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医療用帽子をかぶる意味 〜化学療法(抗癌剤治療2サイクル第2週)〜(2023年3月11日)

医療用帽子デビュー

今週、とうとう医療用の帽子デビューを果たしました。帽子の色も目立たないように黒を選択しました。

わたしが肺癌であることを知っている職場だと、みなさん気遣ってくれていて、あまり気にされていない様子だけど、階の違うフロアで作業していると、やはりチラホラと目線を帽子に向けてくる人も散見…

まあ、室内で帽子をかぶっているなんて、なんて常識のない奴なんだとでも
思っているのかも…

わたしも自分が癌じゃなかったら、初見ではそう思うかも知れません。

それでも昨今は色々なファッションが流行っているのか、あまり抵抗感を抱かずに自宅から職場、職場の中、駅前のスーパー他で、帽子をかぶったままでも、さして注意もされずに過ごしていけてることに安心しました…

帽子をかぶるのは…

さて、では自分は何故帽子をかぶっているのかという点ですが、もちろん化学療法(抗癌剤治療)の副作用で抜け毛が進行しているからなのですが、その解釈も実は2つの意味があるのです…

ひとつは、抜毛が多くなり、特に頭頂部から剥げてきて、その部分を見られるのが恥ずかしいということ。でも、これはわたしが帽子を絶対使用しないといけないという思いにいたる第一の理由では実は無いのです。

個人的には抗癌剤治療のありのままを観ていただく方が良いので、頭が剥げようと、落武者状態のザンバラ髪になろうと、帽子なしでも構わないと思っています。

もうひとつの理由、実はこの理由があるからこそ、医療用帽子をかぶることを決断した次第です。

それは、ところ構わず抜け毛が落ちることです。

自宅のお風呂の洗髪時に髪の毛が排水溝側に流れて網に引っかかったり、洗面所でドライヤーかけている時に抜けるのは許容できるのですが、それ以外で多く抜けてしまうのが嫌なのです。

例えば、仕事中にわたしが隣りに居て、例えばトイレに行っている時に、わたしの座っていた周辺や机の上に抜けた髪の毛が山ほどあったら、「うわ~、何これ!」って思うでしょうし、中には「抜け毛がこんなにあると、汚い!」って不快に思う人も多いかと…

同様に、電車に座っていて隣の人の髪の毛が、肩に沢山落ちていたりしたら、やっぱり気持ちとしてひきますよね~♫

個人的には、このような不快な気持ちが自分の周りで発生することの方が嫌なので、帽子をかぶることにしました。

周りの快適な環境を壊すほど、自分はワガママでは無いので、抗癌剤の副作用で脱毛が無くなるまでは帽子をかぶっておこうと思っているのが今のわたしです。

まあ、帽子をかぶる第1の理由がそれなので、実は自宅でも医療用帽子をかぶっていたりします…

新たな癖…

別の話題になりますが、入院している時から朝夕の体温と血圧を測るのが重要なことを理解したので、以来、体温だけは欠かさず朝と晩に測っています…

そして、とうとうこれも購入…

わたしの場合、最初に血圧を測ると、かなり高めな数値が出て、その後2回め、3回めと測ると低くなっていく傾向があるんですよね~♫

取り敢えず、習慣化できるときにやっておこうかと…

黒からグレーへ

話題をもとに戻して、今週の帽子デビューは、帽子の色も目立たないように黒を選択したけど、今のところは黒系とグレーしか色のバリエーションは持ってません。

黒はあまり抵抗感なく使用できましたので、徐々にグレーも使っていこうかと思っています。

現在、医療用帽子は6つ購入しています。これで十分だと思うけど、1000円に満たない安い帽子も追加で購入して、職場に2つ、カバンに1つ予備を持つことにしました。

やがて医療用帽子が要らなくなったら、何かに流用できるかな~♫
考えよう… 「にゃ~♫」
パトラッシュ、お前、帽子が欲しいのか? 「にゃにゃ!」

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