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建設業の社長に「社長になるために必要なこと」を学んできた

「学ぶ」ことは「まねぶ」こと。成功者から「まねぶ」ことで、自分自身のさらなる成長に活かす事ができる。

はじめに

fcamです。
この記事を読んでくださり、ありがとうございます。

まだこの記事を読まれていない方は、先にこちらを読んでいただけると幸いです。

さて、読者の皆様は「社長」と話をしたことがございますでしょうか。

自分がいずれ社長になりたいと思う人もそうでない人も、経営者として、また会社の代表・責任者として数十年業績を上げてきた人物の考え方から得られる考え方というものは学ぶべきことが詰まっています。

先日、ちょうど建設業の社長と話す機会がありましたので、備忘録としてこの記事にまとめます。

ご興味がある方は最後までご覧ください。

もし読者の中に
・いずれ自分の会社を持ちたい。
・社長の考え方について学びたい。
・上司や先輩としてどのような人であるべきか知りたい。

このような考えをお持ちの方がいれば、この記事は役に立つはずです。

この記事では
・社長になるために必要なこと。
・会社の代表・責任者としての人間としての考え方。
・社会人として身につけておくべき知識・習慣。

これらについてまとめていきます。

今回はあくまで「その社長から聞いた話と、その話を聞いて僕が重要だと感じたこと」をまとめた記事となっており、研究や調査等の明確なエビデンスがあるものではないことをご承知おきください。

この記事を読み
・いずれ社長になりたい。
・人間として成長したい。
・仕事人としての自分に自信がない。
・社長の思想を学びたいけどセミナーとかは高額で本当に役に立つかわからないものもあるからなるべく避けたい。

こんな考えを持つ読者のために
・理想の社会人として、社長としての考え方を理解する。
・考え方や過ごし方を変え、自分を変える準備を整える。
・勉強以外で自分を成長させる方法を理解する。

これら目的に合わせてこの記事を活用してください。

※補足

僕もいずれは社長になるかもしれません。

もちろん今の職場に不満はなく、今の職場から抜け出すためにさっさと転職してやりたいと考えているわけではありません。

しかし数年後、経験をさらに積み上げた自分が社長になりたいと思った時に全くの準備がない状態だと時間がかかりすぎると感じ、社長と話す機会を自ら作り出向きました。

想像以上に得るものがあり、会話の一つひとつに自分との明確な差を直感する機会もまた貴重でした。

普段通うウイスキーバーでも経営者複数名と話す機会はありましたが、同業の社長かつ素面の状態で話すことはなかったため、大変貴重な経験をしたと素直に受け止めています。

余談はここまでにして、早速本題に入っていきます。

※この記事は「社長の思想について学ぶ人」向けの記事です。
※10分程度を目安に時間を頂戴します。

会社は社長の質でスタイルが決まる。

当然ですが、会社は社長の質で決まります。

ですがそれは社長が優秀である必要が必ずしもあるというわけではありません。

どんな社長が正解、こんな社長は不正解ということではなく、社長の性格・性質に伴い会社のスタイルが形成されているというわけです。

つまり自分が何のために社長になり、どんなスタイルの社長を演じるのか、自分を変えていくのかによってそれを見た部下に影響を与え、会社のスタイルが形成されていきます。

・優秀な部下をまとめる力を有する統率上手な社長。
・社長自信が優秀で、部下に尊敬され先導していく社長。
・部下がサポート、努力しなければ会社が回らない一見だらしのない社長。

これら全て、日本社会に存在する社長の形です。

つまりどんな人でも社長になり得るということです。

社長だからここまで優秀でなければならないという決まりはなく、社長の質(言い換えるならば性格や人間性、懐の規模など)によって会社のスタイルが決まります。

前提はここまでとして、具体的に教わったことの中から特に印象深いものを紹介していきます。

1.他人を信じないこと

なぜ君は社長になる準備をしているんだ?
なぜ君は社長になりたいと思ったんだ?
君は社長になってどんなことをしたいんだ?

本気の目で質問を投げかけられ、一瞬息が詰まったことを今でも思い出します。

僕の理想とする社長とは、仲間と共に会社を成長させ大きい規模の事業に携われるような実力のある会社を自らの手で作り上げる人物であり、信頼され、頼られ、自分についてきてよかったと思われるような像を(妄想に近い)想像をしていたところでした。

・・・甘いよ。と一言。

まあそうでしょう。自分でもわかっていました。

その甘さを再認識し、今後どのように成長する必要があるかを聞くために来たのですから、この考え方が未熟なことなんて重々承知していました。

ただ、話を聞くとその社長が言いたいことはそこではないらしい。

理想を持つことは素晴らしい。現に若くして野望を持っている人も中々いない。社長の考えを聞きたいが故に自ら行動し、君自身がこの機会を作ったその行動力も賞賛に値するものだと。

ただ、君の理想とする社長像を話したときの話し方には「仲間」に依存しすぎている印象がある。

・・・なるほど、確かに僕が会社を起こす想像をした時には必ず仲間の顔が思い浮かぶ。

その仲間がとある事象で僕の元を離れるかもしれないなんて予想はしていたはずなのに、どこかその仲間に「世話になろう」という甘い考えがあったのかもしれません。

それを見透かされたということです。

私はね、今まで数えきれないほど人に騙されてきたんだ。想像しているより遥かにね。

もちろん君がこれから社長になるとしたら私の時代とは経済も技術も異なる。具体的な仕事の内容については乖離するだろうがこれだけは話しておきたい。

・・・世の中の人間はほぼ詐欺師だ。

その言葉の重みは、Googleで検索しただけでは決して知り得ない「経験からくる重み」でした。脳が痺れる感覚を今でも鮮明に思い出す事ができます。

さすが長年この業界で会社を守り続けてきた社長なだけある。そこらの言葉づらだけ綺麗に着飾っている人とは格が違います。

実感しました。「この方と話す機会を作れてよかった。」

2.遊び方を変えること

少し話題を変えよう。君は最近遊んでいるかい?

正直最近は仕事や予備校の準備、読書や勉強などやる事山積みでした。

友人と遊んだり、バーでウイスキーを飲み知らない人と話す機会とは少し距離を置いていました。

そのためnoteも中々更新できない状態が続き、詰め込みすぎか少し焦りがあったのかもしれません。

遊びも大切な仕事だ。遊びが出来ない人は社長にはなれないと私は思うんだ。なぜだと思う?

読者の皆様、わかりますか?

正直僕は頭に「?」が付いて離れませんでした。

例えば友達と旅行に行くとする。
・何人くらい誘うのか。
・目的は何か。
・予算はどのくらいか。
・どんな旅行ならどんな人が集まってくれるか。
・誰に何を任せるのか。(集金、交通手段等企画、スケジュール管理など)

ここでいう遊びとはただ何となく人と会うのではない。

・人を集める。
・計画する。
・実施してその結果を分析する。
・次の旅行ではどうすべきか、何に気をつけるべきかを活かす。

よくPDCAサイクルを回すというが、それを仕事以外でも行い日常にマネジメントする機会を散りばめることだと。

表現を選ばないとすると、社長とは将棋を指す棋士のようなものだ。従業員を駒としてどう有効に使うか、どのタイミングでどのコマを動かすかが非常に重要である。

その判断をするのは社長であり、ミスをするとその責任は社長に全て降りかかる。非常に重い責任が仕事以外の時間も常に自分の背後に着くと考えたほうがいい。

つまり、遊びをマネジメントすることから初め、人を遣う訓練を社長になるまでに身につけろということです。

なるほど、僕は今まで遊びは自分のための息抜き程度にしか捉えていなかった。

旅行も、飲み会も、一人バーに行きウイスキーを嗜むのも、人脈を広げマネジメントの訓練に使えるのか・・・。

※もちろん、遊びから人脈を広げていざ会社を立ち上げた時に協力関係になりうる人を増やすという目的もありますが、ここでは特に印象深かった「遊びをマネジメントする」ということを抜き取らせていただきました。

3.プライドを捨てること

君は自分が他の人より優れていると考えられることはあるだろうか、あるならば教えてほしい。

そう聞かれて咄嗟に頭に浮かんだことを2つ〜3つ程度口にしました。(ここでは恥ずかしくてとても書くことはできませんが。)

そうか、自分に自信があるということは素晴らしいことだ。

ありがとうございま・・・

ではそれを他人に悟られることのないよう隠し続けなさい。

・・・す。

やられた。この人は自分の話を相手の脳に刻み込む天才なのかもしれない。

失敗する社長の特徴としては、プライドを捨てきれていないことが挙げられるんだ。

何も媚び諂うことを強要しているわけではない。

相手への敬意を尊重し、自分はまだまだだと自覚を持ち続けることが大切であるということだ。

相手への敬意を忘れ天狗になっている社長というのは、必ずどこかで取り返しのつかない失敗をやらかすのだ、特に優秀な人がそうなるという印象を受ける。

失敗とは、何も自分がする失敗に収まらない。

取引先との認識の違い、部下のミスなども含まれる。

もちろん部下にも敬意を示すことが大切だ。部下が優秀が故に自分が社長であり続けられると本心で思っていなければ部下も付いてこない。

この人はどうせ自分がいなくても仕事ができるだろうという気持ちから、部下の仕事に対する士気も下がってしまう。

つまり前章と併せて解釈すると、人は信じ過ぎずとも敬意を忘れないことが必要になるということです。

難しい・・・成功している社長は常にこんなことを考えて対人関係を構成しているのか。

4.会話から相手の本質を探ること

君は先ほど信頼できる仲間がいると言ったね。

その人は職場の人?それとも取引先の人?

その人とはお酒の席で話したことはあるかい?

君は今その会社に勤め、そのネームブランドが上乗せされた状態でその人と関係を形成している。相手もまた同じだ。

その会社のネームブランドがなくなり個の状態になった時、果たして今現在の関係と全く変わらないことが想像できるだろうか。

私は先ほど世の中にいる人間はほぼ詐欺師と言ったね。それは社会に出ると人間は必ず自らの利益を優先してしまうからだ。

自分の利益のために、君が失敗したときに救うも切り捨てるもその人次第。

だから会社の今後に関わるような失敗はしてはいけないし、自分の会社が切り捨てられるほどの存在にはなってはならない。

だからこそ君の会社はもちろん君自身も失敗しない、失敗してもすぐ立ち直れる存在であり続けなければならないのだ。

そんな中、君自身の失敗ではないのに部下の大きすぎるミスや関係者の詐欺行為(言葉面は少し汚いが、ここでいう詐欺行為とは違法性でなく関係者の利益のために自らが損をすることを意味する。)によって自身や自社が傾くようなことはなるべく避けて通るべきだ。わかるね?

もちろん理解している。だが改めて言葉としてぶつけられると意識せずにはいられなくなる。

そこで、今後君には関係する人の建前上の「性格」と、その人の根本的思考である「性質」を見分けることを自然にできるようにする必要がある。

人間が発する言葉一つひとつに着眼することだ。私は人と話すとき相手の発言は「言玉(本来は言霊という表記)」をイメージしてその人の口から言葉が書かれた玉が出てくることを想像しながら話す習慣をつけている。現に君の口からも言玉が出ている想像をしながら会話している。

つまりその言葉はその人の会社の従事者としての建前上の発言なのか、その人自身を表す性質が見て取れる発言なのかを区別しながら会話をするということです。

それを常に自覚し、言葉を武器として使えるように自分の発言には常に注意を払う意識を持ち続けなければならないということです。

自分もそうだし、会話する相手ももちろんそう。

自分が発した言葉を相手がどう受け止めるかは相手次第。その言葉のやり取りから相手の本質を見抜き合う攻防が常に行われています。

社長になるという決断をいずれ下すのであれば、人の本質を見抜く力を養い続けなければならないということを覚悟の上で下すべきだ。

おわりに

いかがでしたか。

・いずれ社長になりたいと考えている人
・社長の思想を学びたい人
・人間として、社会人として成長したい人

僕と同じように考えている人のために、今回の貴重な機会を記事にして共有することにしました。

会って会話をすることと文章を読むだけでは実際に受ける印象が異なるとは思いますが、少しでも伝わるように工夫して表現させていただきました。

・考え方や過ごし方を変え、自分を変える準備を整える。
・勉強以外で自分を成長させる方法を理解する。
・理想の社会人として、社長としての考え方を理解する。

この記事がこれらの目的に少しでも役立つことができれば幸いです。

今回は社長から学ぶことができた内容を抽出して記事を作成しました。

実際はこれらより穏やかな会話もあり、笑いが絶えないような良い話の場でした。

備忘録として重要な部分のみを抜き取るとただお説教を聞かされただけという印象を持つ読者がいるかもしれません。

しかし、ただの会社員であるまだまだ小さい自分にここまで重みのある話をしていただけたことはとても貴重であり、別れ際には「またいつでも来なさい」という言葉をいただきました。

自分がいずれ社長になるにしろこのまま会社員のままでいるにしろ、今回の経験からまた一つ成長できる気がしました。

ぜひ読者の皆様も僕と一緒にさらなる成長に結びつくよう日々努力していきましょう。

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