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vol.6 運動神経が悪い?

こんにちは!サッカームーブメントデザイナー清水智充(ともち)です!

vol.5では、赤ちゃんの発育発達のお話をさせていただきましたが、今回は赤ちゃんが立って歩き出した、そのあとの話をします。

小学生くらいのお子さんを持つ親御さんの言葉で、

うちの子、運動神経悪くて、、、

姿勢も悪いし、体がかたいんです…などなど

よく耳にします。

では、なぜそのようなことが、言われるようになったのか、

あくまで私の考えですが、それは、

環境の変化

にあります!

・運動発達

vol.5でお話ししたように、赤ちゃんは、与えられた環境のなかで、約一年で立ち歩くために必要な身体機能を身につけます。これを運動発達といいます。

・運動学習

赤ちゃんが立ち、歩くけるようになると行動の範囲が広がり、家の中だけでなく、外遊びも増え、いろいろな遊びを経験、体験します。その遊びの中で、体の動きを身につけます。これを運動学習といいます。(走る、飛ぶ、投げる、登る、蹴る、など)

しかし、時代とともに環境が、生活様式が変化してきました。畳の生活から椅子の生活、和式トイレから様式トイレ、外遊びが減り室内遊びに、インターネットの普及により家に居ても、情報が収集できたり買い物ができたり、他にまだまだありますが、人はからだを動かさなくても、生活に不自由することがなくなってきました。

しかし、その代償として、子供においては、望ましい運動発達、運動学習が成されなくなりました。

運動発達、運動学習で身についたものは、スポーツをする上での土台になります。近年、スポーツの専門性の低年齢化が進んでいますが、望ましい運動発達、運動学習がないまま幼い頃から特定のスポーツだけを行う、これは姿勢の悪さや、ケガの原因になりますし、将来を考えたとき、技術向上が望めない、いわゆる伸びしろがない、という状態をつくります。

運動発達(立ち歩くまで)の段階で身につけた体幹の機能を駆使して、運動学習の段階で多様な動きを体験する。具体的には肩甲骨、脊柱、骨盤、股関節を最大限使うこと。

今回の記事の冒頭にあった、

うちの子、運動神経が悪いんです、ってことば、いわゆる運動神経ってものの良し悪しは、運動体験の量で決まると思います。立って歩けるようになってから、どれだけ体を動かして遊び、多様な動きを経験、体験したか、肩甲骨、脊柱、骨盤、股関節を使う動きをしたかです。

うちの子、運動神経悪くて、、、と諦めている親御さんがいたら、

そんな風に思わないで!

と言いたいです。今からでも遅くないから、多様な運動体験をさせてあげれば、大丈夫です。

子供たちの本質は変わっていません。コロナの時代に我々トレーナーが、大人が、社会が考えなければならないこと、

それは、

子供たちの未来が健やかであるためにどうすべきか!

続く










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