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色々と経験を積んだ方が最終的にお得かと…

結果的にどうなのだろう

少し古い記事ですが、新卒でITベンチャーに入って後悔しているという記事…

ITベンチャーに限らず、最近は年収制度にして最初から退職金なしのところも多いですね。企業としても退職処理の簡素化含め、手数というか工程というか色々省きたいというのが目論見のようです。

今、わたしが働いているところも退職金なしの年収だけで、その年収を月数12とボーナス2月分の計14で割ったものを毎月支給されるのみ…

丁度転職して2ヶ月経過しましたが、中堅コンサルの利益や存続関係については入社1月でほぼ理解しました。全従業員が200名程度なので小回りが効くところがありますが、デメリットは案件に即したコンサルの人数やスキルが圧倒的に足りないところかな~♬

もう一つは、本当にその企業の課題に向き合ったことをしているのか疑問なところ。
本当はそのクライアントさんがその課題を克服して自走できるような仕組みや方法などを提案するなり伴走支援するなり、色々とサポートできると思うのですが、本質はどうでもいいので、その一部の依頼された部分最適だけで済ませて利益を稼ごう的な人が上司にいるので、会社としてもある程度は利益重視で大きくなっても、それから先は伸びないことが既にわかってしまった感覚です。

プリセールス等もありますが、クライアントの希望に合致しなくても、人手が足りないので利用する感じなので、コンサル全体の質は下がっていることが直視できますね…

前職で、そこそこ有名な大手コンサルさんがまったく駄目だった案件を経験しているので、ここまで酷くなっているとは正直思わなかったですね~♬ 新しく打ち出すようなソリューションも予め準備して、これでOKという太鼓判をおされてリリースするんじゃなくて、その用意もなく、最初は依頼があった企業に寄り添って伴走支援しながら一緒に課題解決しましょうのニュアンスなので、個人的には舐めきった対応でソリューションの周知をする商売が成り立つのか疑問に感じたところ…

むしろ現代の舐めきったコンサルと一線を画して、クライアントの課題の本質まで踏み込むようなコンサルの領域を日本に作ったほうが、本当にクライアントのためになりますね…

もともと独立する予定だったので、とりあえず今ご提案している案件が、ほぼほぼ受託されそうなので、その案件を本年末までは関わるつもりで、年が開けたら独立する感じで進めるかな~♬

記事に戻ろうと思ったら…

さて、記事に戻リますが、わたし自身は大きな特殊法人に長く勤務して、その後、ある地方自治体で勤務しましたので、大きな組織しか経験がありませんでした。

ただ、今になって思うと、特殊法人時代に当然副業は認められていませんが、MBAや学位をもっていたため研究者や専門家として無償で活動する分は、この特殊法人の名称が表に出ないという前提でOKであるとの確約を頂いたので、無償の社会貢献活動として色々と経験しました。

当時の本職には週に1回徹宵夜勤があり、朝の10時の朝会を終わると、眠いのですが日中がまるまる活動できるのと、線表勤務であり休日・付加休日が平日になるため、その無償の社会貢献活動の時間に充てることができました。

最初は経営倫理の研究のために、企業のコンプライアンス関係の人とアポイントをとってインタビュー形式の質的研究を行っていたのですが、その途中で、雑談の延長線上で経営戦略などを含めたエグゼクティブ・コーチングに発展していきました。途中で経営学に加え情報学の学位も取得したので、それに関係するご提言などエグゼクティブ・コーチングと言いながら、その社の実情と対応方法その他色々と役員の方々とのつながりをもっていました。

その他、ビジネススクールの講師や某機構の講師、Eラーニング教材など色々とかかわらせていただいたことが、自分への無償への投資になったと思ってます。

これらの活動無く、前々職にいたら、今でもその特殊法人にぶら下がっていたかも知れず、最近よく聞く「働かないおじさん」に変化していたかも…と思うとゾッとします♬

にゃんと…

今度こそ記事に戻ります…

記事に戻ろうと思ったら、話が脱線したので、今度こそ記事に戻ります。
個人的に大きな組織を経験すると、それなりに経験によっては発言権が大きくなったり一目置かれる存在になり得たりしますが、それでも一部の特異分野のベテランという感じなので、それが他でも役立つ技量なのかという点では大いに疑問を感じます。

また大きな組織では定期的な異動がありますから、その組織の色々な職務は経験できますが、逆に専門的なところまでには行き着かないところがあります。さらに中途半端に管理職になると、部下の勤務管理はできても肝心なマネージが「?」の人や、そもそも意思決定できない人だったりもしますね… それはさておき、一般職の時はスペシャリストな技量をもっていた人たちが管理職になり、現場に口は出すけれど、言ってる内容が過去の武勇伝や自己自慢、その割に最新の知識に疎かったりで、飽きられている人も多数いました… まだプレイング・マネージャーの人の方が他でも潰しが効く感じはしますが…

そんな前々職でも、ほぼエンジニアとしてやることはやったし、給与も57歳で当時は25%減になると聞いていたこともあって(実際は20%減だったとか…)、55歳頃から大学教員あたりを探していたのですが、公募はしていても既に決まっている状態で、言い訳的に公募にしている大学も相当あったり、その公募の条件(博士学位必須など)と、その後採用された人が全く異なっていたりしたので、この方向性は辞めることにしました。

たまたま、ある自治体がDX推進を掲げて人材募集しているという情報があったので、それに応募して、前職に転職した次第です。そこで集まってきた人たちは、背景も様々で転職経験が多かったり、わたしの知らない技術分野も多く経験されていたりで、自分にとっては良い刺激を受けました。

記事では、入社8年で退職金もなく、休みも少なく後悔しているという内容でしたが、むしろITベンチャーを経験しているからこそ、そこから世の中をみる視点・観点を得られたと感じると、今後のキャリア形成で後悔よりもプラスに働くことが多いように予見します。

大きな組織だと、その組織名の知名度と職の安定性にかまけてしまい、自分なりの学習をする意欲のある従業員は少なく、年功序列にあぐらをかいた管理職や上司も多くて、刺激の足りない、そして自分の数年~十年程度の行き着く先が容易に想像できるので、未来にポジティブに眼を向ける人も少なくなっている感じがするもので… 結果的に社内政治の中で動いていて、定年を迎える頃に肩書が急になくなると抜け殻状態になる人も多いですね…

その点で、記事の30歳での強烈な後悔は、全く後悔するにあたらないかと思います。そこまで自分なりに努力をしても、世の中でそのITベンチャーが評価されていくまでには時間がかかるものだという経験は、大きな組織では決してできない貴重な体験です。

それを知っているからこそ、今後転職される組織の中で、いきいきと仕事をすることができるのではないかと推測します。むしろ大きな組織にいると、手厚い従業員への対応が当たり前になりすぎていて、そのまま組織に居続けると、定年後に自分では何もできない苦情ばかりを吐くオヤジになるだけかと…

わたしは早期定年で前々職を辞めて、その後2回の転職を経験中ですが、それぞれの組織の違いが良くわかって、むしろその違いを楽しんでいます。わたしも50代の後半ですが、未だに現職よりも年収が上がるアプローチを頂いていますので、ベテラン層の転職が難しいとは全く思わない状態になりました。むしろ30歳代で学位を目指したり、無償の社会貢献活動をしたりしたことが、今の生活を助けていると感じています。

現在わたしは前々職から前職に転職する数日前に肺腺癌の宣告を受け、前職に所属中に右肺上葉切除手術や点滴による抗がん剤治療などを経験して現在は分子標的薬タグリッソのお陰で延命していると思うのですが、そんなわたしでも、本年1月中旬に現所属に転職したにも関わらず、未だに転職のお誘いが飛び込んでいる状態です。たまたま世の中にサイバーセキュリティの専門家が不足している時期に合致しているからとも言えますが、やる気があれば選択肢はまだまだ残されているなと感じています。

個人的には、学習や経験は将来の可能性を広げる、もしくは維持することに繋がると思っています。わたしの場合は高校を卒業して社会人になりましたが、もしそのまま現在に至っていれば、将来の可能性はかなり狭まっていたのだと思います、紆余曲折あったにせよ、自分で大学や大学院で学んだことや本業での仕事に熱中したこと、また無償の社会貢献活動が自分の未来を開いてきたことを考えると、30歳からの選択肢でその後の人生は大きく変化すると思います。

落胆する暇があるのなら、未来を見据えて自分のボンクラな頭に投資すべき、そうボンクラな頭を持った者から提言させていただきたいなと思います。

社会への還元

わたし自身は、もう残りの人生が少ないと感じているので、後は自分が学んだことや経験知識を社会に全て還元してから虹の橋を渡ってみたいと思っています。

ということで、これからしばらくは生き急いでいる感じで、ワクワク感重視で自分自身の意思決定をしたいと考えています。多少は周りを振り回すことになるかも知れないけれど、まあ癌を患えば人生の優先順位は大きく変わるもの… 今の若い人たちが素敵な人生を歩んでいけるように、まだまだおじさんは協力していきますよ…

ということで、30歳代はまだまだこれからです。皆さんの未来が輝けるものでありますように…

…あっ、足元に虹が………………
…最近は虹の橋も歩く歩道みたいになってるんだね~♬ ほう、どうよ…

ある時は三毛猫に、ある時はスコティッシュフォールド、またある時はマンチカン…
でも実はわたしを虹の橋におびき寄せる猫天使だったりする…

パトラッシュ、おまえは飛べるのか~♬ 「にゃにゃ〜ん♪」

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