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嘆きの母

 今日は時間があるので、頭の中にあるもやもやしたものを書こうと思う。
 私が一番嫌いなことは、嫌な、悲惨なとか、苦しい現状をただ「嘆く」こと。打開策も考えようとしないで、ただただ「私はもうダメだ!」とか、「何でこうなったんだろう」とか、「世の中、生きてたってつまらない。早く死にたい。」とか、はっきり言ってやめてほしい。
 上記のように嘆くのが私の母親。
彼女は私を産む前から糖尿病を発症していて、お産で一気に目を悪くした。それに、私の父親は女遊びが激しく、しょっちゅう女で問題を起こし、母を困らせた。仕事も続かず、上司を殴ったりして解雇になり、転職を繰り返す有り様だった。挙げ句、父は資産家の女が出来てお金目当てでその女と一緒になり、父と母は離婚した。私が16歳の時だった。
 今まで、母が不幸だったことの苦しみは理解できるが、今現在に話を戻すと、私のことだ。私は今秋結婚して名古屋で暮らす。そのことについては母は喜んでいるが、私の仕事が、やりたい仕事に就いても、私の身体のハンデ(両足の関節機能障害)のせいで先方から断られたりして、中々続かない。もう一度事務の仕事に戻るためにも活動しているが、中々すぐには決まらない。それに、私は来月左目の白内障手術を控えているからそれ以降での仕事がしたい。
母はそれについても、「は〜ああ〜また一ヶ月遊ぶのかあ〜」等と嫌味たらしく言ってくる。
 仕方がないじゃないか。白内障のせいでパソコンがよく見えないんだもの。この状態で普通を装い働いて、ミスでもしたら、先方に迷惑をかけるし、そんな事をしたらまた切られてしまう。今度の仕事は経理補助だから、万全を期して働きたい。
 その事を母に話しても糠に釘。
 そんな母を婚約者のたけさんは、悪口一つ言わない。そんな私に母は、「働かないなら、早く名古屋に行っちまえ!」とか言う始末。あの人は何を考えているんだか、時々わからなくなる。かと言って、「あんたが居なくなったら私、どう生活すれば良いの?」と嘆いたり。コロコロ変わる。
 やっぱり見えない目のせいだろうか。
 昔からそうだった。江戸っ子特有のべらんめえだったし、せっかちで少し短気だし。
 知人たちは、「お母さんはこういうタイプなんだと、折り合いをつけたほうが良いよ。あおいさんは真面目だから、余計悩んじゃうんだよ」と言ってくれた。
 どなたか、40代前半の私と同世代の方で、親の悩みを持つ人はいますか?どう対処してますか?

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