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西武鉄道3駅で実験実証。改札前の直売所

皆さんは普段、どのくらいの頻度で電車を使いますか?

私は都心に住んでいる身として、ほぼ毎日の頻度で電車移動をしています。

そんな駅の構内で、新鮮な野菜を販売する無人直売所があったら?

今回は、2024年1月29日と2月5日に西武鉄道の練馬高野台駅と中村橋駅に設置された無人直売所の取材レポートをお届けします。

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改札前に置かれた無人直売所。その印象は。

今回、無人直売所の実験実証が行われた西武鉄道は、埼玉県から都心の主要駅までを走る鉄道で、毎日多くの方が通勤や通学に利用されています。

今回、無人直売所が設置されたのは、中村橋駅、練馬高野台駅、そして所沢駅の3駅です。

取材は実験実証最終日、段々と帰宅する人が増えていく月曜日の17:00からスタート。私は、練馬高野台駅と中村橋駅の2駅を取材地として、無人直売所が設置されている改札手前でホームから駅の利用者が降りてくるのを待機していました。

・待っていると、次々と5分おきごとに仕事を終えた大人や学生たちが改札へと降りた。
・ほとんどの人は、改札に入る前、無人直売所を一目見るものの、
あまり近くまでは寄らずにそのまま改札外へ出ていく。
・近寄られた方は、外見からは女性である方が大半。年齢もおおよそ30~50代代と推察できた。
・一度、5~6人の人だかりが出来ると、それに引き寄せられて見に来る方も多くいた。

さらに、"無人"の直売所であることで、コミュニケーションをせずに自分のペースで野菜を見れる、変に気を使う必要がないなど、現代のニーズにあったメリットも確認できました。

買われていく野菜は強度があるかないかで来まる?

結果、17:00~18:00まで当2駅で観察を続けたところ、近寄る方は駅利用者の30%ほどで、皆さん1つの野菜のみ買っていた印象です。

野菜はキャベツや人参、長ネギなど、多少の強度がある野菜を選ばれ、その理由の1つに、葉物野菜は目が入るけれど、直売所で販売されていた全体の数量が少ないことから、あまり新鮮さは感じられないのかな?とも思いました。

あくまで推測であるので、今後の調査でどういったニーズが無人直売所にあるのか判明させていきたいです。

「多少の高価格でも新鮮な野菜を買いたい」

本取材では、実際に野菜を購入された方に突撃インタビューも行いました。

インタビューはそれぞれの駅で1名ずつ聞き取り調査を行い、聞き取った項目は以下の3項目。

・なぜこの駅を利用しているのか。(ご自宅の最寄り駅、通勤、通学等)
・購入された野菜の価格についてどう思うか。(安いと感じた、高いと感じた)
・また利用したいと思うか。

インタビューにご協力頂いた2名とも、無人直売所が設置された駅は、自宅の最寄り駅であり、購入された野菜の価格については、200~350円の販売価格に対して多少の高価格がつけられていても、地元の新鮮な野菜を食べたい、地元の生産者を応援したいという気持ちを乗せやすく、購入に繋がることが判明。

今後の利用意欲に対しても、また利用したいという回答が100%でした。

いかにスムーズな会計が出来るが鍵

一方で、課題として挙げられたのは「会計の非スムーズさ」

駅の改札内という立地から、現金決済は導入せずにキャッシュレス決済のみが使うことができ、また会計時には専用のタブレットを用いられていました。

今はほとんどの方が交通系ICカードやスマートフォンの決済機能で駅を利用するため、キャッスレスであることに不便は感じませんでしたが、

会計に必要となる専用タブレットが1端末しかなく、数人のお客さんが同時に会計が出来ずに、結果として購入されなかった方も何名か見受けられました。

主要駅では1日平均20万人の利用者を抱える西武鉄道で行われた今回の駅中マルシェ。

今後の動向や、他の鉄道駅での開催に乞うご期待!ということで、取材レポートとさせて頂きます。

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最後までお読み頂きありがとうございます。
皆さんの今日がチャンスとハッピーであふれていますように。
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執筆者:ムムム











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