フランシス・デュポン (Henry Francis du Pont ,1880–1969)は、その名からもわかるようにアメリカの名門デュポン家の一員でした。彼は園芸家・牛の品質改良でも知られておりますが、中でもアメリカ初期からの工芸品や装飾美術品のコレクターとしてその名を残しております。

1961年、ジャクリーン・ケネディの招きで、デュポンはホワイトハウスの修復を監督する「ファーストレディ美術委員会」the First Lady’s Fine Arts Committeeの中心メンバーとなります。

デュポンは全面的に協力、彼の率いた委員会はホワイトハウスの大規模な歴史的修復事業(1962年のドキュメンタリー番組、'A Tour of the White House with Mrs. John F. Kennedy’で全世界に知られる)を成功に導きます。

デュポンは工芸品のみならず、貴重な文献の収集にも乗り出し、17世紀から20世紀にかけてのアメリカの芸術的、文化的、社会的、知的な歴史を理解し、鑑賞することを目的とした、世界有数のコレクションを誇る独立研究図書館を博物館とともに設立しました。

その図書館から精選された、フルカラー429点の英米のエチケット・マナーに関する所蔵資料(17世紀から20世紀半ば)により当コレクションは構成されております。

『紳士の使命』(ロンドン, 1679)/ Author of the Whole Duty of Man. Gentleman's Calling/ Written by the Author of the Whole Duty of Man. Printed by R. Norton for Robert Pawlet, at the Sign of the Bible in Chancery-Lane, near Fleet Street, 1679.
アン・シーモア『社会慣習のABC』(ニューヨーク他, 1915)/ Seymour, Anne. A-B-C of Good Form/ by Anne Seymour; with an Introduction by Maud Howe. Harper & Brothers, 1915.

コレクション概説

当コレクションには、男女別や子供向けの規範集、手紙・カードの書き方や文例集、ファッションや身だしなみ、化粧の仕方、社交界デビューの心得や舞踏会のダンス指南、テーブルマナー、客のもてなし方、呼ばれ方、男女交際と求婚の仕方、会話術・雑談術、オフィス・エチケット、戦時中の生活心得など、時代も用途も様々なタイトルが含まれており、美しい挿絵に彩られているものや、ウィットや諷刺の利いた洒脱なものも少なくありません。

オリヴァー・ハーフォード『デビュタントの辞典』(フィラデルフィア, 1931)/ Herford, Oliver. Deb's Dictionary. J. B. Lippincott Company, 1931.
メアリー・エリザベス・クラーク/マージー・クロージー・クイグリー『すべての子供が知っておくべきエチケット』(ガーデンシティ, 1939)/ Clark, Mary E., and Margery Closey Quigley. Etiquette Every Child Should Know/ by Mary E. Clark and Margery Closey Quigley. Doubleday, Doran & Co., Inc., for the Parents' Institute Inc., 1939.

同時代の社会規範やタブーを反映するこうした書物は現代に溢れるハウツー本の祖先であり、文化史・民俗学・社会人類学はもちろん、ジェンダー史・服飾史・英米文学史・宗教史・食の歴史などの観点からも極めて興味深い資料群となります。

マコールズ誌『マナーの本』(ニューヨーク, 1922)/ Magazine, McCall's. A Book of Manners/ Issued by McCall's Magazine. The McCall Co., 1922.
『求婚の方法:いつ・だれに』(ニューヨーク, 1870)/ How to Woo: When and Whom. Dick and Fitzgerald, 1870.

収録タイトル例

  • リチャード・ブラスウェイト『英国淑女』(ロンドン, 1631)

  • 『レディーの使命』(オックスフォード, 1673)

  • 『紳士の使命』(ロンドン, 1679)

  • ヘスター・シャポーン『精神の向上について若い女性に宛てられた書簡集』(ロンドン, 1774)

  • 前ロンドン市長『徒弟への贈り物、あるいは評価と財産を得るための確かな手引き』(フィラデルフィア, 1774)

  • トマス・クック『汎用:手紙の書き方』(ロンドン, 177?)

  • 『テーブルでのもてなし、あるいは食事中の行いについて』(ロンドン, 1788)

  • カーライル伯爵未亡人『初めて世の中に地位を持つ若い女性のための格言形式の随感』(ロンドン, 1789)

  • 『チェスターフィールド卿から息子への助言:男性とマナーについて』(フィラデルフィア, 1795)

  • 『人生の秩序:古代バラモンによるインドの写本からの翻訳』(ロンドン, 1798)

  • 『カントリーダンス選集』(出版地不明, 179?)

  • ジョン・トラスラー『礼儀正しさの原理』(フィラデルフィア, 1800)

  • ジョージ・チップマン『アメリカン・モラリスト』(マサチューセッツ州レンサム, 1801)

  • ネイサン・フィスク『道徳の監督』(2巻、マサチューセッツ州ウスター, 1801)

  • ウィリアム・E・チャニング『子供の義務』(ボストン, 1807)

  • ジョン・ベネット『若き女性への書簡集』(ヴァーモント州ブラットルボロ, 1811)

  • 『幸せの追求:牧歌劇』(フィラデルフィア, 1811)

  • 『行儀作法の鏡、あるいは淑女の衣装』(ニューヨーク, 1813)

  • ジェイン・テイラー『道徳と礼儀についての韻文エッセイ集』(ボストン他, 1816)

  • アイザック・テイラー『十代への助言』(ボストン, 1820)

  • 『アメリカの化粧道具』(ニューヨーク, 1825)

  • ケンティッシュ夫人『いかに幸せになるか、あるいは充足の小さな家』(ニューヘイブン, 1827)

  • 『信仰者同士が互いに用いる挨拶の例』(手稿, 1830年頃)

『信仰者同士が互いに用いる挨拶の例』(手稿, 1830年頃)/ Some Examples of the Manner of Address to Be Used by Believers in Their Salutation to Each Other. [ca. 1830.].
  • S・C・アボット『家の子供、あるいは孝行の原理』(ボストン他, 1834)

  • チャールズ・バトラー『アメリカの淑女』(フィラデルフィア, 1836)

  • ハリエット・マーティノー『道徳とマナーの守り方』(ロンドン, 1838)

  • E・シーフォース『現代の礼儀正しい流行の手紙文例集』(ロンドン, 1838)

  • メアリー・I・トリー『装飾、あるいはキリスト教徒の衣装のきまり』(ボストン, 1838)

  • 『育ちのよい女の子』(ボストン, 1841)

  • メイバリー夫人『会話の技法』(ニューヨーク, 1845)

  • ジョージ・ホーン『美と健康のマニュアル』(プロビデンス, 1848)

  • 『舞踏会場必携』(フィラデルフィア他, 1849)

  • ルーファス・W・クラーク『若い男性の性格形成・誘惑・使命について』(ボストン他, 1853)

  • 宗教冊子協会『必要と工夫:衣食住』(ロンドン, 1853)

  • カークランド夫人『夕方の本:道徳と礼儀についての炉辺会話』(ニューヨーク, 1853)

  • D・L・カーペンター『アマチュアのための舞踏・エチケット教師』(フィラデルフィア, 1854)

  • 『テーブルの規則』(ロンドン他, 1854)

  • アンドリュー・P・ピーボディ『会話:過失と気品』(ボストン, 1856)

  • マーガレット・マリア・ブリュースター『仕事:たくさんのやることとそのこなし方』(ニューヨーク, 1857)

  • 『家での上達便覧:書き方・話し方・身のこなし方・商売のやり方』(ニューヨーク, 1857)

  • ジョン・トュエル『万人のための知識』(ニューヨーク, 1860)

  • アメリカ小冊子協会『ののしるべからず』(ニューヨーク, 1863)

  • ジョン・ラスキン『ほこりの倫理学:若い主婦たちのための結晶作用の要諦10講』(ニューヨーク, 1866)

  • E・G・W『衣装の改革』(ミシガン州バトルクリーク, 1868)

  • 『態度の不手際を直す』(ニューヨーク, 1868)

  • S・A・フロスト『アメリカ社会の法と付則:エチケットについて』(ニューヨーク, 1869)

  • 『求婚の方法:いつ・だれに』(ニューヨーク, 1870)

  • 『カード(挨拶状)の使い方』(シカゴ, 1879)

  • ジョージ・D・キャロル『結婚のエチケットと上流社会の慣習』(ニューヨーク, 1880)

  • 『あらゆる規模のパーティーの開き方』(ロンドン, 1880)

  • ジェイムズ・マッケイブ『ビジネスと格式の百科事典』(ボストン他, 1881)

  • ピーター・パーリー・Jr『明るく幸せな家庭』(シカゴ他, 1882)

  • センサー『してはいけないこと』(ニューヨーク, 1884)

  • R・ヴァション・ロジャーズ・Jr『ホテル生活の規則』(サンフランシスコ, 1884)

  • エドガー・フォーセット『社会のシルエット』(ボストン, 1885)

  • 『恋愛・交際・結婚で成功する秘訣』(ニューワーク, 1887)

  • T・デウィット・タルマージ『社会の爆弾:現代社会の悪辣さ』(シカゴ他, 1888)

  • 『社交雑談:何をいつ言うべきか』(ロンドン他, 188?)

  • リーリア・ハーディン・バッグ『カトリックのための正しい作法』(ニューヨーク他, 1891)

  • 『最新デザインの覆い名刺:絵入り価格表』(ハムデン, 1892)

『最新デザインの覆い名刺:絵入り価格表』(ハムデン, 1892)/ Illustrated Price-List of Latest Styles of Concealed Name Cards. The Company, 1892.
  • 『夕方やその他の余興のためのおしゃれな遊び』(ロンドン他, 1894)

  • マーガレット・E・サングスター『好人物となる技法』(ニューヨーク, 1897)

  • アニー・ランダル・ホワイト『20世紀のエチケット』(出版地不明, 1900)

  • シャルル・ヴァグネル『単純な生活』(ニューヨーク, 1904)

  • ジョゼフ・N・グリーン『葬式:その進め方と特質』(シンシナティ他, 1905)

  • 『エチケットについての100のヒント』(フィラデルフィア, 1908)

  • フランシス・W・クラウニンシールド『大都市のマナー』(ニューヨーク他, 1912)

  • 『ガラス食器とその使い方』(ニューワーク, 1913)

  • アン・シーモア『社会慣習のABC』(ニューヨーク他, 1915)

  • M・J・エクスナー『(女性は)友か敵か?陸海軍の男性たちへ』(ニューヨーク, 1916)

  • チャールズ・R・ブラウン『(その賭け事)勝てるか?』(ニューヨーク, 1918)

  • エリザベス・マイヤーズ『社交事務担当秘書』(ニューヨーク, 1919)

  • リリアン・アイクラー『絵で分かるエチケットの問題』(ニューヨーク, 1922)

  • マコールズ誌『マナーの本』(ニューヨーク, 1922)

  • アイダ・ホワイト・パーカー『ビジネス女性のためのオフィス・エチケット』(ニューヨーク, 1924)

  • ヴォーグ誌『ヴォーグのエチケット本』(ニューヨーク, 1924)

  • 『シンデレラが王子さまと食事をしたとき』(オナイダコミュニティー, 1924)

  • ウィリアム・M・ハンディー『文化の科学』(ニューヨーク, 1924)

  • ロイド・E・スミス『会話の上達法』(カンザス州ジラード, 1927)

  • 『どうするのがいい?日常の疑問と解答』(ウェストフィールド, 1930)

  • オリヴァー・ハーフォード『デビュタントの辞典』(フィラデルフィア, 1931)

  • ヘレン・ウェルスハイマー『女の子たちとの話』(シンシナティ, 1934)

  • エミリー・ポスト『時間のエチケット』(ペンシルベニア州ランカスター, 1935)

  • キャスリーン・ブラック『現代人のためのマナー』(ボストン他, 1938)

  • メアリー・エリザベス・クラーク/マージー・クロージー・クイグリー『すべての子供が知っておくべきエチケット』(ガーデンシティ, 1939)

  • J・F・オーサリバン『セックス・愛・交際』(トロント, 1940)

  • セオドール・M・ヘスバーグ『女性軍人への手紙』(ワシントン, 1943)

  • キャサリン・レッドモンド『陸軍兵の妻と母のハンドブック』(ワシントン他, 1944)

キャサリン・レッドモンド『陸軍兵の妻と母のハンドブック』(ワシントン他, 1944)/ Redmond, Catherine. Handbook for Army Wives & Mothers: and for Daughters, Sisters, Sweethearts, Grandmothers and All American Women Who Have a Soldier Away at War/ by Catherine Redmond. Infantry Journal: Penguin, 1944.
  • ヘレン・フレイザー『魅力的な女性』(ニューヨーク, 1951)

  • ノーマン・ビンセント・ピール『若さを楽しむ方法』(ニューヨーク州ポーリング, 1957)

  • 他、全429タイトル

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