父への手紙 2
父を尊敬している
それを口に出した事は一度もない。
この人が父で良かったと
今、そう思っている。
一つだけ決めていることがある。
私は大切な人が亡くなった後に
『こうしてあげていれば良かった』と思いたくないのだ。
もっと、もっとこうしていたら…
あの時、こうすれば良かった…
大切な人であるからこそ後悔に苛まれる。
だから…
私はなるべく今、叶えようと決めている。
後悔しないように。
頼まれたことは今からやろう。
何をしたら喜んでくれるか今考えよう。
先延ばしにせずに。
ワガママを聞き甘やかす訳ではない。
今を寄り添って生きるのだ。
その気持ちは尊敬からきているのか、
感謝なのか、
それとも贖罪の気持ちなのか。
ただ…
自分の為なのかもしれない。
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