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追憶のタイガーバーム

こんばんは。今日は夜中の2時頃に雷がどかーんと落ちる音で飛び起きました。お陰で少々寝不足気味です。
今朝「画面酔いするからnote書けなーい☆」とかいう更新をしておきながら、気分が乗ったので続けて投稿しちゃいます。言ってることとやってることが矛盾してますが、そういう時もあります。にんげんだもの。
今後週一ペースで投稿できるのが理想ですが、あくまで理想です…と保険を掛けておきます。

タイガーバームを知っているか

突然ですが、みなさま「タイガーバーム」をご存知でしょうか。

馴染みのない方も多いと思いますので、実物のリンクを貼りつけておきます。

これです。

どことなくエキゾチックなデザインに、何やら強そうな虎さんの絵がパッケージ中央に描かれたコチラ、
一言で言うと塗り薬です。

私とタイガーバームの出会いは遥か昔数十年前、私が小学生の頃でした。
ちょっと季節外れなお話になりますが、お付き合いください。

私とタイガーバーム

それは夏休みか何かで、母方の祖母の家に遊びに行っていた時のこと。
昔からなぜか蚊に刺されやすい体質だった私は、夏に外出すれば必ずと言っていいほど身体のどこかを蚊に刺されて帰ってきました。

その日も例外ではなく、出掛けた帰りに3箇所ほどしっかり刺されて祖母の家に到着。
痒い痒いとぶつぶつ母と祖母に文句を言いながらいつものようにムヒを塗ってもらいますが、塗ってしばらくしてもどういうわけか、その日はなかなか痒みが収まりませんでした。

痒みに耐えられず掻きむしってしまい、そのせいで痒みはますます酷くなる一方。
見兼ねた祖母が「ちょっと待ってて」と部屋を出て、どこからか持ってきたのがこの「タイガーバーム」でした。

ちなみに当時のパッケージはこんな感じでした。
現在販売されているものと微妙にデザインが異なり(Wikipedia参照)、何というかよりエキゾチック感が強いですね。

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祖母によれば、誰かのシンガポール土産で貰ったそうで、何でも虫刺されから腰痛や肩こりなどあらゆる症状に効く万能塗り薬…なんだとか。

しかし当時小学校低学年だった私にとって、このタイガーバームは得体の知れない代物でした。
当然ながら日本語の表記なんて一切見当たらず、読めない英語に漢字(中国語?)だらけ、日本メーカーの虫刺され薬ならば恐らく採用されないであろうどぎついカラーリングにデザイン、そして中央にどーんと描かれた虎。
おまけに、貰ってから年月が経っているのか、少し埃も被っているしパッケージも若干色あせている。

コレ塗って本当に大丈夫なのか、何かめっちゃヤバそう」と私の警戒アラームが過剰に発動し、祖母が容器の蓋を開けかけているところを私は「いや何か怖いからいいよいいよ大丈夫我慢するからそれちょっと塗りたくない」とか言って全身全力で拒否しました。
あまりの私の拒絶っぷりに祖母は少し驚きつつ、すぐに「あ、そう」と言ってタイガーバームをどこかにしまいました。
結局刺された箇所はアイスノンで冷やしてもらいつつこまめにムヒを塗ることで私はタイガーバームを何とか回避し、翌日には痒みはすっかり引いていました。なんだいつもの虫刺されか、大したことなかったじゃん…と胸を撫で下ろしました。

そして今

それから数十年が経ち、そんな出来事もすっかり忘れていたのに何かのきっかけで(忘れました)つい先日、この「タイガーバーム」のことを思い出しました。
それで少しネットで調べてみたのですが、効能としては虫刺されや肩こりや首こり、筋肉疲労に捻挫に神経痛に…と幅広い様子。
当時祖母が声高に主張していた「万能塗り薬」というのはあながち冗談ではなかったようです。
日本では一時販売中止でレア薬とされていたものの、最近また販売再開になったとのこと。

あの頃から時を経て、今またタイガーバームが気になっています。
当時もし祖母の言うとおり素直にタイガーバームを塗っていたら、痒みなんてあっという間に消えていたのかもしれない…なんて。
最近は時々肩コリに悩まされるので、ぜひ効能を試してみたいです。ネットでは気軽に購入できるようですが、近所のドラッグストアでも取扱いがあるのかどうか。
近日中にちょっと覗いてこようと思います。


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