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障害児者に関するどの立場からも発信できます(ライタープロフィール)

障害児者支援者から保護者へ、そして当事者に


挫折


「農業を生かして、障害者の居場所をつくる」それが社会人になってからの私の人生の目標です。
 
発達障害や精神障害は見えない障害のため、障害が理解されず、性格の問題だとか、親のしつけだとか、あげくのはてに、障害があるようには見えない、と言われてしまう現実。
 
私自身は障害児者の支援者として頑張ってきましたが、発達障害や精神障害が理解されない、配慮されないし世界に疲れて、もういなくなりたいと考えたことも何度もあります。結果的に支援者保護者当事者でフルに働くことは難しいと考え、16年務めた養護学校教諭を退職しました。
養護学校教諭時代の経験から、保護者で鬱の方も多いと思っていましたが、自分が鬱になり、なりやすい理由が理解できました。

転機
大学卒業後通信教育で養護学校免許を取得し、昔の作業所、いまでいう障害者が通う福祉サービスB型事業所の職員としてこの世界に足を踏み入れました。
そして実際に知的・精神・肢体不自由の様々な障害種の利用者と関わる経験をして、知識を深めました。
その後高等養護学校で教諭となり、発達障害の懇話会の会員として研修を積んでいました。その中で自分が産んだ子供が多動で落ち着かなくてすぐ忘れてしまうなど、発達障害にみられる症状があることに気づきました。成長するにすれ確信に近くなり、小児科発達外来でASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠陥多動性障害)と診断され、保護者の立場になりました。
 
同時期に生まれた下の子供の世話、多動な上の子の育児、夫の体調不良により過重負担になってしまった私はうつを発症。
今度は精神障害の当事者にもなりました。見えない障害のつらさを改めて感じました。

進化していく私
「農業を生かして、障がい者の居場所をつくる」
冬は畑が使えないという北海道の気候を考え、どんな方法がいいのか働きながらずっと考えてきました。その結果として、冬でも作業できるドライフラワーを考えました。さらに付随して癒される効果に着目してハーブティー、アロマの資格を取り、畑を借りてドライフラワーを使ったワークショップを行い、イベントに出ています。
また、自分が発達障害の子どもたちの保護者の当事者となり、親支援の重要さを感じました。
そのため居場所作りが必要だと感じて、参加したり、保護者の集まりを企画したりしています。
養護学校教員は退職しましたが、放課後等デイサービスの職員として、教員経験及び保護者としての実体験からのリアルなプログラムを作成し、中高生に実践しています。学校ではあまり時間が取れなかったソーシャルスキルトレーニングなど専門的な療育にもかかわることができ、知識と経験が役に立っています。
 
 
時々見かける障害児の親の無理心中事件。母自身も精神疾患を抱えてどうにもならなかった事例もあります。そんなニュースを見るたび胸が締め付けられ、辛いニュースをなくしたい、辛い出来事をなくしたいと実感します。今、必要な理解と手助けをもっと広げるためにはどうしたらいいのか。
 

これからの展望
辛いニュースをなくしたい。
辛い思いをする人を減らしたい。
もうダメだとなる前に、人に助けを求めることはとても大事です。
その一心で活動してきました。支援者として、保護者として、当事者として、活動をしていく中で様々な課題を抱える方々に出会いました。
自分一人の力には限界も感じました。
 
そんなとき、もっと多くの方に発信するために、ライターになれば様々な問題を伝え続けていくことができるのではないかと考えました。
私は障害児者問題を含め、多面的な立場から書くことのできるスペシャリストとしてライター活動をしていきたいです。

*画像は娘が描いたものです。


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