僕ら新世界のオープニング・アクター

いつか来ることは分かってたけど、それでもまだまだこれからも続いていくんだと信じてやまなかった。今日のその時までは。

V6が今年の11/1に解散する。
1ファンでもある私は、そんな悪い冗談やめてくれよ、とか、いくら夢見が悪いからってこれは史上最悪すぎるわ、と信じようとしなかった。
しかし、事務所からの文書を読んで、あぁこれは現実なんだ、数年前の解散報道が現実になってしまったんだと落胆し、しばらく携帯持ったまま、放心状態だった。
決まった(決めた)ことなんだと、よっぽどのことがないと撤回はないんだと。
しかし、実感は未だに湧かない。

6人と私達ファンにとって、V6とは「青春」だったのかもしれない。
「6人」で並ぶ姿も
「6人」で歌う所も
「6人」で踊る所も
「6人」で笑い合う所も
もう今年で見納めになる。
「6人」揃う所が見れないのが、ただたださみしいだけ。
「6人」揃えばマジヤバいけど、この「6人」だからこそ見れた輝かしい景色がたくさんあったから、マジヤバいのだ。

運命的であってもなくても、出会いがあれば、別れもあることは最早運命だ。
昨年25周年を迎え、さぁここからまた、という時に解散宣言したのは、私達には辛くても、彼らにとっては、「新たな道を切り拓いていく」という意味では、良かったことなのだろう。
誰が悪い訳じゃない。責められる訳もないから、何も言えないのだ。

でも、これからも6人は、道を分かつとも、今いる世界で生き続けていく訳なんだから、しあわせであれば、それで良いのかもしれない。
それが彼らの「幸福のための選択」ならば。
バラバラになるだけで、今年のデビュー日以降は、「再会を目指して歩んでい」ってほしいが、退所者も出てる以上、難しいのだろう。
「6人」であってほしい、ただそれだけだった。

前の記事の話ではないが、彼らのみならず私の推しは、私にとっては「忘れられない」人達だ。
今の「私」を作り上げ、私の視野を広げてくれた大切な大切な人達。
忘れられないまま、おもいでとともに前に進めば良い。
出会いともらったたくさんの大きな愛に、感謝しながら。
思い出すことも、話をして笑い合うことも、曲を聴くことも、映像を見ることも、応援することも、これまで通りに。

彼らとの縁もだが、V6関係で出会った人達との縁も終わらない。
だから、「なかったこと」として、記憶を抹消したり、忘却の彼方に葬らないでほしい。
頭でそう分かっていても、未だに走り続ける衝撃の強さと胸が締め付けられるようなしんどさに実際に行動には移れない自分がいた。

後悔があるとしたら、もう少し早く戻ってくれば良かったこと、FC入ろうと思ってたのに入らず終わってしまうこと、そして生で見たのが、一昨年に行われたトニセンの舞台だけということ。
ただ、タイムリミットは、1年もないのだ。
こんな状況なので、「6人」を生で見ることは、もうないかもしれないのだ。
とりあえず、最初で最後の手紙を送ることに決めているのだが、早すぎる「サヨナラ」の宣告に、私は何を言えば良い?
今も言葉に迷いながら、この記事を書いている。

離れた時期があったとしても、目を輝かせて彼らに捧げた愛は、何処からどう見ても紛い物でもなく、何物にも代えがたい物だ。
これからもそれは続いていくのだから、出会いに後悔はなかった。
この記事を拝読しているあなたにとってもそうではないだろうか。
はじめてハマった男性アイドル達だが、こんなに素晴らしい男性アイドルを私は他に知らない。

彼らは、次のステージに進む。
私達には、旅路を送り出す義務がある。
感謝を伝え、次のステージにたくさんのしあわせと光があることを願いながら。






解散まで、あと233日、もう233日。