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生涯読書ゼロ冊から1年で本を50冊以上読むまでにやった5つのこと

久しぶりにnoteを更新させていただきます!

今回は以前から書きたかった読書についてです。自分自身、これまで本を読むということを全く行っていませんでした。正直、本は読書感想文で渋々読まされるのと、国語の現代文の課題くらいでしか読んでいません。能動的な読書はゼロでした。しかし、一年足らずで50~60冊ほど読むようになり、この習慣は社会人になっても続く自信があると確信しています。

元々は読書好きではない、むしろ本に嫌悪感すらある状態でした。なので、いきなり人が変わったように本を読む習慣を付けるのには工夫が必要だと考え、ここ一年はあれこれ試行錯誤していました。その中でも、試してこれは良かったというもの5つを順番にランキング形式でまとめさせていただきます!

自分が本を読もうと思った時に最初に手をつけたのが「本の読み方」でした。いざ本を読もうと思っても、意外とどのように本を読めばいいのかはわからないんです。世の中には読書の方法を書いた本なんて溢れかえっていると思いますこれから本を読みたいなと思っている人にとって、まずnoteを読むのがものすごく手軽だと思ったので書く意味があるんじゃないかなと思い、書かせていただきます。

今回は上から目線でアドバイスすると言ったものではありません。なにかやってみようという感じでつまみ食いしてくだされば嬉しいです。(逆にこれやってみて良かったよっていうものがあれば、是非コメント欄にアドバイスをいただきたいです!)

それでは初めに第5位です。第5位は、本の買い方についてのお話です。

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【第5位】 何も考えずにお金を注ぎ込む

「とにかく本を買うことにお金をかける」というのが第5位です。図書館や人から譲ってもらい、無料で本を手に入れようとするよりも、自分でお金をかけて本を買う方が個人的には良いと思います。(元々読書が趣味であるかたは例外だと思います。)

たとえば、3000円の食べ飲み放題にお金を払ったら、元を取ろうといつも以上にご飯を食べちゃうようなことってあると思います。読書もこれと同じで一回「お金を払う」という行為をしたら「その本に書いてあることを吸収してやろう」「読書がんばってみよう」って気持ちを作ることができるんです。

自分は読書に限らず、筋トレ・映像制作などちょっと頑張ってみようと思ったことには一気にお金を注ぎ込むようにしています。読書や筋トレなどに対してモチベーションが生まれるからです。モチベーションがあるからお金をかけるのではなく、お金でモチベーションを買っているという感じです。

5位は、読む前の段階のモチベーションに関係する話でした。次の4位は実際に読む時に気をつけていることです。(イラスト下にあります)

やる気のない小学生

【第4位】 楽しくなかったら読むことやめる / 読み飛ばす

このnote全体の目標は、読む本の量を増やして、読書そのものを継続することです。とすると、読書全体に対して「つまらない」という感情はできるだけ減らすべきです。つまらないことを続けるのは損です。

読んでいる途中の本がたまたま面白いと感じれない時にそのまま読み続けることは精神的に非常にしんどいです。その時に、自分は、今読んでいる本をいったん閉じるか面白い部分にたどり着くまでスキップしています。今面白いものに飛びつけば良いと割り切って「しっかり読むこと」を諦めます。それか読み飛ばしていったん読んだことにすればいいとしています。おそらく、今の能力や環境に対してその本を読むタイミングではない時もあるのではないかと思います。

直感的には、本に失礼だ!のような考えもあるかと思います。自分は、読書においては、つまらないと思いながら読む方がかえって失礼だという考えを大事にしています。

つまらないからその本を読むことは「実はあんまり可愛くないけど」とか内心思いながら惰性で付き合っているダメ彼氏のやっていることと同じと思えばやめられます。

4位は読み方に関する話でした!3位は、自分が本を買いたくなるようにさせるためのテクニックです。(イラスト下にあります)

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【第3位】 疑問を作る

これまで自分が、特に重要視していることが、この「疑問を作る」という行為です。抽象的な話題なので順番に説明していきます。

再三言うことですが、このnoteの目標は、読書の量を増やし、読書を継続することです。本を読む量を増やすためにはどうすればよいのでしょうか? 僕は「次読みたい一冊」を決めてそれを楽しく読むことが重要だと結論づけました。(ちなみにこれは、2000本安打を達成したイチローがインタビューで「次の目標は、次のヒットを打つことです。」とおっしゃっていた逸話からアイデアをもらっています。)

「読みたくなる次の一冊」を決めるにあたって、一般的に「本よりもついつい見てしまうもの、やってしまうもの」を考えてみます。

たとえばYouTubeでは、サムネイルと意味深なタイトルを巧みに利用してユーザーのクリックを誘導します。「【緊急】ご報告があります。」のタイトルに、申し訳なさそうな動画があれば「ご報告とは??」ってなると思います。

テレビドラマでは、恋愛ドラマが良い展開になったところで強制終了して、「結局二人は結ばれるのだろうか??どうなるんだろう?」とついつい最新話に手を伸ばしてしまいます。

両者にある共通点は「頭の中にある疑問を解消する」ために、次のアクションを起こしているということです。YouTubeの釣りタイトルもテレビドラマが寸止めするのも「みている人の頭に疑問を作る」状態をつくるために存在しているということでです。自分は、これを読書のフィールドになんとか持ち込むことで本を読む習慣がつくのではないかと考えました。

そこで自分が実践したのが「今の自分の疑問を明確化すること」でした。

自分の実体験を引っ張ってくると、最初に持った疑問は「どうやって本を読めば良いのか?」という疑問でした。そうすると読書法というカテゴリの本に目がいくようになります。本を読むことがある程度できるようになってきたあとは、私生活に目を向けるようにしました。そのときは就職活動の面接の真っ最中だったので「他人に自分の話が伝わるようにするにはどうしたら良いか??」と言う疑問が出てきて、だんだん読むうちに「話し方の構成はわかってきたけど、瞬時に口から出てこない。どうすればいいんだ?」とか「面接だけでなく雑談の場でどうすれば良いのか?」などと具体的に疑問が浮かび上がってくるようになります。

このように、一つ疑問を明確化させておくと、疑問に関連する本を自然と探すようになります。そして次に手に取る本は、その疑問を解決するための助けになります。新しい疑問を作れば次の本を手に取るのでここに疑問の連鎖が生まれます。

以上、3位「疑問を作る」でした。そして、2位はこの「疑問を作る」連鎖を生み出すために実践している内容です。次から次へと本を手に取るようなシステムを自分の中に作るためにはどうすれば良いかというものです。(イラスト下にあります)

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【第2位】 ひたすら書きまくる

「疑問を作る」連鎖をつくるために、効果的なのが「ひたすら書きまくる」ことです。これは疑問を作るためだけでなく、本の理解度をあげることや、知識だけでなく自分で考える癖をつけるためにも効果的です。

今、現在進行形で続けている書き込み方法を3つ挙げます!もしもこれ以外にも良いものがありましたらアドバイスをいただきたいです!

1. シンプルに疑問文を書き込む

疑問文が頭の中で少しでも生まれたら、迷わず書き込みます。理由は2つで「次の本を選ぶきっかけを作る」からと「理解を深められる」からです。

疑問文に対して、多くは先のページに答えが書いてあります。それでも問題はありません。疑問を作っていて読んだ方が理解が深まります。もし本の中に疑問の答えがなくても、次の本を探すきっかけになります。また、優しい本なら「詳しくは、〇〇さんの〇〇を参考にして書いてください」って感じで次の本に誘導してくださるパターンもあります。

2. 共通点を書き込む

共通点を書き込むことを積極的に行います。まず初めに、共通点を書き込むだけでは抽象的なので、イメージが湧くように共通点・疑問文のメモを貼っておきます。

では共通点を引っ張り出すためにはどうすれば良いのか。大きく分けて2つのことから共通点を引っ張り出しています。それは「自分のこれまでの経験」や「今まで読んだ本と重なる内容」です。

「自分のこれまでの経験」は、本に言われていることが、自分の身の回りのことに喩えたら何に当たるかと置き換えることが大事ということです。ここは自分もものすごく雑になっているところなので、相当丁寧に行って良いことかもしれないです。

書き込むネタがない場合は、その改善策は非常に単純で「本で読んだことを軽く実践する」ことで「これまでの経験」が増やせます。いろいろ行動する必要があるということです。「今まで読んだ本」を増やせば「今まで読んだ本と重なる内容」が増やせます。結局どんどん本を増やしてこうぜってことです。

この共通点探しの作業は「それはおかしいんじゃないか」とか「間違いではないか」と言ってくるような人がいないことがすごく良いです。他の人に干渉されないで、自分なりの共通点探しを好き勝手にすることができます。

3. 一見どうでも良いことも積極的に書き込む

1, 2は少し難しいなと抵抗がある方へ。自分は「草」とか「それな」とか「おもしろい」など、どうでも良い相槌も全然書き込みます。まずはこのレベルでも良いかもしれないです。

個人的にはこれも間接的には効果があると実感しています。一旦頭の中で整理されていないことでも、面白いこと・共感したことにとりあえずリアクションすることで、これまでの「共通点探し」「疑問作り」を書くきっかけになるからです。とにかく書くことを癖につけるなら、グッとハードルを下げて「草」「それな」レベルの無意味なリアクションを書くだけでも良いのではないしょうか。これがこの話の核です。面白いものには「面白い!」あるあるとおもったことに「あるある!」と書くことは立派な読んだ証だ!ということです。

もっとハードルを下げるなら、重要箇所に線を引くとかドッグイヤーをつけるなどをするのも良いかと思います。

以上、書き込み方法でした。自分は、本の著者と対話してるレベルで書き込むという意識で読書しています。学校の授業も一方的聞くだけでは眠たくなってしまうのと同じです。しかも本は学校のような質問したら恥みたいな環境ではなく、チューターの学生さんくらいの気軽さで対話しながら勉強できます。理解も深まり、読むリズムを作れる、さらには次の本を手に取ることが出来るのでお勧めです。

これ以外にもBook LogみたいなものをEvernoteを使って書いていた時間もありました。復習代わりに本に線を引いてなるほどなと思ったことをまとめるみたいなこともやっていました。

これも確かによくて、復習方法として良いかもしれないですが、非常に時間がかかります。やってみて自分にあうか確かめるのは良いかもしれないです。僕は直書き・Kindleのメモ・別にノートを用意して書くということの方が重要だと思います。

この書くという行為は、僕だけが言っている物はありません。ものすごく重要でなことです。実際にこの「書く行為」についての素晴らしさは、多くの書籍で述べられています。このnoteをみてくれている方には「他の人はどのように書くことをしているんだ?どんなメモ書きをしているんだ」と早速疑問を作って是非他の本に手を出していただきたいです。

長くなってしまいましたが、いよいよ第1位の内容です!1位はこれまで実践したことの何よりも効果がある内容です。(イラスト下にあります)

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【第1位】 自分のこれまでの失敗を振り返る

「自分のこれまでの失敗を振り返る」というのは、ちょっと読書と関係あるのかという気持ちになったかと思います。いや、関係大有りです。むしろ「自分の失敗を振り返る」ことより本を読み続ける原動力なんてないんじゃないかと個人的には思います。総合しても、自分が本を読み始めた理由・読み続けられる理由に最も強く影響を与えたので、第1位にしました。

なぜこれが第1位であるかというと「あの時もっと〇〇できたんじゃないか」という強い後悔の気持ちを持つことができるからです。

自分は、高校の部活動で陸上(長距離走・競歩)をしていました。小学・中学時代は、体力テストはC,D判定の絶望的な運動音痴だったので、周りの身体能力に比べて自分が劣っていると、精神的に腐っていた時期がありました。大学でも、精神的に参っている時が数回ありました。そういうような経験を改めて思い出すことで「もっと本を読んで次のアクションを起こすべきだった」という後悔の念を今でもものすごく感じます。

部活動でなくても、受験勉強中に周りと比べて自分の成績が伸びない状態で「なぜ自分だけ成績が伸びないんだ」と一人で悩み続けることや、就職活動で、なかなか内定がもらえないまま「自分に必要とされていない。どうすればいいんだ。」と自暴自棄になってしまうことでも同じことが言えるかと思います。

こんなに大きい失敗でなくても「友達との飲み会で死ぬほど滑った」「プレゼンで死ぬほど質問攻めを喰らって何も答えられなかった」などもこの話に該当します。

失敗・後悔は強烈な疑問の種になります。最もダイレクトに知りたいことを教えてくれるツールです。失敗を振り返って後悔の気持ちを思い出すと「なんで自分は人前で話せないんだろう」「なんで成績が伸びないんだろう。どうすればいいんだ」「もっと自分の言葉を面白くするにはどうすれば良いんだ」という疑問が湧いてきます。そして疑問が沸いたら本屋に直行・もしくはAmazonポチ夫になります。

そうして、失敗に対して本を読む→ちょっと本で学んだことを自分なりに取り入れてみる→うまく行ったり行かなかったりするというサイクルがあれば、自分がちょっと進歩したなという気持ちを持つことができます。「何もしないよりはマシかな」「今、本を読んでないことがものすごく回り道をしている行為だな」という感覚が湧いてきます。本を読まなくなるという選択肢はいやでも避けるようになります。これは圧倒的に一位です。

以上でランキング終了です!お疲れ様でした!最後に復習を用意しました。

最後に

長くなってしまいましたが、本を今まで読むクセがなかった人向けに本を読む習慣をつけるというテーマでnoteを書かせていただきました。自分もまだ勉強中なので、コメントにいろいろアドバイスよろしくお願いいたします!(いいねもすごく嬉しいです!)

最近Kindleにも移行しているのですが、体験してもどの文献をみても、紙と電子書籍のメリットとデメリットは均衡しているのでしばらくは両刀で行こうとしています。

もちろん、本で書いてあることがそのまま現実でうまくいくわけではないですが、本を読んで先人にアドバイスをもらいながら、自分の行動を修正していくことはクヨクヨ悩むことよりも遥かに優れているかと思います。

まとめ
今回は、自分のような読書のできなかった人間が読書ができるようになるために試して良かった方法をランキング形式で発表しました。読んでいただきありがとうございました!

第5位 「何も考えずにお金を注ぎ込む」
第4位 「楽しくなかったら読むことやめる / 読み飛ばす」
第3位 「疑問を作る」
第2位 「ひたすら書きまくる」
第1位 「自分のこれまでの失敗を振り返る」

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