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外国人が見たアイヌ民族

エドワード・グリー 『アメリカ青年蝦夷と樺太に行く』 1892年 ボストン刊

Greeey, Edward, Young Americans in Yezo and the Island of Karafuto (Saghalin), Boston, 1892 <R24-5>

在庫あり;お問い合わせはこちらまで https://www.kyokuto-bk.co.jp/

8vo, xiii, 304pp, original illustrated red cloth binding, title lettered in silver to spine and in black to front cover

本書の著者であるエドワード・グリー(1835-1888)は幕末開国期の英国使節団とともに来日した英国人で、日本滞在中に日本語や日本の文化について学びました。

のちにアメリカ合衆国に移住、市民権を得てニューヨークで美術商としてビジネスを始めます。1885年にフランシス・ブリンクリー(1841-1912.日本人女性と結婚し、日本に暮らしたイギリスの海軍軍人・ジャーナリスト。河鍋暁斎の弟子であったことでも知られる)のコレクションを購入、売却することに成功しています。


日本に関する知識も豊富で、日本語にも精通していたグリーンは、日本紹介シリーズとして「アメリカ青年日本に行く」と「アメリカ青年東京に行く」を出版。本書「アメリカ青年蝦夷へ行く」は、日本を西から東へ、そしてさらに北へと向かって紹介する彼の日本紹介三部作の最終巻となっています。



共訳書として赤穂浪士を扱った”The Loyal Ronins”も発行しており、こちらはアメリカの小説家マーク・トウェインも蔵書しており、彼が日本への関心を示すきっかけになったともいわれています。

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